横浜ゴムの「ADVAN V61」がマツダの新型「MAZDA CX-90」に新車装着

 横浜ゴムは、マツダがオーストラリアなどで発売予定の新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-90」の新車装着(OE)用タイヤとして、「ADVAN V61」の納入を開始した。装着サイズは265/55R19 109Vになる。

タイヤの写真

▲ADVAN V61

 「MAZDA CX-90」は、「走る歓び」と「環境安全性能」を大幅に進化させた新型3列シートクロスオーバーSUVだ。グローバルで需要が高いSUV市場において、マツダが北米を中心に導入する新たなフラッグシップモデルとなる。「For the Voyage of your life(人生の航海のために)」のコンセプトのもと、運転する愉しさや、家族や友人など多人数でのドライブをさらに楽しくする快適性や機能性、安全性能を高めたクルマに仕上がっている。残念ながら現在のところ「MAZDA CX-90」は日本での発売はない。

 今回新車装着された「ADVAN V61」は、横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVANシリーズ」のハイパフォーマンスタイヤで、「MAZDA CX-90」でも追求している人馬一体のような高いハンドリング性能と快適な乗り心地、高い静粛性能を兼ね備えている。また、耐摩耗性、耐ハイドロプレーニング性能、ウェットグリップ性能を高い次元で両立させながら、本来それらとは背反する転がり抵抗の低減も実現している。

なお、米国向けの「MAZDA CX-90」には横浜ゴムのハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けタイヤ「GEOLANDAR X-CV」が装着されている。

「HAICoLab」の概念図

▲「HAICoLab」の概念図

今回装着されたタイヤの開発ではパターン、プロファイル、タイヤ構造は車両特性に合わせた専用チューニングを施したほか、「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促しデジタル革新を目指す、当社独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab※(ハイコラボ)」を活用し、進化計算(遺伝的アルゴリズム)により最適なピッチ配列とした。現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、AIで予測・分析・探索することで得た新たな知見が、本製品の技術開発の革新に活かされている。

※Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした造語

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