第2世代の日産キックスがe-POWER専用車種となって待望の日本発売。生産は日本の追浜工場で実施

日産のコンパクトSUVのキックスが第2世代に移行。力強く躍動的なエクステリアと高品質なインテリアを纏ったうえで、大幅に燃費を向上させた第3世代「e-POWER」や、モデル初搭載となる電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用し、日常からレジャーまで幅広いシーンで活躍する新世代のコンパクトSUVへと進化。カスタムカーのキックス「ROCK CREEK」も設定し、今夏に正式発表、今冬に発売するとアナウンス

 日産自動車は2026年6月18日、コンパクトSUVのキックスをフルモデルチェンジして発売した。

▲日産キックスG e-4ORCE 価格:428万8200円 全長4365×全幅1800×全高1610mm ホイールベース2655mm 車重1590kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.1km/リットル

▲日産キックスG e-4ORCE 価格:428万8200円 全長4365×全幅1800×全高1610mm ホイールベース2655mm 車重1590kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.1km/リットル

車種展開は以下の通り。

■2WDモデル

X シンプルパッケージ:299万9700円

X:325万9300円

X+:354万9700円

G:389万8400円

■4WDモデル

X e-4ORCEシンプルパッケージ:334万9500円

X e-4ORCE:359万9200円

X+ e-4ORCE:389万9500円

G e-4ORCE:428万8200円

▲日産キックスX 価格:325万9300円 全長4365×全幅1800×全高1615mm ホイールベース2655mm 車重1430kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.7km/リットル

▲日産キックスX 価格:325万9300円 全長4365×全幅1800×全高1615mm ホイールベース2655mm 車重1430kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.7km/リットル

 第2世代となる新型キックス(P16)は、力強く躍動的なエクステリアと高品質なインテリアを纏ったうえで、大幅に燃費を向上させた第3世代「e-POWER」や、モデル初搭載となる電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用して、日常からレジャーまで幅広いシーンで活躍する新世代のコンパクトSUVへと進化したことが特徴である。

 注目のパワートレインは、新開発の発電専用1.4リットルエンジンと、モーター/インバーター/発電機/減速機/増速機という5つの部品をモジュール化することにより軽量化および高効率化を果たした「5-in-1」システムを採用する第3世代のe-POWERを搭載する。システム自体は発電特化型のHR14DDe型1433cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(最高出力98ps/6000rpm、最大トルク11.7kg・m/6000rpm)+YM52型フロントモーター(最高出力105kW/4600~1万700rpm、最大トルク315Nm /0~2700rpm)+リチウムイオン電池で構成して前輪を駆動。特性としては、減速性能を各モードごとにチューニングし、アクセルをゆるめた際により自然でなめらかに減速して、揺れの少ない上質な乗り心地が楽しめるワンペダル感覚走行のe-Pedal Stepや、ロードノイズが大きい路面を検知してエンジン音を感じさせないように充電しつつ、なめらかな路面でのエンジン作動頻度を低減するクラス初の路面検知制御の採用などを実施する。燃費性能はWLTCモードでX系グレードが25.7km/リットル、Gグレードで23.4km/リットルを実現した。

▲「5-in-1」システムを採用する第3世代のe-POWERを搭載。システム自体は発電特化型のHR14DDe型1433cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(98ps/11.7kg・m)+YM52型フロントモーター(105kW/315Nm)+リチウムイオン電池で構成して前輪を駆動

▲「5-in-1」システムを採用する第3世代のe-POWERを搭載。システム自体は発電特化型のHR14DDe型1433cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(98ps/11.7kg・m)+YM52型フロントモーター(105kW/315Nm)+リチウムイオン電池で構成して前輪を駆動

▲減速性能を各モードごとにチューニングし、アクセルをゆるめた際により自然でなめらかに減速して、揺れの少ない上質な乗り心地が楽しめるワンペダル感覚走行のe-Pedal Stepを採用

▲減速性能を各モードごとにチューニングし、アクセルをゆるめた際により自然でなめらかに減速して、揺れの少ない上質な乗り心地が楽しめるワンペダル感覚走行のe-Pedal Stepを採用

▲ロードノイズが大きい路面を検知してエンジン音を感じさせないように充電しつつ、なめらかな路面でのエンジン作動頻度を低減するクラス初の路面検知制御を導入

▲ロードノイズが大きい路面を検知してエンジン音を感じさせないように充電しつつ、なめらかな路面でのエンジン作動頻度を低減するクラス初の路面検知制御を導入

 一方でe-4ORCEは、前述のe-POWERのユニットにMM48型リアモーター(最高出力50kW/ 3500~1万rpm、最大トルク140Nm/0~3300rpm)を組み合わせて4輪を駆動。トルクを向上させたモーターとブレーキを統合制御することで車両の挙動を自在にコントロールし、大きなカーブもスムースに安心して曲がれ、かつ運転の楽しさも感じることができるようにセッティングする。また、減速時に車両姿勢がフラットになるように前後モーターの回生ブレーキをコントロールして前後の揺れを抑え、上質で酔いにくい乗り心地を実現。さらに、前後のトルク配分やブレーキの作動などe-4ORCEの作動状況をリアルタイムで表示するe-4ORCEパフォーマンスディスプレイも装備した。燃費性能はWLTCモードでX系グレードが21.5km/リットル、Gグレードで20.1km/リットルを成し遂げている。

▲e-4ORCEは前述のe-POWERのユニットにMM48型リアモーター(50kW/140Nm)を組み合わせて4輪を駆動。トルクを向上させたモーターとブレーキを統合制御することで車両の挙動を自在にコントロールし、大きなカーブもスムースに安心して曲がれ、かつ運転の楽しさも感じることができる

▲e-4ORCEは前述のe-POWERのユニットにMM48型リアモーター(50kW/140Nm)を組み合わせて4輪を駆動。トルクを向上させたモーターとブレーキを統合制御することで車両の挙動を自在にコントロールし、大きなカーブもスムースに安心して曲がれ、かつ運転の楽しさも感じることができる

▲前後のトルク配分やブレーキの作動などe-4ORCEの作動状況をリアルタイムで表示するe-4ORCEパフォーマンスディスプレイを装備

▲前後のトルク配分やブレーキの作動などe-4ORCEの作動状況をリアルタイムで表示するe-4ORCEパフォーマンスディスプレイを装備

 シャシー面では、新設計のサスペンション(前マクファーソンストラット式/後トーションビーム式)に高剛性のボディを組み合わせて、コーナリング時の安定した走りと、路面の段差における揺れを抑えた快適な乗り心地を高次元で両立させる。また、キックスとして初採用となるSNOWモード(e-4ORCE のみ)をドライブモードに設定し、雪道をはじめとする低μ路の走行シーンで走行安定性の向上を果たした。

▲新設計のサスペンションに高剛性のボディを組み合わせて、コーナリング時の安定した走りと、路面の段差における揺れを抑えた快適な乗り心地を高次元で両立する

▲新設計のサスペンションに高剛性のボディを組み合わせて、コーナリング時の安定した走りと、路面の段差における揺れを抑えた快適な乗り心地を高次元で両立する

 エクステリアについては、先進的で大胆なスタイリングを採用し、力強く、かつアスリートのような存在感のある佇まいを創出する。アメリカンフットボールのヘルメットから着想を得たフロントフェイスには、特徴的なシグネチャーランプが目を引く、水平基調でワイドなグリルを配備。最上位のGグレードのバンパーなどの外装部品には上質な黒色グロス仕上げの塗装を施し、一方でXおよびX+、Xシンプルパッケージのフロントバンパーとサイドシル、リアバンパーにはスニーカーソールから着想を得たディンプル(ポリゴン)パターンを採用することで、遊び心のある個性を表現した。さらにリアセクションでは、特徴的な口の字型の黒いグラフィックと車幅いっぱいに配置したコンビネーションランプによりSUVらしいタフさと存在感を強調する。ボディサイズは従来のP15型比で75mm長く、40mm幅広く、10mm高く、ホイールベースが35mm長い全長4365×全幅1800×全高1610~1615mm/ホイールベース2655mmに設定。ボディカラーはe-POWERの先進性やクリーンさを表現したレゾナンスブルーにスーパーブラックを組み合わせた2トーンのほか、ピュアホワイトパール/スーパーブラック、ガーネットレッド/スーパーブラック、ダークメタルグレー/スーパーブラック、ピュアホワイトパール、オーロラフレアブルーパール、クリスタルブラウン、スーパーブラックという全9種類をラインアップした。

▲ボディサイズは従来のP15型比で75mm長く、40mm幅広く、10mm高く、ホイールベースが35mm長い全長4365×全幅1800×全高1610~1615mm/ホイールベース2655mmに設定

▲ボディサイズは従来のP15型比で75mm長く、40mm幅広く、10mm高く、ホイールベースが35mm長い全長4365×全幅1800×全高1610~1615mm/ホイールベース2655mmに設定

▲Gグレードはオートレベライザー付きLEDヘッドランプ/LEDアクセントランプ/LEDデイタイムランニングランプを採用

▲Gグレードはオートレベライザー付きLEDヘッドランプ/LEDアクセントランプ/LEDデイタイムランニングランプを採用

▲X系グレードはマニュアルレベライザー付きLEDヘッドランプを標準装備

▲X系グレードはマニュアルレベライザー付きLEDヘッドランプを標準装備

▲Gグレードはグロス仕上げのバンパーとサイドシルを配備

▲Gグレードはグロス仕上げのバンパーとサイドシルを配備

▲X系グレードはスニーカーソールパターン付マットブラック仕上げのバンパーとサイドシルを装着

▲X系グレードはスニーカーソールパターン付マットブラック仕上げのバンパーとサイドシルを装着

▲Gグレードは7.5J×19アルミホイール+225/45R19 92Wタイヤを装着

▲Gグレードは7.5J×19アルミホイール+225/45R19 92Wタイヤを装着

▲X系グレードは7.0J×17アルミホイール+215/60R17 96Hタイヤを組み込む

▲X系グレードは7.0J×17アルミホイール+215/60R17 96Hタイヤを組み込む

▲e-POWERの先進性やクリーンさを表現したレゾナンスブルーにスーパーブラックを組み合わせた2トーンのボディカラーを新設定

▲e-POWERの先進性やクリーンさを表現したレゾナンスブルーにスーパーブラックを組み合わせた2トーンのボディカラーを新設定

 内包するインテリアは、モダンで開放的な居心地の良い空間を目指して開発する。インストルメントパネルやセンターコンソール、ドアトリムには合皮やファブリック素材で仕立てたソフトマテリアルを採用し、上質さと触れた時の心地よさを追求。また、クラストップレベルのニールーム、ヘッドルーム、後席室内幅を確保するとともに、乗員の負担を軽減するゼログラビティーシートを前席に加えて後席左右にも配備した。さらに、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムと12.3インチのデュアルディスプレイを採用した統合型インターフェースディスプレイ(グレード別設定)や、デジタルタイプのエアコンスイッチ(グレード別設定)、インテリアの高品質感と直感的な操作性を向上させる。一方、ラゲッジスペースは2WDで476リットル(100V AC電源装着車は400リットル)、4WDで340リットルの容量を確保。また、インテリジェントキーを操作またはポケットやバッグに入れたままバックドアオープナースイッチに触れることで開けられるリモコンオートバックドアをグレード別で設定し、さらに1500Wで1時間連続使用できる100V AC電源をオプションで用意した。

▲Gグレードのインテリア。プレミアムファブリックのクロスフィニッシャーとゴールドのメタル調フィニッシャーを専用装備

▲Gグレードのインテリア。プレミアムファブリックのクロスフィニッシャーとゴールドのメタル調フィニッシャーを専用装備

▲Xグレードのインテリア。織物のクロスフィニッシャーとシルバーのメタル調フィニッシャーを採用

▲Xグレードのインテリア。織物のクロスフィニッシャーとシルバーのメタル調フィニッシャーを採用

▲Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムと12.3インチのデュアルディスプレイを採用した統合型インターフェースディスプレイを採用

▲Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムと12.3インチのデュアルディスプレイを採用した統合型インターフェースディスプレイを採用

▲デジタルタイプのエアコンスイッチを設定

▲デジタルタイプのエアコンスイッチを設定

▲乗員の負担を軽減するゼログラビティーシートを前後席に配備。Gグレードのシート表皮は合皮

▲乗員の負担を軽減するゼログラビティーシートを前後席に配備。Gグレードのシート表皮は合皮

▲X系グレードは織物/トリコット表皮のシートを装着

▲X系グレードは織物/トリコット表皮のシートを装着

▲ラゲッジスペースは2WDで476リットル(100V AC電源装着車は400リットル)、4WDで340リットルの容量を確保

▲ラゲッジスペースは2WDで476リットル(100V AC電源装着車は400リットル)、4WDで340リットルの容量を確保

▲1500Wで1時間連続使用できる100V AC電源をオプションで用意

▲1500Wで1時間連続使用できる100V AC電源をオプションで用意

 先進安全運転支援システムに関しては、360°セーフティーアシストのもと、引き続きプロパイロットを全車標準装備するとともに、新たにフロントワイドビュー、インビジブルフードビュー、3Dビュー機能を組み込んだインテリジェントアラウンドビューモニターを採用。見通しの悪い交差点やフードで隠れた路面などの死角を可視化することでドライバーの視界をサポートし、運転時のストレスを低減する。また、インテリジェントエマージェンシーブレーキは認識性能の向上により交差点での歩行者や対向車、交差車両の検知性能を高めることで、衝突回避を支援。さらに、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)&BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)を新たに採用し、後側方の安全支援を強化した。

▲360°セーフティーアシストのもと、引き続きプロパイロットを全車に標準装備

▲360°セーフティーアシストのもと、引き続きプロパイロットを全車に標準装備

▲フロントワイドビュー、インビジブルフードビュー、3Dビュー機能を組み込んだインテリジェントアラウンドビューモニターを新採用

▲フロントワイドビュー、インビジブルフードビュー、3Dビュー機能を組み込んだインテリジェントアラウンドビューモニターを新採用

 新型キックスには、傘下の日産モータースポーツ&カスタマイズが手がけるカスタムカーの「ROCK CREEK」もラインアップし、今夏に正式発表、今冬に発売すると予告する。

 キックスROCK CREEKは、専用の内外装パーツや防水シートなどを装備し、アウトドアイメージを強調したモデル。エクステリアにはブラックを基調に、ROCK CREEK専用の3スロットシルバーを施したフロントグリル、溶岩をイメージした「ラバレッド」のアクセントを配した専用のフロントプロテクター、専用デザインのアルミホイールなどを採用。一方でインテリアは全体をブラック基調でコーディネートし、アウトドアなどでシーンを選ばずに便利に使用できる防水シートを装備したほか、シート、ドアトリム、インストパッド、ステアリングなど随所にラバレッドのアクセントを施す。車種展開は2WD車と4WD(e-4ORCE)車ともに設定予定で、車両価格は2WD車が約400万円~、4WD車が約430万円~となる見込みだ。

▲新型キックスにはカスタムカーの「ROCK CREEK」もラインアップし、今夏に正式発表、今冬に発売すると予告。エクステリアにはブラックを基調に、ROCK CREEK専用の3スロットシルバーを施したフロントグリル、溶岩をイメージした「ラバレッド」のアクセントを配した専用のフロントプロテクター、専用デザインのアルミホイールなどを採用

▲新型キックスにはカスタムカーの「ROCK CREEK」もラインアップし、今夏に正式発表、今冬に発売すると予告。エクステリアにはブラックを基調に、ROCK CREEK専用の3スロットシルバーを施したフロントグリル、溶岩をイメージした「ラバレッド」のアクセントを配した専用のフロントプロテクター、専用デザインのアルミホイールなどを採用

▲インテリアは全体をブラック基調でコーディネート。シート、ドアトリム、インストパッド、ステアリングなど随所にラバレッドのアクセントを施す

▲インテリアは全体をブラック基調でコーディネート。シート、ドアトリム、インストパッド、ステアリングなど随所にラバレッドのアクセントを施す

 なお、新型キックスの生産は神奈川県横須賀市に居を構える日産の追浜工場が担当。同工場は2027年度末での車両生産終了が決定しているため、今後は段階的に日産自動車九州(福岡県苅田町)に移管される予定である。

 

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