
日産エルグランド。新型は2026年夏に正式デビュー予定。上級ミニバンというジャンルは、1997年に誕生した初代エルグランドが開拓。新型はその正当後継車。新型は威風堂々のスタイリング、広く上質な快適な室内、そして先進メカニズムで高級ミニバンの新たな基準を創造する
新型エルグランドは、日産ならでは最新技術を結集したプレミアムミニバン。アルファード&ヴェルファイアの牙城に切り込むフラッグシップモデルである。
開発者は「新型は500km以上のロングツーリングに連れ出しても、パッセンジャー全員が[もっと乗っていたい]と感じるクルマ。ドライバーには[運転の楽しさ]を、乗員には[極上の快適性]をお届けします」とコメントする。
威風堂々のスタイリングは、JMS2023で話題を呼んだ「ハイパーツアラー」のイメージを投入。Dピラーが逆スラントした特徴的なフォルムがスピード感を与える。日本の伝統工芸である「組子」をモチーフにしたフロントマスクも印象的である。ボディサイズは4995×1895×1975mm(日産測定直)。アルヴェル(同4995×1850×1945mm)と比較し45mmワイドで30mm背が高い。
インテリアは、特別なプライベート空間をイメージ。助手席とセカンドシートはオットマン付きの快適形状。シートバックには中折れ機能を備え、リクライニング時に、まさに絶妙なくつろぎ時間を演出する。14.3inの大型センターディスプレイ、3Dサラウンド再生が楽しめる22スピーカーのBOSEサウンドシステムも魅力的である。
メカニズムは日産最先端。第3世代のe-POWERシステムを国内初搭載。パワートレーンのコンパクト化と高剛性化を達成すると同時に、燃費をはじめとする効率を大幅にブラッシュアップした。駆動方式は、4輪の駆動力をリアルタイムで緻密に制御するe-4ORCE。さらに走行状況に応じて減衰力を可変するインテリジェントダイナミックサスペンションを組み合わせることで、上質でスポーティな走りの世界を実現している。
走りは極めてなめらかで力強く、3列目を含めすべての席で快適性を享受できるようになっている。広々とした車内空間は、雰囲気もシックでいかにも高級ミニバンらしい。運転席に収まると、眼前には横長のディスプレイが並ぶほか、インパネは新感覚のウッド調の樹脂とされ、その中央にはタッチパネルふうに走行関連のスイッチが仕込まれている。
助手席と2列目のシートは非常に凝った作り。背もたれはリクライニングだけでなく中折れ機構も備え、より好みのポジションが得やすい。しかも足元にはオットマンも付く。3列目も居住空間も十分に確保されており、日常的に使ってもストレスを感じさせない作りだ。
もちろん静粛性は超ハイレベル。それにしても新型の走りは本当になめらかで、どこにもカドがない。運転していても意のままに操れて楽しく、それでいて同乗者も快適と、相反することを見事に両立している。エルグランドは、ドライバーにとってそこはかとなく「運転手」を感じさせる競合車とはだいぶ異なる世界観の持ち主である。快適な大空間パーソナルカーとして期待が高まる。
新型はNMC(日産モータースポーツ&カスタマイズ)がプロデュースするスペシャルモデルをラインアップする。どれもが最上級ミニバンとしてのエルグランドのキャラクターを一段と鮮明にするモデルばかり。簡単に紹介しよう。
[AUTECH]
AUTECH(=オーテック)はプレミアムスポーティの新提案。フロントグリルは専用ドトパターン。ボディ下部には専用メタル調フィニッ種パーツを装着。フロントプロテクターにはシグネチャーLEDをビルトインしている。
[VIP]
VIPはくつろぎと品格のショーファードリブン。各部をフォーマルな使用に最適化。社長車や役員車として使用する法人yツースを想定したハイグレード仕様。シートは本革にグレードアップされ、アルミホイールも専用タイプになる。
[AUTECH LINE]
AUTECH LINE(=オーテックライン)は、クール&スタイリッシュなファミリー向けモデル。Lクラスのゆとりを基本にスポーティな味わいを追求。装備を厳選しリーズナブルなプライスに抑えた。
[STEP Type]
STEP Type(=ステップタイプ)は、エレガントな乗り降りをエスコートする仕様。プレミアムミニバンらしい「もてなし」を一段と強調。助手席側のドア開口と連動して自動的にステップが展開。乗降性を優しくサポートする。
