DSオートモビルが新世代の旗艦EV「DS N°8(ナンバー8)」を日本で発売。グレードは本国の上級仕様のエトワールAWDのみを導入し、FOCAL Electra 3Dプレミアムオーディオシステムやベンチレーション&マルチポイントランバーサポート付きフロントシートなどで構成するアブソリュートコンフォートパッケージ装着車も設定。パワートレインにはシステム最高出力350psを発生する前後モーターに総電力量97.2kWhを確保したリチウムイオン電池を搭載。一充電走行距離はWLTCモードで750kmを実現
Stellantisジャパンは2026年5月28日、DSオートモビルの新世代フラッグシップEV「DS N°8(ナンバー8)」の日本仕様を発表し、同日より発売した。グレードは本国の上級仕様のエトワールAWD(ETOILE AWD)のみをラインアップし、車両価格は1005万円に設定。また、乗員の快適性を高めるアブソリュートコンフォートパッケージ装着車を1045万円で用意する。

▲DS N°8 エトワールAWD 価格:1005万円 全長4820×全幅1900×全高1580mm ホイールベース2900mm 車重2290kg 乗車定員5名 一充電走行距離はWLTCモードで750kmを実現
新設定のDS N°8は、DSブランドにおける電動車時代の旗艦モデルに位置。新進のSUVクーペのスタイリングに、快適性の基準を再定義するとともにアーティスティックな表現を施したインテリア、最大750kmの航続距離を実現した新開発の電動パワートレイン、最上の乗り心地とハンドリングが楽しめるアクティブスキャンサスペンション、最新のカメラやセンサー技術を使った先進安全運転支援システムのDSドライブアシストなどを採用して、DSモデルならではの新しいラグジュアリーEVに仕立てたことが特徴である。
エクステリアについては、フロントとリアの力強いアイデンティティを持つカリスマ性と、テールゲートまで流れるような連続したルーフラインが強調するファストバックのピュアさに表れるエレガンスという、2つの長所を兼ね備えた新進のSUVクーペのスタイリングに仕立てる。ディテールのアレンジも秀逸で、とくに印象的なのが壮大な光のライトシグネチャー。市販モデルで初めて縦のラインでライトアップされ、合わせてDSのロゴが光る“DS LUMINASCREEN”イルミネーショングリルや、クル・ド・パリのパターンをあしらった8つのダイヤモンド型LED装飾で輪郭を描き、かつ3つのモジュールで構成する新造形のLEDヘッドランプ、V字型レイアウトで車幅を強調しながらスリムで細長い縦型のデザインで構成する“DS LIGHTBLADE”、DSモデルで初採用となるバーティカルライトシグネチャーを配するとともに縦型の三面体形状によりリアのエアフローを向上させたLIGHTBLADE、スケールパターンが先細りの3D LEDリアコンビネーションランプなどを装備して、ひと目で新世代の旗艦モデルと認識できる先進的かつ魅力的なライトシグネチャーを創出する。また、サイドの滑らかな表面と官能的な上部ボディ表面の微妙なバランスを引き立てるようにアレンジしたエクステンデッドデュオトーン塗装を導入。ボディカラーは新色のブラン アルバータとブルー トパーズのほか、継続色のクリスタル パール、ノアール ペルラネラ、グリ パラディオムという計5色の展開とした。ボディサイズは全長4820×全幅1900×全高1580mm/ホイールベース2900mmに設定。足もとには20インチアロイホイール シャイニーブラック“LYRAE”+235/50R20タイヤを標準で装着し、オプションとして新造形の21インチ鍛造アロイホイール シャイニーブラック“CASSIOPEIA”(エアロカバー付き)+255/40R21タイヤを用意している。

▲縦のラインでライトアップされ、合わせてDSのロゴが光る“DS LUMINASCREEN”イルミネーショングリルや、クル・ド・パリのパターンをあしらった8つのダイヤモンド型LED装飾で輪郭を描き、かつ3つのモジュールで構成する新造形のLEDヘッドランプ、V字型レイアウトで車幅を強調しながらスリムで細長い縦型のデザインで構成する“DS LIGHTBLADE”などを装備して、先進的かつ個性あふれるフロントマスクを創出

▲フロントとリアの力強いアイデンティティを持つカリスマ性と、テールゲートまで流れるような連続したルーフラインが強調するファストバックのピュアさに表れるエレガンスという、2つの長所を兼ね備えた新進のSUVクーペのスタイリングに仕立てる
エアロ効率を最大限に重視した点も見逃せない。張り詰めた細長い先細りのプロファイルを採用したフォルムを基調に、アクティブエアグリッドシャッターを配備するフロントバンパー、ボートの船首のように空気を切り裂くフロントのLIGHTBLADE、飛行機の翼のようにエアフローを最適化するリアのLIGHTBLADE、パワードフラッシュフィットタイプのフロントドアハンドルおよびリアピラーにフラットに組み込んだリアドアハンドルなどを採用。結果として空気抵抗係数(Cd値)は0.24と、クラストップレベルの優秀な数値を実現している。

▲張り詰めた細長い先細りのプロファイルを採用したフォルムを基調に、ボートの船首のように空気を切り裂くフロントのLIGHTBLADE、飛行機の翼のようにエアフローを最適化するリアのLIGHTBLADEなどを配して、クラストップレベルの空気抵抗係数(Cd値)0.24を実現
先進テクノロジーを組み込んだうえで、フランスのクラフトマンシップ“サヴォア・フェール”が息づくアーティスティックなアレンジを施したオリジナリティあふれるインテリアのデザインも注目ポイントだ。幅広で継ぎ目のないダッシュボードは乗員を包み込み、シームレスな精神=シームレスデザインを体現。ステアリングホイールは、デザイン性とともに操作性も重視した新造形の“X-SHAPED”を採用する。DSモデルの特徴であるパールステッチは、ステアリングホイールやエアベントのクル・ド・パリにエンボス加工されたインサート、ダッシュボード、アームレストなどに継続して配備した。エクステリアと同様、ライトシグネチャーに工夫を凝らしたこともトピックで、インナーLIGHTBLADEの縦型ライトはデイタイムランニングライトと呼応し、ダッシュボードの端に命を吹き込んでドアハンドルの位置をマーク。また、コンソールのバックライト付きグラフィックは星空に照らされた空をイメージしてデザインする。アンビエントライトは 8 色から選択可能だ。内装カラーは、暖かさと明瞭さをもたらすブラウン系のアレザン(ALEZAN)を採用している。
一方、機能面ではダイナミックなデジタルアートコンテンツのアニメーションがドライバーを迎える10インチデジタルインストルメントパネルや、様々な情報をアクセスしやすく表示し、かつ音声認識で制御可能なDS IRISシステムも組み込んだ16インチワイドタッチスクリーンなどを装備。また、前2席間には2階建てのフローティングセンターコンソールを組み込み、上部にP/R/N/Dトランスミッションセレクター、ドライブモード設定セレクター、アルカンターラでトリミングしたスマホ収納エリアなどを、下部に取り外し可能なカップホルダー2個やType-C USBソケット2個を備えるスライド式シャッター付きの収納スペースを配備する。さらに、赤外線処理や熱性能(夏と冬)専用の“LowE”コーティングを含む層を内蔵した合わせガラスを採用する大面積のラミネーテッドパノラミックガラスルーフを設定。オーディオシステムには、コクピット全体に14個のスピーカーを統合して690Wの電力出力を実現し、かつスピーカーグリルをアルミニウム製ドアトリムと一体化した専用セッティングのFOCAL Electra 3Dプレミアムオーディオシステムをオプションで用意した。
シートについては、前席に高密度フォームの使用と背もたれの調節可能なサイドボルスターを内蔵したナッパレザー表皮のヘッドレスト一体型シートを、後席に4:2:4分割可倒機構を組み込んだリアシートを採用。ラゲッジルームは後席使用時で約620リットル、後席格納時で最大1873リットルの容量を確保し、パワーオープニングをワイドレンジに設定できるテールゲートも設定して、荷物の積載時の利便性を高めた。
なお、アブソリュートコンフォートパッケージでは前述のFOCAL Electra 3Dプレミアムオーディオシステムのほか、フロントマルチポイントランバーサポートやフロント/リアシートベンチレーション、ステアリングヒーター、フロントウィンドウヒーターなどを配備している。

▲幅広で継ぎ目のないダッシュボードは乗員を包み込み、シームレスな精神=シームレスデザインを体現。サテンカラーのライトゴールドを配したトリムも印象的。日本仕様のインテリアは暖かさと明瞭さをもたらすブラウン系のアレザン(ALEZAN)を採用。ハンドル位置は右

▲前2席間には2階建てのフローティングセンターコンソールを採用。上部にP/R/N/Dトランスミッションセレクター、ドライブモード設定セレクター、アルカンターラでトリミングしたスマホ収納エリアなどを、下部に取り外し可能なカップホルダー2個やType-C USBソケット2個を備えるスライド式シャッター付きの収納スペースを配備する
CおよびDセグメント向けに設計した新世代プラットフォーム「STLA-Medium(ステラ ミディアム)」に搭載される電動パワートレインは、最高出力207kW/7500rpm、最大トルク343Nm/250~5300rpmを発生するフロントモーター、最高出力83kW/1万4000rpm、最大トルク166Nm/1000~4375rpmを発生するリアモーター、総電力量97.2kWhを確保したリチウムイオン電池で構成するシステム最高出力350psのデュアル電動モーターAWDを採用。FIAフォーミュラE選手権で培った電動化技術を活かすことで、レスポンスに優れたダイナミックな走りと高い効率性能を両立し、0→100km/h加速は5.4秒の俊足ぶりを実現する。また、外気と熱交換する省エネ型空調システムのヒートポンプや、3段階のモードを設定する回生ブレーキ、ブレーキペダルに触れずに運転することが可能なワンペダル機能などを組み込んで電費性能を最大限に向上。一充電走行距離は、WLTCモードで750kmを成し遂げた。
充電についてはAC普通充電と最大160kWのDC急速充電に対応し、バッテリー残量が少ない状態から中間域にかけては高い充電性能を維持。とくに約55%までは150kW以上の出力を安定して受け入れることができ、充電の初期から中盤にかけて効率的に電力を取り込む。さらに、80%までの平均充電出力は約126kWに達し、クラスでも高い水準の充電性能を実現した。MyDSアプリからのリモート充電管理も可能としている。

▲新世代プラットフォーム「STLA-Medium」に搭載される電動パワートレインには最高出力207kW/最大トルク343Nmを発生するフロントモーター、最高出力83kW/最大トルク166Nmを発生するリアモーター、総電力量97.2kWhを確保したリチウムイオン電池で構成するシステム最高出力350psのデュアル電動モーターAWDを採用
シャシー面については、フロントガラス上部に配置したカメラが前方の道路状況をとらえ、合わせて姿勢センサーと3つの加速度センサーがこれにリンクして可変ダンピングシステムが作動するDSアクティブスキャンサスペンションを採用。路面の凹凸にサスペンションがリアルタイムに適応して、最上の乗り心地とハンドリングを実現する。また、先進安全運転支援機能としてアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)/レーンポジショニングアシスト/レーンキープアシスト/ブラインドスポットモニター/アクティブレーンチェンジアシスト/トラフィックサインインフォメーション/ドライバーアテンションモニタリングで構成するDSドライブアシストや、アクティブセーフティブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)/ディスタントアラート(夜間・サイクリスト検知)、ポストコリジョンセーフティブレーキ、360°ビジョン(フロント/サイドカメラ/リアカメラ)、リアクロストラフィックアラート、フロント&バックソナーなどを標準で採用している。
