【時代を駆けるxEV界隈】「アウディA5アバントTFSIクワトロ」はモーターを味方に胸のすくパフォーマンスを実現。これぞ最新クワトロ!

アウディA5アバントTFSI e-hybridクワトロSライン/7DCT 1176万円。A5に新設定されたPHEVはアバントとセダン(5ドアHB)に設定。EV走行可能距離は108㎞(アバント)に達する。パワートレーンは2リッターターボ(252㎰/380Nm)とモーター(143㎰/350Nm)の組み合わせ。システム最高出力は367㎰

アウディA5アバントTFSI e-hybridクワトロSライン/7DCT 1176万円。A5に新設定されたPHEVはアバントとセダン(5ドアHB)に設定。EV走行可能距離は108㎞(アバント)に達する。パワートレーンは2リッターターボ(252㎰/380Nm)とモーター(143㎰/350Nm)の組み合わせ。システム最高出力は367㎰

すべてにダイナミック。鋭い加速と俊敏なフットワーク

 アウディA5シリーズに、PHEVモデルのTFSI e-hybrid quattro S lineが追加された。
 今回のA5 TFSI e-hybridは、アウディ初のPHEVモデル、2015年日本導入のA3スポーツバックe-tronや、2023年日本導入のフラッグシップモデルA8 60 TFSIe quattroなど歴代PHEVモデルから明確に進化。アウディが掲げる“技術による先進(Vorsprung durch Technik)”を具現化した存在へと成長した。

リア

 魅力は最新の内燃エンジンと電気モーターによる静粛かつダイナミックな走行性能と優れた環境性能の融合である。BEVに代表されるeモビリティへの橋渡しとなるモデルであり、プレミアムミッドサイズセグメントにおける電動パワートレーン搭載モデルとして、独自のポジショニングを担う。

 システムは最高出力185kW(252㎰)を発生する2リッターTFSIエンジンと、最大105kW(143㎰)を発揮する強力な電気モーターの組み合わせ。システム最高出力270kW(367㎰)、最大トルク500Nmという、S5に匹敵する圧倒的なパフォーマンスを実現している。0→100㎞/h加速はわずか5.1秒でクリア。S5の4.5秒に迫る加速性能を誇る。

インパネ

ラゲッジ

 駆動システムには、AWDクラッチ式クワトロ4輪駆動機構を採用。走行状況に応じて前後輪への駆動力配分を最適化し、どんな路面状況でもアウディらしい安定感とダイナミックな走行体験を提供する。制御は実に緻密。ごく普通に走る際、たとえば停止して再発進するときにも後輪を駆動させてフラットな姿勢を保つように配慮している。このあたりは完璧を追求するアウディらしい。

 駆動用バッテリーは総電力量25.9kWh(正味容量20.7kWh)の新世代の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。走行モードはEVとハイブリッドの2種が用意され、EVモードを選ぶと利用可能なバッテリー電力がある限り電動走行を優先する。EV走行換算距離は、試乗したアバントで最長108㎞(WLTCモード)。この数値は従来のA8 60 TFSIeと比較して約2倍。108㎞走れば日常的なユースはモーターだけでこなせる。

 もう一方のハイブリッドモードでは、バッテリー残量を一定レベルに維持し電力を蓄える。さらに今回は、好みの充電レベルを個別に設定できるデジタルスライダー機能も加わった。

エンジン

タイヤ

 ドライブフィールは、リニアで力強い加速が印象的。しかも圧倒的に静かである。車両重量はガソリン車に対して300kgほど重い2130kgとヘビー級だが、それをものともしないパフォーマンスを誇る。

 走りは基本的にどっしりと重厚。それでいて、アウディらしい軽快で一体感のあるステアリングレスポンスはまったく損なわれていない。そのスポーティな味わいはさすがのレベルに達している。

 BEV作りに長けたアウディが作る最新のPHEVは非常に完成度が高かった。1台でスポーツカーとワゴンの顔を持ち、環境にも優しい真のオールラウンダーだと感銘を受けた。

エンブレム

諸元

フォトギャラリー

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