アウディのプレミアムコンパクトSUV「Q3」とプレミアムコンパクトSUVクーペ「Q3スポーツバック」がフルモデルチェンジ。ワイド&ローを強調した筋肉質なプロポーションによってSUVの力強さとクーペの優美さをかつてないレベルで融合させるとともに、上位モデル譲りのデジタルステージとステアリングコラム統合型シフターを採用して直感的かつ快適な次世代の操作体験を提供。パワートレインには高性能・高効率を両立する1.5/2.0TFSIエンジン+7速Sトロニックトランスミッションを搭載し、駆動機構は1.5TFSIがFF、2.0TFSIがクワトロで構成。特別色のマデイラブラウンマットを纏った200台限定モデルの「Q3スポーツバック マットエディション」や、導入記念の特別仕様モデル「Q3/Q3スポーツバック ローンチエディション」も設定
アウディ ジャパンは2026年5月19日、プレミアムコンパクトSUV「Q3」とプレミアムコンパクトSUVクーペ「Q3スポーツバック」をフルモデルチェンジし、合わせて限定モデルの「Q3スポーツバック マットエディション(matte edition)」と、導入記念の特別仕様モデル「Q3/Q3スポーツバック ローンチエディション(launch edition)」を設定して、同日より発売した。

▲アウディQ3 TFSI 110kW アドバンスト 価格:550万円 全長4530全幅1860×全高1610mm ホイールベース2680mm 車重1610kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.6km/リットル 写真のボディカラーはセージグリーンメタリック
車種展開は以下の通り。
■Q3
Q3 TFSI 110kW アドバンスト:550万円
Q3 TFSIクワトロ 150kW アドバンスト:607万円
■Q3スポーツバック
Q3スポーツバック TFSI 110kW アドバンスト:571万円
Q3スポーツバック TFSIクワトロ 150kW アドバンスト:628万円
■限定モデル
Q3スポーツバック マットエディション:778万円(販売台数200台)
■特別仕様モデル
Q3 ローンチエディション:636万円
Q3スポーツバック ローンチエディション:657万円

▲アウディQ3スポーツバック TFSIクワトロ 150kW アドバンスト 価格628万円 全長4530×全幅1860×全高1570mm ホイールベース2680mm 車重1700kg 乗車定員5名 写真はS Lineパッケージ装着車で、ボディカラーはグレイシアホワイトメタリック
今回の全面改良で第3世代に移行する新型Q3/Q3スポーツバックは、内外装デザインやデジタル機能、そして効率性のすべてにおいて大幅に進化させて、プレミアムコンパクトSUV/SUVクーペとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。
まずエクステリアは、ワイド&ローを強調した筋肉質なプロポーションによって、SUVの力強さとクーペの優美さを高次元で融合させたことがトピック。八角形のシングルフレームグリルからリアコンビネーションランプに続くシャープな水平のショルダーラインや、初代クワトロを彷彿とさせる力強いブリスターフェンダーが、側面でドラマチックな光と影のコントラストを描き出して、車両全体に圧倒的な躍動感と立体感をもたらす。また、Q3スポーツバックにおいては低く流れるようなルーフラインがエレガントなシルエットを際立たせ、Aピラーから後方に向かって下がるルーフラインはSUVのQ3より40mmほど低く、いっそうスポーティな外観とより速さを感じさせるシルエットを与えた。一方、リアセクションもクリアなデザインを特徴とし、2分割されたリアコンビネーションランプと分離されて細いライトストリップが車両の全幅をシャープに横切り、その下の穏やかな面とのコントラストでクリーンな後ろ姿を創出する。ディフューザーは高めに配されたバンパーに統合した。また、足もとには新造形の5アームデザイン8J×18アルミホイールを標準装備し、オプションのS Lineパッケージには10スポークエアロデザイン ブラックポリッシュト8.5J×19アルミホイールを採用。ブレーキキャリパーは全グレードでレッドに塗装した。
ボディサイズは従来比でQ3が40mm長く、20mm幅広く、全高とホイールベースが共通の全長4530×全幅1860×全高1610mm/ホイールベース2680mmに、Q3スポーツバックが従来比で10mm長く、20mm幅広く、5mm高く、ホイールベースが共通の全長4530×全幅1860×全高1570mm/ホイールベース2680mmに設定。空力性能のレベルアップも図り、空気抵抗係数(Cd値)は 0.30を実現している。


▲ワイド&ローを強調した筋肉質なプロポーションによって、SUVの力強さとクーペの優美さを高次元で融合。八角形のシングルフレームグリルからリアコンビネーションランプに続くシャープな水平のショルダーラインや、初代クワトロを彷彿とさせる力強いブリスターフェンダーが、側面でドラマチックな光と影のコントラストを描き出す

▲Q3スポーツバックは低く流れるようなルーフラインがエレガントなシルエットを際立たせ、Aピラーから後方に向かって下がるルーフラインはSUVのQ3より40mmほど低く、いっそうスポーティな外観とより速さを感じさせるシルエットを創出する
最新のライティングテクノロジーを採用した点も見逃せない。デジタルマトリクスLEDヘッドライトは幅約13mmのヘッドライトモジュールに2万5600個のマイクロLEDを組み込んで、高い照射性能を実現。視認性を高めるとともに、新しいマイクロLED技術を導入して、これまでにない高解像度のライティングと高度なパーソナライゼーションを具現化する。また、出発と帰宅時に車両前方にアニメーションを投影するカミングホーム/リービングホーム機能や、路面に2本のラインを投影して車線中央の走行をアシスタンスするオリエンテーションライト、高速道路の走行時に環境に応じて自車線を照射して車線変更時に方向指示器と連動して車線端にライティングを映し出すレーンライトなどの機能も配備した。デジタルライトシグナチャーはMMIから4パターンから選択でき、Q3/Q3スポーツバック TFSI 110kWにはオプションで、Q3/Q3スポーツバックTFSIクワトロ 150kWには標準で装備する。 一方、リアには連続したLEDライトストリップとイルミネーテッドAudi ringsを標準で採用した。
インテリアについては、ドアからダッシュボードまでを結び、ドライバーとパッセンジャーを包み込むソフトラップデザインを導入して、心地よく広がりを感じるコックピットを形成。また、これまで上位モデルで装備してきたデジタルステージをプレミアムコンパクトセグメントで初めて採用し、11.9インチスクリーンのバーチャルコックピットプラスと、12.8インチのMMIタッチディスプレイで構成するMMIパノラマディスプレイをドライバーオリエンテッドな曲線形状のデザインで配して、視認性と操作性を向上させる。さらに、ステアリングホイールにはアウディブランドで初めて2つの新しいステアリングコラムレバ ーを統合して採用。右側のレバーはシフトセレクターとして機能し、左側のレバーではターンシグナルとライトコントロール、ワイパー操作を担う。操作距離の短縮と高い応答性により、直感的な操作が行えると同時に、センターコンソールの収納スペースを有効活用し、快適な室内空間を実現した。そして、最大30色の中からライティングのパーソナライズが選択可能なマルチカラーアンビエントライティングを標準装備。オプションとして、レーザーカットを施したイルミネーテッドドアパネルに新たにアニメーション機能を追加してより印象的な室内を演出するアンビエントライティングプロを設定する。一方、実用面においては前後にスライド可能な可変性の高いリアシートを装着。ラゲッジ容量はQ3で最大1386リットル、Q3スポーツバックで最大1289リットルを確保した。

▲ドアからダッシュボードまでを結び、ドライバーとパッセンジャーを包み込むソフトラップデザインを導入して、心地よく広がりを感じるコックピットを形成。デコラティブパネルにはマットクロスブラッシュトアルミニウムを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲S Lineパッケージにはステアリングホイール 3スポーク レザーマルチファンクション パドルシフト フラットトップ&ボトム ヒーターやステンレスペダルカバー、デコラティブパネル アルミニウムダイバージェンス ダークなどを装備
パワートレインに関しては、Q3/Q3スポーツバック TFSI 110kWがマイルドハイブリッドシステムを組み込む“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力150ps[110kW]/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して前輪を駆動。一方でQ3/Q3スポーツバック TFSIクワトロ150kWは“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力204ps[150kW]/4500~6000rpm、最大トルク320Nm/1500~4400rpm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)する。
![▲Q3/Q3スポーツバック TFSI 110kWはマイルドハイブリッドシステムを組み込む“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(150ps[110kW]/ 250Nm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して前輪を駆動。一方でQ3/Q3スポーツバック TFSIクワトロ150kWは“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(204ps[150kW]/ 320Nm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)する](https://www.caranddriver.co.jp/wp-content/uploads/2026/06/42e0ed02202c9a16e68c6639942d39c4.jpg)
▲Q3/Q3スポーツバック TFSI 110kWはマイルドハイブリッドシステムを組み込む“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(150ps[110kW]/ 250Nm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して前輪を駆動。一方でQ3/Q3スポーツバック TFSIクワトロ150kWは“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(204ps[150kW]/ 320Nm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)する
シャシー面では、プレミアムコンパクトSUVで初めて2バルブ式電子制御ダンピングコントロールを採用したことが訴求点だ。縮み側と伸び側を独立して制御する2バルブ構造によって、減衰力をより短時間かつ緻密に制御することが可能。また、独立したオイルチャンバー構造と逆止弁の採用によりオイル流路を最適化し、高い応答性と滑らかさを高次元で両立した。
先進安全運転支援システムの充実ぶりも注目ポイント。走行中に衝突する恐れを感知した際に警告やブレーキ、ステアリングの介入を行うエマージェンシーブレーキアシスト フロントや、走行中の異常を感知した際に車両を減速・停止するエマージェンシーアシスト、車間距離保持や車線の中央を維持するアダプティブクルーズアシストなどを標準で装備する。駐車を容易にするためのメモリー機能とリバーシングアシスト機能を組み込んだパークアシスト プロも設定した。また、前述のデジタルマトリクスLEDヘッドライトはドライバーアシスタンスと密接に連携して走行状況や周辺の環境を解析し、路面前方に光の映像を投影することで、照射パターンを能動的に調整。これにより、オリエンテーションライトやレーンライトの機能が実現し、さらに外気温が一定温度を下回ると雪の結晶のマークを投影するワーニングプロジェクションなど、安全運転を支援する新たなコミュニケーション手段としても活用した。
特別仕様車の概要に話を移そう。
まず限定モデルの「Q3スポーツバック マットエディション」は、通常モデルのQ3スポーツバック TFSIクワトロ 150kWをベースに、プレミアムコンパクトSUVクーペのセグメントでは稀少な純正マットペイントとなるマデイラブラウンマットを採用。さらに、S lineパッケージやダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ、プライバシーガラス、マルチスポークSデザイン ブラックメタリックポリッシュト&スモークド8.5J×20アルミホイール(Audi Sport)を装備して、より精悍なエクステリアを創出する。一方、インテリアには上質なレザーシートパッケージやナチュラルアンスラサイトのアメリカンホワイトウッドによるデコラティブパネル、S lineパッケージのインプレッサムクロス/マイクロファイバー Sロゴ表皮スポーツシート(フロント)/ステアリングホイール 3スポーク レザーマルチファンクション パドルシフト フラットトップ&ボトム ヒーター/ステンレスペダルカバー/ドアシルトリム アルミニウム Sロゴなどを配し、モダンかつラグジュアリーなキャビン空間に仕立てた。

▲アウディQ3スポーツバック マットエディション 価格:778万円 稀少な純正マットペイントとなるマデイラブラウンマットを採用。S lineパッケージやダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ、プライバシーガラスも標準で装備する。販売台数は200台
導入記念の特別仕様モデル「Q3/Q3スポーツバック ローンチエディション」については、通常モデルのQ3/Q3スポーツバック TFSI 110kWをベースに、専用ボディカラーのアローグレーパールエフェクトのほか、タンボラグレーメタリック、グレイシアホワイトメタリックを設定して、いずれもSUVらしい力強さを強調するコントラストペイントと組み合わせる。また、足もとには5アームダイナミックデザイン シルクマットグレーポリッシュト8.5J×19アルミホイール (Audi Sport)を装着。インテリアにはインプレッサムクロスを施したスポーツシートを装備して、スポーティ感を際立たせた。

▲写真・右:アウディQ3 ローンチエディション 価格:636万円 同・左:アウディQ3スポーツバック ローンチエディション 価格:657万円 専用ボディカラーとしてアローグレーパールエフェクト(同・右)を設定。デジタルマトリクスLEDヘッドライトも標準で組み込む
