アルファロメオ初の電動SUVの車名が「ミラノ」に決定。公開は2024年4月を予告

アルファロメオが新型EVの車名をブランド発祥の地である「ミラノ」とすると発表。車両自体はBセグメントのコンパクトSUVに位置。正式公開は2024年4月を予定

 Stellantisグループのアルファロメオは2023年12月14日(現地時間)、ブランド初となるBEVモデルの車名を「ミラノ(MILANO)」とすると発表した。

▲アルファロメオが新型EVの車名をブランド発祥の地にちなんで「ミラノ」とすると発表。正式公開は2024年4月を予定

▲アルファロメオが新型EVの車名をブランド発祥の地にちなんで「ミラノ」とすると発表。正式公開は2024年4月を予定

 

“スポーツアーバンビークル”を標榜する新型ミラノは、BセグメントのコンパクトSUVに位置。基本骨格には同グループのジープ・アベンジャーやフィアット600eなどと同様、e-CMPプラットフォームを採用する見込みである。動力源には100%電動パワートレインのほか、マイルドハイブリッドも設定する予定だ。

 一方で車名のミラノは、1910年6月24日にアルファロメオが創業したイタリアの都市のミラノに由来。アルファロメオは1985年デビューの75の北米市場向けモデルでミラノの車名を使ったことはあるが、グローバルで展開するのは初である。ちなみに、エンブレムでは1910年から1971年にかけて“MILANO”のロゴを入れていたが、1968年に南部のナポリに進出してアルファスッドを設立してから3年ほどが経過すると、エンブレムからMILANOロゴが省かれた。今回の車名発表と同時に公開された動画では、そのエンブレムの変遷が明確に映し出されている。

▲今回の車名発表と同時に公開された動画では、アルファロメオのエンブレムの変遷を紹介。1910年から1971年にかけて“MILANO”のロゴを入れていた

▲今回の車名発表と同時に公開された動画では、アルファロメオのエンブレムの変遷を紹介。1910年から1971年にかけて“MILANO”のロゴを入れていた

 

 今回の車名発表に際してアルファロメオのジャン・フィリップ・インパラートCEOは、「2024年に登場するミラノによってアルファロメオは、当ブランドを愛するすべてのファンと新たなカスタマーの期待に応えるラインアップを完成させることができます。ミラノはすべてのアルフィスティを“おかえりなさい”という言葉で迎える象徴的なモデルです。ジュリエッタやミトに乗るアルフィスティは、アルファロメオへの愛情を確かめられる機会を待ち望んでいます。また、ミラノはこのセグメントにおいて他のブランドでは味わえないスポーティな体験と、イタリアンデザイン独特の美しさを求める人たちを歓迎するモデルでもあります。ミラノは電気自動車への移行プロセスにおける最初のマイルストーンであり、トナーレと同様、アルファロメオの世界的なプレゼンスをさらに強化するという、重要な任務を担っています」とコメントしている。

 なお、新型ミラノは2024年4月に、ゆかりの地であるミラノで正式公開を果たす予定である。

 

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