【LOVE CARストーリー】ウナ丼/“チキンスキン・スタンドUP”は面白いクルマ! 初代フィアット・パンダでクルマの奥深さを知りました

ウナ丼/自動車系YouTuber。初代フィアット・パンダでクルマの奥深さを知り、さらにクルマLOVEに、ビートルやクラシックミニ、ルノー4など世界のベーシックカーを愛車にした経験の持ち主

ウナ丼/自動車系YouTuber。初代フィアット・パンダでクルマの奥深さを知り、さらにクルマLOVEに、ビートルやクラシックミニ、ルノー4など世界のベーシックカーを愛車にした経験の持ち主

運転している実感が湧くことがLOVEの絶対条件

 私の「LOVEなクルマ」の条件は、カタチを気に入るのは当然として、運転しているという実感が湧くことです。これは絶対に譲れません。それを確信したのは、4台めか5台目の愛車として購入した初代フィアット・パンダでした。パンダはキャブレター仕様の1リッターエンジンを搭載したベーシックカー。ちっとも速くはないのですが、どの速度域からも、アクセルを踏むと健気に反応してくれました。コーナリングでも、ステアリングを切った分だけ応えてくれる。シビック・タイプRのようにギュンギュンと切り込んでいくわけではないのに、すべてが楽しかった。クルマは奥深いと実感しました。

パンダ走り

 現在YouTuberとして活動していますが、私は、あくまで、この実感を大切にしています。映像を見ていただいて「ウナ丼の反応がいいな」と感じるクルマは、私にとっていいクルマ。私流の表現だと 「チキンスキン・スタンドUP(鳥肌が立つ)」は面白いクルマです。

 でもその面白さは定量化されていません。その意味では私の番組は厳密なクルマレビューではないかもしれません。食事でいえば主食ではなくおつまみ程度と認識してもらって構いません。「ウナ丼が感激しているから、いいクルマなんだな」と思っていただけると最高です。

 クルマは幼少期から大好きでした。小学生や中学生時代は、ゼロヨン加速のタイムや馬力に引かれました。その後、『カー・マガジン』や『Tipo』、『Navi』など趣味車を取り扱う雑誌に出会い、ラテンのクルマへの興味を深めました。

ルノー

 大学を卒業後、出版社に就職。クルマメディアに関わりましたが、担当したのはチューンアップ系やバイク系。自分の趣味の領域とは乖離していました。そこで忙しい中、自分が好きな分野の同人誌を自主編集。東京のリンドバーグさん(現在は代官山・蔦屋書店が継承)と愛知の高原書店さんで販売してもらいました。内容は、アバルトA112のラリー車を手がけていた有名チューナーの日本支店の話とか、ランチア・デルタ・インテグラーレのタイミングベルトを自分で交換するオーナーの苦労など、超マニアックでした。でも読者の反応は確実にあって勇気をもらいました。そこで思い切って独立。個人出版社を立ち上げ、その後、Youtuberとして活動をスタートさせました。

シティ

ミニ

 愛車はシティ・ターボⅡを皮切りに、相当数乗り継いでいます。私が感激した初代フィアット・パンダももちろんその1台。このクルマは中古車雑誌で見て、試乗もせずに29万円で購入。納車された当初は、片方のライトにバルブが入っていなかったり、シートのフレームが折れていたり、まさにボロボロでした。修理に相当お金がかかりました。でも乗ると本当に素晴らしい。愛読していた『Navi』や『Tipo』を信じてよかったと思いました。その後、ルノー5やフィアット124スパイダーに乗り換え、現在はクラシックミニなど5台を所有しています。私は中古車購入にまったく抵抗がないので、「2桁万円」で購入できるクルマばかりです。ちなみにパンダはその後、後輩から後輩に受け継がれ、現在でも現役。乗る誰もを虜にしています。

 私の番組は、最近「アウトバーンで200km/h出してみた」や「イタリアでフィアット500に乗ってみた」などの海外シリーズを展開しています。今後はモナコGPやル・マン24時間も見てみたい。クルマの紹介だけでなく、みんなが憧れている場所やイベントを体感して紹介していきたいですね。

86

 最後に、これからさらに愛されそうなクルマをお教えしましょう。それは先代のトヨタ86です。復活した86は、200㎰級のFRスポーツ。水平対向エンジンにより重心が低く、4シーターで荷物も積める。走りの実感に溢れ、普段使いからロングツーリングまでこなす万能選手です。そのポテンシャに対して、まだ正当に評価されていない現状だと思います。だから中古車価格はリーズナブル。まだプレミアムはついていません。86はフレンドリーな等身大のFRスポーツとして最高の相棒だと思います。皆んなが価値に気づく前に手に入れてください。

ウナ丼さん

【プロフィール】
ウナ丼(うなどん)/自動車系YouTuber。1994年、出版社・三栄書房(現・三栄)入社 、「オプション」に配属後、1997年より編集長に その後「モト・チャンプ」「新車王」編集長(この間2004年から「STRUT」という同人誌をこっそり販売)。 2006年、フリーランスライターに転身。自身で「エンスーCARガイド」という書籍シリーズを立ち上げ80タイトル刊行(全国書店・アマゾンにて販売)。2011年、刊行書籍/DVDの宣伝用としてYouTubeチャンネルを開設。タイトルは「ウナ丼_STRUT_エンスーCARガイド」。2017年、YouTube用コンテンツとして「車両紹介」をスタート。現在、専業YouTubeおじさんとして活動中。チャンネル登録者数は56万人、月間再生回数は約600万、総再生数は3億7000万回。

 

 

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