横浜ゴムの「ADVAN」がトヨタ新型「アルファード」「ヴェルファイア」に新車装着

 横浜ゴムは、トヨタが2023年6月に発売を開始した新型ラグジュアリーミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」の新車装着用タイヤとして、「ADVAN V03(アドバン・ブイゼロスリー)」の納入を開始した。

タイヤのイメージ

▲YOKOHAMA ADVAN V03(写真のタイヤサイズは225/65R17 102H)

 トヨタ・アルファードは、ミニバンブームの2002年に高級志向のカスタマーに向けた「トヨタの最高級ミニバン」として誕生。2008年にはアルファードに加えて、より個性を求めるカスタマーのニーズに応えるべく、ヴェルファイアが誕生した。現在ミニバンから「大空間高級サルーン」へと進化し上質な乗り心地やロードノイズの少なさも魅力のひとつだ。

トヨタ・アルファードのイメージ

▲トヨタ アルファード

トヨタ ヴェルファイアのイメージ

▲トヨタ ヴェルファイア

「ADVAN V03」は横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」シリーズのハイパフォーマンスタイヤだ。今回装着されたタイヤの開発では、パターン、プロファイル、タイヤ構造に対し車両特性に合わせた専用のチューニングを施すとともに当社独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab※(ハイコラボ)」による進化計算(遺伝的アルゴリズム)により導き出した最適なピッチ配列を採用。「アルファード」「ヴェルファイア」にふさわしい高い操縦安定性と快適な乗心地、静粛性を実現する。さらに軽量化設計により転がり抵抗を低減した。

納入されるタイヤのサイズは、「アルファード」が225/65R17 102Hと225/60R18 100H、「ヴェルファイア」が225/65R17 102Hとなる。

※Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした造語。

 

「HAICoLab」の概念図

▲「HAICoLab」の概念図

 「HAICoLab」では「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促しデジタル革新を目指している。本製品においても現実データとシミュレーションにより生成、収集した仮想データを用いたAIによる予測や分析、探索を行い、開発に活用している。

 横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、「ADVAN」および「GEOLANDAR」の新車装着拡大に取り組んでいる。

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