ドライブスポット紹介【ニッポンの優食 青森・津軽編】

本記事はCAR and DRIVER 2026年7月号の本誌掲載グルメドライブ紀行「ニッポンの優食・青森・津軽編」の記事下QRコードからの連動記事です。

ニッポンの優食・青森・津軽編-ドライブスポット紹介

大切な友人やパートナーと共に出かけ、日本全国にある優れた「食」との出会いを求めるドライブへ。グルメドライブ企画「ニッポンの優食」取材中に巡ったドライブスポットをいくつか紹介して参ります。

今回の旅のお供は、BMWのSUVラインアップ、Xシリーズの中で、クーペ風のスタイルを採用したX2。マイルドハイブリッドやサイズ感からも日本のアクティブなドライバーやファミリーにとって大変魅力的な1台

 今回の「日本の優食」ドライブは、弘前市内、岩木山、白神山地、そして少し足を延ばして太宰の故郷まで、津軽を満喫するルート。弘前市内こそ時間帯によって交通量が多いときもありますが、周辺道路は快適に走ることができ、様々な文化やスポットに触れることができるオススメのドライブコースです。

オススメの美味しい旅スポットのご紹介!

 

◇Il Filo(イルフィーロ)

青森に来たからには、みちのくの美しい森の恵みを味わいたい。そこで今回注目してきた食材は当地のジビエ。弘前市の土手町商店街にあるイタリアンレストラン[Il Filo(イルフィーロ) ]では、イタリアン・ジビエ料理や、自家製のシャルキュトリー(生ハム、サラミなど)を提供。また、その自家製のシャルキュトリーや、ソムリエの資格を活かしたワイン提供が評価され、世界的な美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ」に掲載されるなど、弘前を代表する若手シェフが創り出す世界観あふれるレストランです。[Il Filo(イルフィーロ) ]という店名はイタリア語で『糸』という意味。食との出合いや、人とのつながりを大切にしたいというシェフの想いが伝わります。

 

「Il Filo(イルフィーロ)」特製生ハムとサラミの盛り合わせ。ジビエ 料理と自家製生ハムが自慢のお店

 

 

◇ボンジュール

りんごの産地で有名な青森ですが、弘前にはなんと40店舗以上でアップルパイが売られているそう。今回のドライブでは、50年以上の歴史を持つ老舗の「ボンジュール」を訪ねてみました。こちらのアップルパイはシナモンを使っていないので、あっさりしていて何個でも食べられそう。アットホームな雰囲気の店舗では、アップルパイだけでなく、甘さ控えめのお菓子、デコレーションケーキが提供されます。

◇[松緑酒蔵]カフェスペース

酒処でもある青森。24年の夏に松緑酒造の直売所にカフェが開設され静かな人気。酒蔵施設を活用し、縁側テラスがカフェスペースになっています。緑豊かなお庭を眺めながら、テラスでのひとときはいかがでしょう。お酒の醸造でも使われている仕込水を毎朝取りに行って、その水でコーヒー、紅茶が提供されています。営業は平日のみなので、ゆっくりとした時間を過ごすのに最適なカフェかもしれません。

カフェのある直売所は、弘前市の「趣のある建物」に選ばれた、江戸時代後期の屋敷の奥座敷だった場所を改装。欄間や梁は残され、趣のある空間に

 

◇道の駅[津軽白神ビーチにしめや]

カフェやレストラン、モンベルなどのショップが揃っている道の駅、津軽白神ビーチにしめや。ビーチは砂浜の「beach」ではなく、ブナの木を意味する「beech」に由来しています。Befavoバニラソフトクリームは、地元のはちみつをたっぷりトッピングして召し上がれ。またこの道の駅は津軽ダムで楽しめる水陸両用バスの“ニシメヤ・ダムレイクツアー”の出発地となっています。その立地からも白神山地を訪れる際の貴重なベース基地となる道の駅です。

◇白神山地ビジターセンター

津軽の西部にある白神山地は東アジア最大級の原生的なブナの森。1993年に世界自然遺産に登録されたこの自然豊かなエリアはトレッキング好きのみならず、一度は訪ねたい人気スポットです。まずは、「白神山地ビジターセンター」でトレッキングコースの散策情報やブナ林のしくみや白神山地の生態系を学び、白神山地を知る第一歩として立ち寄りたいミュージアムとなっています。前述の道の駅、津軽白神ビーチにしめやからも近く、周辺散策も楽しめるロケーションです。クマ避けスプレーの有料貸出や、トレッキングコースのアドバイスもいただける有り難い施設です。

白神山地ビジターセンターの入場は無料。施設内にはデジタルプロジェクターにより、圧倒的な迫力と臨場感で白神山地の四季を体感できる映像体験ホール(大人300円)も

◇弘前れんが倉庫美術館

弘前市吉野町にある現代アートの美術館、「弘前れんが倉庫美術館」。明治から大正期に建設された酒造工場のレンガ倉庫を改修、建築家・田根剛氏が手掛け、2020年に開館した美しい美術館です。歴史と現代が融合する建築デザインが特徴的で、内覧後に緑豊かな敷地内の広場でゆっくりしたいスポット。館内にはライブラリーやミュージアムカフェ、ショップなども完備され、展覧会や、イベントも意欲的に開催されています。ぜひ、展覧スケジュールを確認の上、お立ち寄りください。なお、美術館の建物への入館やライブラリーの利用自体は無料。(展示会は別途)

◇太宰治斜陽館

「太宰治」の生誕地である青森。弘前市内から北へ1時間ほど移動すると、五所川原市に彼の生家が今も残され、作品名から「斜陽館」と名付けられた記念館となっています。彼の父で大地主だった津島源右衛門によって1907年に建てられた豪壮な和洋折衷の木造建築は、青森の特産物でもあるヒバをふんだんに使用、近代和風住宅の貴重な代表例として、2004年に国の重要文化財に指定されています。蔵を利用した展示室には太宰の愛用品、直筆原稿などが数多く展示され、太宰ファンにはたまらない記念館です。

戦後津島家が手放してからは人気旅館として営業されていたが、現在は資料館に。入場料は大人 600円(高校・大学生 400円、小・中学生 250円)

◇アソベの森いわき荘

神が宿る地として津軽の文化を育む岩木山周辺。古くは「アソベの森」と呼ばれたそうで、標高1625mの独立峰、岩木山麓に佇む宿が、「アソベの森いわき荘」。津軽富士、岩木山の豊かな自然と文化、源泉かけ流しの温泉、旬の味覚を詰め込んだお料理が自慢のオススメの温泉宿です。

「熱の湯」とも呼ばれ、地元の人々からも愛され親しまれている名泉・百沢温泉。秋には燃えるようなナラの原生林の紅葉も楽しめます。露天風呂付きの客室も人気の宿ですが、日帰りでお立ち寄りの方には日帰り温泉も利用可能です

◇津軽岩木スカイライン

ワインディングドライブを楽しみたい方は、岩木山の麓から8合目までを結ぶ「津軽岩木スカイライン」がおすすめ。有料道路であるこのコースは全長9.8kmの間に69もの連続した急カーブがあることで有名です。昨年、レッドブルのプロモーションで、「頭文字D」とのタイアップ映像で使われたコースとして知っている方が多いかもしれません。天空へ駆け上がるような絶景ドライブ、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

往復の通行料は自動車で2000円(軽は1700円)。8合目から9合目までは「岩木山スカイラインリフト」でアクセス可能

 

気になるスポットー「津軽ダム」

白神山地の入り口「津軽ダム」
青森県西目屋村にある津軽ダムは2016年10月に竣工。世界自然遺産「白神山地」の玄関口に位置し、優れた構造や景観、歴史的経緯からも稀有な存在として知られています。1960年に完成した旧「目屋ダム」のわずか60メートル下流に建設、治水、利水機能を維持したまま新ダム建設がなされ、新ダムの完成に伴い旧ダムは新ダム湖の底へと水没しました。完成した新ダム「津軽ダム」は周辺の豊かな自然環境に調和するよう、ダム本体だけでなく管理庁舎や周辺施設まで一貫したトータルデザインが導入され、2017年には国土交通省の直轄ダムとして全国初の「グッドデザイン賞」を受賞。ダムによって形成された人造湖は「津軽白神湖」と名付けられ、新緑や紅葉の名所となり、観光地(ダムツーリズム)としても高い魅力を有しています。ダムの堤体上部を歩いて渡れるほか、放流を間近で見上げられるバルブ室屋上の眺望スペースなど、来訪者が楽しめる動線作りや、水陸両用バスの運行など、新しいダム機能、魅力が充実した施設なのです。
(取材協力:岩木川ダム統合管理事務所・株式会社安藤・間)

高さ97.2m、横幅(堤頂長)342mを誇る重力式コンクリートダムは青森県最大のダム

総貯水容量は1億4,090万㎥(東京ドーム約114杯分)に達し、岩木川流域の治水、水利用を支えています

ダムツーリズムとしても魅力的な水陸両用バスツアー。道の駅「津軽白神」ビーチにしめやから運行

問い合わせ先・取材協力/松緑酒造/☎︎0172-34-2233 津軽岩木スカイライン/☎0172-83-2314 アソベの森いわき荘/☎0172-83-2855  白神山地ビジターセンター/☎0172-85-2810 道の駅「津軽白神」ビーチにしめや/☎0172-85-2855 ニシメヤ・ダムレイクツアー(津軽白神ツアー)/☎0172-85-3315 Il Filo(イルフィーロ)/☎0172-55-9979 弘前れんが倉庫美術館/☎0172-32-8950 ボンジュール弘前城東本店/☎0172-88-7557 太宰治記念館「斜陽館」/☎0173-54-1616  津軽ダム/☎0172-85-3005

 

雑誌『CAR and DRIVER』

グルメドライブ紀行「ニッポンの優食」本編もあわせてご覧ください

CAR and DRIVER (2026年7月号)のご紹介

  • 巻頭企画【いま買うべきSUV選び 2026】群雄割拠の様相を呈する2026年のSUV市場。編集部が選ぶ“ベスト・バイ”を多面的に考察
  • <ピックアップ試乗記>マツダCX-5/トヨタRAV4/ホンダCR-V/三菱デリカD:5/テスラ・モデルY L/ジープ・アベンジャー
  • 【ニッポンの優食/青森編】青々とした美しい森がもたらす恵みを味わう。太宰治の故郷をBMW X2でグルメドライブ
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