ロールス・ロイスが電気自動車のスペクターの改良モデル「スペクター・シリーズⅡ」および「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズⅡ」を発表。パワートレインはスペクター・シリーズⅡが従来の最高出力430kW/最大トルク900Nmから最高出力442kW/最大トルク1015Nm、ブラック・バッジ・スペクター・シリーズⅡが従来の最高出力485kW/最大トルク1075Nmから最高出力500kW/最大トルク1100Nmへとアップ。航続距離は最大18%向上して628km(WLTPモード)を実現。充電時間も最大14%短縮。内外装の仕様変更も実施
英国ロールス・ロイス・モーター・カーズは、電気自動車のスペクターの改良モデル「スペクター・シリーズⅡ(Spectre SeriesⅡ)」および「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズⅡ(Black Badge Spectre Series Ⅱ)」を発表した。
最大の注目は電動パワートレインの進化。エンジニアリングの改良によりスペクター・シリーズⅡが従来の最高出力430kW/最大トルク900Nmから最高出力442kW/最大トルク1015Nm、ブラック・バッジ・スペクター・シリーズⅡが従来の最高出力485kW/最大トルク1075Nmから最高出力500kW/最大トルク1100Nmへとアップする。また、バッテリーセル技術を再設計し、一充電航続距離は最大18%向上して628km(WLTPモード)を実現。充電時間も最大14%短縮した。
エクステリアについては、後ろヒンジ式のドアを配した流麗な2ドアクーペボディやワイドなステンレススチール仕上げのパンテオングリル、ジュエリーボックス風のダーククロムのハウジングを配したスプリットヘッドライト処理、新世代の“スピリット・オブ・エクスタシー”マスコット、シャープで垂直なノーズラインおよびヨットのデザインからインスパイを受けた“ワフト”と称する下側のライン、縦長の宝石のようなLEDコンビネーションランプなどを継承しつつ、スペクター・シリーズⅡのために新たなソリッドカラーのエクステリア仕上げ「エセリアル・ブルー(Ethereal Blue)」を開発したことが訴求点。また、足もとにはあらゆる角度から光を捉え反射する、多面的なマルチスポークデザインの新造形23インチ鍛造アロイホイールを設定した。

内包するインテリアは、新たな素材や仕上げ、奥行きと多様性に富んだクラフト・ディテールを導入して、内装の表現の幅を大きく広げたことが特徴。具体的には、竹を原料とするレーヨンを用いた「デュアリティ・ツイル(Duality Twill)」や、精密にカットされたパターンによってレザーに独自のアートワークを描き出す「プレイスド・パーフォレーション(Placed Perforation)」、ハイグロス仕上げの「ブリンドルド・ウォルナット(Brindled Walnut)」ベニア、8108個のピクセル状イルミネーションによる方向性のあるウェーブパターンで構成したイルミネーテッドフェイシアのインパネ、視認性を最優先する精密な航空計器から着想を得た新デザインのタイムピースなどを設定した。

▲インテリアは新たな素材や仕上げ、奥行きと多様性に富んだクラフト・ディテールを導入して、内装の表現の幅を拡張。写真は月明かりに照らされた雲のシルエットの移ろいを捉え、インテリアに繊細な芸術性を吹き込んだプレイスド・パーフォレーション・レザー
ブラック・バッジ・スペクター・シリーズⅡに関しては、新たに「アイスド・ブラック・エクステリア・ディテーリング(Iced Black Exterior Detailing)」を開発し、グリルサラウンドやサイドフレームフィニッシャー、バンパーインサート、“ダブルR”バッジのサラウンド、ドアハンドル、そしてスピリット・オブ・エクスタシーなどにブライトワークマット仕上げを施す。また、足もとには7スポーク構造を基調とした新デザインの23インチ鍛造アロイホイールを配し、表面塗装としてアイスド・マット・ブラック(Iced Matte Black)仕上げを新規に展開した。

▲ブラック・バッジ・スペクター・シリーズⅡは新たに「アイスド・ブラック・エクステリア・ディテーリング」を設定。グリルサラウンドやサイドフレームフィニッシャー、バンパーインサート、“ダブルR”バッジのサラウンド、ドアハンドルなどにブライトワークマット仕上げを施す
一方、インテリアについては前述のインテリア用レーヨン生地のデュアリティ・ツイルを採用し、新たなビスポークの可能性を提案。テキスタイルには2つの“R”のイニシャルを抽象的に表現した刺繍を施す。このアレンジはインナードアパネルにも配し、乗り込む瞬間をより華やかに演出した。
