マツダが人気クロスオーバーSUV「CX-5」の新型を発売。“新世代エモーショナル・デイリーコンフォート”を開発コンセプトに、魂動デザインや人馬一体の走りの継承・深化、パッケージとライドコンフォートの改善、最新のHMI/コネクティビティ/ADASの採用などを実施。基本骨格には新世代の電子プラットフォーム「MAZDA E/E ARCHITECTURE+」を採用し、パワートレインにはマイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」を組み込んだe-SKYACTIV G 2.5を搭載。車種展開は上位よりL、G、Sの3グレードで構成し、各グレードで2WDと4WDの選択が可能
マツダは2026年5月21日、人気クロスオーバーSUV「CX-5」の新型を発売した。

▲マツダCX-5 e-SKYACTIV G 2.5 L(4WD) 価格:430万6500円 全長4690×全幅1860×全高1695mm ホイールベース2815mm 車重1740kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.2km/リットル
車種展開は以下の通り。
e-SKYACTIV G 2.5 S:2WD330万円/4WD353万6500円
e-SKYACTIV G 2.5 G:2WD352万円/4WD375万6500円
e-SKYACTIV G 2.5 L:2WD407万円/4WD430万6500円

▲マツダCX-5 e-SKYACTIV G 2.5 G(2WD) 価格:352万円 全長4690×全幅1860×全高1695mm ホイールベース2815mm 車重1670kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.2km/リットル
マツダのミディアムクラスのクロスオーバーSUV に位置するCX-5は、生命感をカタチにするマツダのデザインテーマ“魂動(こどう)-SOUL of MOTION”と、優れた走行性能と環境性能を実現する“SKYACTIV(スカイアクティブ)技術”を全面的に採用した第1弾の商品として2012年にKE型系が市場デビュー。2017年には、意のままにクルマを操る“人馬一体”の走りをよりレベルアップさせた第2世代のKF型系に切り替わる。歴代を通して世界100以上の国と地域で販売され、グローバルの累計販売台数は450万台以上を記録。マツダの現行ラインアップにおける最量販車種に成長した。
今回9年ぶりにフルモデルチェンジを果たした第3世代のKM型系は、ユーザー1人ひとりの“したい”という想いに真摯に向き合って企画。開発コンセプトには“新世代エモーショナル・デイリーコンフォート”を掲げ、エモーショナル=魂動デザインと人馬一体の走りの継承・深化による“眺めて触れて乗ることでの歓びと感動”の具現化、デイリーコンフォート=パッケージとライドコンフォートの改善よる“多様なシーンでの快適な移動”の実現、そして新世代価値=最新のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)/コネクティビティ/ADASの採用による“日々の新しい体験”の具現化を果たして、マツダらしい正常進化の新世代クロスオーバーSUVに仕立てた。

▲マツダCX-5 e-SKYACTIV G 2.5 S(2WD) 価格:330万円 全長4690×全幅1860×全高1695mm ホイールベース2815mm 車重1640kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.2km/リットル
エクステリアについては、“Wearable Gear(ウェアラブル ギア)”をコンセプトに、日常生活で使いやすいシンプルで力強いフォルムの都会派SUVでありながら、スポーティなプロポーションと快適な居住性の両立を高次元で図ったことが訴求点である。居住性と機能性を向上させるにあたり、基本プロポーションは前モデルからシルエットの縦横比率を維持しつつ相似形的に拡大。それによりCX-5らしさの源泉であるエモーショナルなスタイリングと機能的なキャビンスペースを融合させ、スポーティなシルエットはそのままに、同クラスのSUVとしての快適かつ十分な室内空間が感じられる“何にでも使えそうだ”と思えるスタイリングを構築する。ボディサイズは従来比で115mm長く、15mm幅広く、5mm高く、ホイールベースが115mm長い全長4690×全幅1860×全高1695mm/ホイールベース2815mmに設定した。

▲基本プロポーションは前モデルからシルエットの縦横比率を維持しつつ相似形的に拡大。スポーティなシルエットはそのままに、同クラスのSUVとしての快適かつ十分な室内空間が感じられる“何にでも使えそうだ”と思えるスタイリングを構築する
各部のデザインにも徹底してこだわり、フロント部は前モデルからボンネット先端の高さを約50mm高くしたことで上下の厚みが増し、堂々としたマスクを創出。同時にバンパー開口を最大限左右に広げることでワイド感を強調し、さらにフロントフェンダーの稜線を視認しやすい形状に刷新してドライバーの車幅感覚のつかみやすさを向上させる。斜め配置のデイタイムランニングライト(DRL)を配して、目つきを際立たせたことも特徴だ。一方でリアビューは、従来モデルよりもタイヤを外出しにしてワイドトレッド化するとともにキャラクターラインを廃して、中央から左右のホイールアーチへと一気に広がる造形とすることでSUVらしい踏ん張り感を強化。ボディから張り出したリアフェンダーはスポーツカーのように運転中のドアミラー越しにも感じられ、ドライバーの心を昂らせるアクセントに昇華する。また、ブランドシンボルに代えて“MAZDA”ワードマークを貼付し、水平軸を強調するワイド感とモダンさでリアビューの安定感と存在感を際立たせてた。アウターレンズをグロスブラックとしたLEDコンビネーションランプのアレンジも、後ろ姿を印象づける要素である。足もとにはLがブラック塗装7J×19アルミホイール+225/55R19 99Vタイヤを、Gが切削加工・ブラックメタリック塗装7J×19アルミホイール+225/55R19 99Vタイヤを、Sがグレーメタリック塗装7J×17アルミホイール+225/65R17 102Vタイヤを装着。ボディカラーは従来のディープクリスタルブルーマイカに対して“高解像度化”をテーマに緻密さと鮮やかさを向上させた新色のネイビーブルーマイカのほか、ソウルレッドクリスタルメタリック、ロジウムホワイトプレミアムメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、ジェットブラックマイカ、ポリメタルグレーメタリック、エアログレーメタリックという計7色をラインアップした。

▲ブランドシンボルに代えて“MAZDA”ワードマークを装着し、水平軸を強調するワイド感とモダンさでリアビューの安定感と存在感を際立たせてる。LEDコンビネーションランプはアウターレンズをグロスブラックでアレンジ
内包するインテリアは、マツダらしい“走る歓び”を感じるコクピットと、リラックスできる空間の両立をテーマに設計する。運転席まわりはマツダらしいコクピット感を表現するためにドライバー中心のレイアウトにこだわり、周辺にはエアコンルーバー加飾やホーンパッド上の新MAZDAワードマークなど、水平軸を感じさせるモチーフを配置したことで、 車両の姿勢変化を感じやすくなり、車速やドライビングスキルに関わらず安心で快適な運転をサポートする。一方でキャビンスペースは、インストルメントパネルから左右のドアトリムへ水平方向に伸びたミドルパートの造形によって、広々としてリラックスできる落ち着きある空間を実現。加えて、インストルメントパネル上面のボリュームを削いだことで、助手席前の開放感を向上させた。また、センターコンソールは大型ワイヤレス充電(Qi)を内包させながらも横幅をスリム化させることで、空間全体の先進感を強調する。さらに、クロームメッキは視線誘導や剛性感の観点から直接操作する部位(ステアリングホイール/シフトノブ/インナードアハンドルなど)への採用のみに限定。そして、特徴的なインストルメントパネル中央の大型タッチディスプレイは、乗員の体験価値を向上させるとともに、 シンプル&モダンな空間演出に寄与している。
ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)も重視し、ユーザーが日常的に使い慣れている音声やタッチの操作を積極的に採用。15.6インチ(Lに標準装備)/12.9インチ(Gに標準装備)の大型タッチパネル式センターディスプレイや、多様な情報を見やすく表示する10.25インチフル液晶メーター、静電ステアリングスイッチなどを装備して、スムーズかつ直感的な音声入力やタッチ操作を可能とすることで、運転中の視線移動や操作負荷を低減して、より安全で快適な運転をサポートする。ハザードやデフロスターなど運転中の危険回避時に使用する機能は、独立した物理ボタンで配備した。オーディオシステムはGとSにマツダ・ハーモニック・アコースティックス+8スピーカーを、LにBoseサウンドシステム(AUDIOPILOT3+Centerpoint2)+12スピーカーを標準で採用。幅875×長さ1021mm/スライド量187mmを実現した大開口パノラマサンルーフもオプションで設定している。
インテリアカラーおよびシートマテリアルは、Lがブラック/レザーを標準、スポーツタン/レザーをオプションで、Gがブラック/合成皮革&レガーヌを標準、ピュアホワイト&ブラック/合成皮革&レガーヌをオプションで、Sがブラック/クロスを標準で採用。後席は前席からの距離を従来モデルより拡大し、居住性を向上させる。また、荷室スペースは従来モデルよりも広い長さ994mm(後席格納時1845)×幅1050mm×高さ529mmを確保し、利便性を向上させるハンズフリーパワーリフトゲートも装備した。

▲マツダらしいコクピット感を表現するためにドライバー中心のレイアウトにこだわり、周辺にはエアコンルーバー加飾やホーンパッド上の新MAZDAワードマークなど、水平軸を感じさせるモチーフを配置して、車両の姿勢変化を感じやすくする。写真はLのインテリア
新世代の電子プラットフォーム「MAZDA E/E ARCHITECTURE+」に搭載するパワートレインに関しては、PY-VPH型2488cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンエンジン(最高出力178ps/6000~6200rpm、最大トルク24.2kg・m/3800~4000rpm)+電気モーター(最高出力4.8kW/1000rpm、最大トルク60.5Nm/100rpm)+リチウムイオン電池(容量10Ah)で構成するマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を組み込んだe-SKYACTIV G 2.5を国内で初採用。トランスミッションにはSKYACTIV-DRIVEの6EC-ATを組み合わせ、駆動機構には2WD(FF)と4WD(i-ACTIV AWD)を設定する。燃費性能はWLTCモードで2WDが15.2km/リットル、4WDが14.2km/リットルを実現。また、日本国内で販売するマツダ車として初めてE10ガソリン(従来のガソリンに植物由来のエタノールを10%混ぜた燃料)に対応させた。

▲PY-VPH型2488cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンエンジン(178ps/24.2kg・m)+電気モーター(4.8kW/60.5Nm)+リチウムイオン電池(容量10Ah)で構成するマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を搭載したe-SKYACTIV G 2.5を国内で初採用
シャシー面では、マツダの得意とするモデルベース開発を活用してダンパーを徹底的に解析。国内の道路環境や交通環境に合わせたダンパー減衰の初期応答を極限まで高めたうえでバネレートを低めにすることで、路面からの突き上げを押えた快適な乗り心地を実現する。また、ハンドルの操舵力を軽くしながらも、ドライバーが運転に必要なクルマからのフィードバックを正確に感じ取れるよう、パワーステアリングの制御を見直し、マツダらしいハンドリング性能を具現化。さらに、ブレーキ リミテッド スリップ ディファレンシャルを採用し、滑りやすい路面でクルマの不安定な動きを抑制してコーナー出口からの気持ち良い加速を達成した。
先進安全技術の拡充も図り、運転時にドライバーがアクセルペダルを離した時に減速アシストする「プロアクティブ・ドライビング・アシスト」の初採用や、「ドライバー異常時対応システム(DEA)」の検知機能の強化、運転に集中していないドライバーの状態を知らせて事故回避・被害低減を図る「ドライバー・モニタリング」の進化など、最新のi-ACTIVSENSEを装備する。また、狭い場所でも周囲の状況を確認できるよう、360°ビュー・モニターに加え、シースルービューを導入。さらに、フロントガラスに投影する「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の視認性および瞬読性の改善も図っている。
