ホンダが「Honda DNA」をテーマに掲げて大阪オートメッセ2024に出展すると予告

ホンダが大阪オートメッセ2024の出展概要を発表。「Honda DNA」をテーマに据えて、シビックRSプロトタイプや純正アクセサリーを満載したWR-V FIELD EXPLORER CONCEPTおよびACCORD e:HEV SPORT LINE、F1マシンの「Red Bull RB19」ショーカー、2024年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦予定の「CIVIC TYPE R-GT」コンセプトを展示するとアナウンス

 ホンダは2024年1月29日、2024年2月10日から12日にかけて大阪府のインテックス大阪で開催される大阪オートメッセ2024の出展概要を発表した。

 今回のオートメッセでは、“クルマはレースをやらなくては良くならない”というHONDA DNA、具体的にはレースで培った経験と情熱がワクワクするクルマや製品を生み出し続ける、そんな人から人へと受け継がれるホンダの情熱の遺伝子を具現化した多様なモータースポーツ車両を展示するほか、新型シビックRSのプロトタイプや新型WR-Vおよび新型アコードのカスタマイズモデルを披露する。

▲ホンダは大阪オートメッセ2024において“クルマはレースをやらなくては良くならない”というHONDA DNAを体現した多様なモータースポーツ車両を展示するほか、シビックRSプロトタイプや新型WR-Vおよび新型アコードのカスタマイズモデルを披露する

▲ホンダは大阪オートメッセ2024において“クルマはレースをやらなくては良くならない”というHONDA DNAを体現した多様なモータースポーツ車両を展示するほか、シビックRSプロトタイプや新型WR-Vおよび新型アコードのカスタマイズモデルを披露する

 

 注目の出展車を紹介していこう。

 まずシビックRSは、「タイプRほど稀少で尖ったモデルではなく、気軽にスポーティな走りが楽しめるシビックを求める声に応える形で設定した」というシビック・シリーズのスポーティモデルで、専用アレンジのメッシュグリルやメッシュのバンパー開口部、レッドの“RS”エンブレムなどを配備。パワートレインについては、ホンダがギアボックスに6速MTを搭載することを予告していることから、通常モデルのe:HEVではなくL15C型1496cc直列4気筒DOHC16V・VTEC直噴ガソリンターボエンジンを専用チューニングで採用することが予想される。シャシー面については、海外仕様のSiなどを参考にしながら、日本の道路環境に即した上質かつ引き締まった足回りに仕立ててくるだろう。発売は2024年秋を予定している。

▲ホンダが新型シビックRSのプロトタイプを東京オートサロン2024に続いて大阪オートメッセ2024でも公開。シビックRSはタイプRほど尖ったモデルではなく、気軽にスポーティな走りが楽しめるモデルに仕立てる予定で、ギアボックスには6速MTを搭載する。発売は2024年秋に行う予定

▲ホンダが新型シビックRSのプロトタイプを東京オートサロン2024に続いて大阪オートメッセ2024でも公開。シビックRSはタイプRほど尖ったモデルではなく、気軽にスポーティな走りが楽しめるモデルに仕立てる予定で、ギアボックスには6速MTを搭載する。発売は2024年秋に行う予定

 

 次に、「WR-V FIELD EXPLORER CONCEPT(WR-Vフィールドエクスプローラー コンセプト)」。2024年3月22日の発売を予定する新型SUVのWR-Vをベースに、WR-V用のホンダ純正アクセサリーによるエクステリアコーディネート“TOUGH STYLE(タフスタイル)”を施したうえで、ブラックを基調としたシックなパーツを随所に装着して、SUVらしいタフさをさらに際立たせた特別なカスタマイズモデルに仕立てている。

▲2024年3月22日の発売を予定する新型SUVのWR-Vをベースに、ホンダ純正アクセサリーを装備してコーディネートした「WR-V FIELD EXPLORER CONCEPT」を披露

▲2024年3月22日の発売を予定する新型SUVのWR-Vをベースに、ホンダ純正アクセサリーを装備してコーディネートした「WR-V FIELD EXPLORER CONCEPT」を披露

 

 そして、新開発のスポーツe:HEVを搭載して爽快な走りを実現する、2024年春発売予定の11代目アコードをベースに、ホンダ純正アクセサリーによりエクステリアコーディネートしたカスタマイズモデルの「ACCORD e:HEV SPORT LINE(アコードe:HEVスポーツライン)」。ホンダは新型アコードの純正アクセサリーコーディネートとして“SPORT LINE”と“TOURING LINE”の2種類を設定する予定だが、今回披露するのは「ブラックで引き締めた精悍スタイリング」を謳うSPORT LINEで、躍動感ある造形に精悍な印象を与えるクリスタルブラックパール塗装のエアロパーツや19インチにアップしたステルスグリントブラック塗装のアルミホイールなどを採用し、アコードの持つスポーティな雰囲気をよりいっそう高めている。

▲2024年春発売予定の新型アコードをベースに、ホンダ純正アクセサリーによりエクステリアコーディネートした「ACCORD e:HEV SPORT LINE」をひな壇に上げる

▲2024年春発売予定の新型アコードをベースに、ホンダ純正アクセサリーによりエクステリアコーディネートした「ACCORD e:HEV SPORT LINE」をひな壇に上げる

 

 一方でHONDA DNAを体現するモータースポーツ車両としては、Honda RBPTH001のパワーユニットを搭載するF1マシンの「Red Bull RB19」ショーカーや、2024年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦予定の「CIVIC TYPE R-GT」コンセプト(2023年開発車両カラー)、スーパー耐久 ST-Qクラスに参戦したカーボンニュートラル燃料適合の「CIVIC TYPE R CNF-R」、もてぎEnjoy耐久レース(通称Joy耐)に参戦予定の「CIVIC e:HEV」、ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関西の手によってN-ONE OWNER’S CUP参戦した「ホンダ学園関西校☆N-ONE☆」を展示する。ほかにも、二輪コンプリート車としてCBR250RRレースコンプリート車と、GROMレースコンプリート車を披露する予定だ。

▲Honda RBPTH001のパワーユニットを搭載するF1マシンの「Red Bull RB19」ショーカーを展示

▲Honda RBPTH001のパワーユニットを搭載するF1マシンの「Red Bull RB19」ショーカーを展示

▲2024年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦予定の「CIVIC TYPE R-GT」コンセプト(2023年開発車両カラー)を披露

▲2024年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦予定の「CIVIC TYPE R-GT」コンセプト(2023年開発車両カラー)を披露

 

 さらに、無限(M-TEC)のコーナーではCIVIC TYPE R「MUGEN Group.A」と「MUGEN Group.B」の2種類を展示する。Group.Aは、樹脂素材やステンレス素材といった量産仕様のパーツを基本とした無限パーツ群で構成。一方でGroup.Bは、カーボンやチタンといった軽量な素材を使い、合わせて形状も変えた、こだわり抜いた無限パーツ群を装着して、さらなるハイスペックなモデルに仕立てている。

▲無限のコーナーでは2023年開催の東京オートサロンで発表した「CIVIC TYPE R MUGEN Concept」を市販化すべく、1年かけて開発した無限パーツを装着するCIVIC TYPE Rの「MUGEN Group.A」と「MUGEN Group.B」のプロトタイプを披露。写真はGroup.Aで、樹脂素材やステンレス素材といった量産仕様のパーツを基本とした無限パーツ群を装着する

▲無限のコーナーでは2023年開催の東京オートサロンで発表した「CIVIC TYPE R MUGEN Concept」を市販化すべく、1年かけて開発した無限パーツを装着するCIVIC TYPE Rの「MUGEN Group.A」と「MUGEN Group.B」のプロトタイプを披露。写真はGroup.Aで、樹脂素材やステンレス素材といった量産仕様のパーツを基本とした無限パーツ群を装着する

▲Group.Bはカーボンやチタンといった軽量な素材を使い、合わせて形状も変えた、こだわり抜いた無限パーツ群を組み込んで、さらなるハイスペックなモデルに仕立てている

▲Group.Bはカーボンやチタンといった軽量な素材を使い、合わせて形状も変えた、こだわり抜いた無限パーツ群を組み込んで、さらなるハイスペックなモデルに仕立てている

 

 なお、ホンダのブースではHRCやF1、無限などのグッズを販売するコーナーも設置する予定である。

 

SNSでフォローする