
MINIクーパー・コンバーチブルS/価格:7DCT 518万円。MINIの愛らしさをそのままにオープンエアを実現。幌は耐候性に優れた厚手のキャンバストップ。開閉は電動式。Sは2リッターターボ(204㎰)搭載。サイズは3880×1745×1435mm
九島辰也(モータージャーナリスト/以下、九島):MINIは愛を語らずして、何を語るというクルマ。存在自体が「愛されキャラ」。自分のクルマに名前を付けているユーザーも多い。中でもコンバーチブルは、スペシャルな存在なので、スタイリングやその雰囲気にワクワクできて素晴らしい。
山本善隆(カー・アンド・ドライバー統括編集長/以下、山本):初めてMINIをオープンで乗りましたが、とても気持ちがいいですね。幌を上げていても身体全体が保護されている感じが絶妙で、パーソナル空間としての演出がお見事。幌の開閉も電動でワンタッチ。気分に応じて気軽に空間アレンジができるのが魅力ですね。
九島:MINIはコンパクトということもあって、フルオープンにしても目立ちすぎない。日本人は恥ずかしがり屋が多いから、勇気を出してオープンカーを購入しても閉めっぱなしという人ばかりだと思う。でもMINIだと肩ひじ張らずにオープンが楽しめるから、乗るならぜひ風を感じながら走ってほしい。
山本:そうですね。幌を開けているときにバスタブ感というか、独特の気持ちよさがあります。オープンにしていると、無造作に荷物を後席に放り込めるのも実用的で、その所作も不思議と格好良く見えるし、ちょっとした非日常が楽しめる。
九島:コンバーチブルは自然体で乗るとかっこいい。オープンであっても走りはMINIの世界そのもの。ステアリングはクイックでゴーカートフィール。楽しくて笑顔になる。
山本:カタチからして室内への風の巻き込みは多め。でもそれがオープンに乗っているという感覚を高める要素になっています。丸いヘッドライトやセンターメーターなどMINIらしさをそのままに、オープンならではの個性と魅力を実現している。合理性が求められる現代、こんな味わい深いクルマを開発して販売しているのはさすがMINI、とあらためて感じました。
九島:試乗したのは高出力2リッターターボ(204㎰)を搭載したSだったけれど、あえてジェントルなクーパーC(163㎰)を選んで、さりげなく楽しむのも素敵だな。
