ボルボが新世代電動テクノロジーのイメージリーダーとなる旗艦EVサルーン「ES90」を日本で発売。セダンの洗練されたエレガンス、5ドアクーペの汎用性、SUVの広々とした室内空間と高い最低地上高を高度に融合させたスタイルに、スカンジナビアンデザインと次世代テクノロジーを高次元で融合させたインテリアを内包。パワートレインには最高出力245kW/最大トルク480Nmを発生するモーターに総電力量92kWhのリチウムイオン電池を組み合わせたSingle Motor Extended Rangeと、最高出力220kW/最大トルク390Nmを発生するフロントモーターと最高出力280kW/最大トルク480Nmを発生するリアモーターに総電力量106kWhのリチウムイオン電池を組み合わせたTwin Motor Performanceを設定
ボルボ・カー・ジャパンは2026年7月8日、新型フラッグシップEVサルーンの「ES90」を日本で発売した。

▲ボルボES90 Plus Single Motor Extended Range 価格:979万円 全長5000×全幅1940×全高1555mm ホイールベース3100mm 車重2350kg 乗車定員5名 一充電走行距離(WLTCモード)665km 写真のボディカラーはヴェイパーグレー
車種展開は以下の通り。
Plus Single Motor Extended Range:979万円
Ultra Single Motor Extended Range:1129万円
Ultra Twin Motor Performance:1229万円

▲ボルボES90 Ultra Single Motor Extended Range 価格:1129万円 全長5000×全幅1940×全高1545mm ホイールベース3100mm 車重2390kg 乗車定員5名 一充電走行距離(WLTCモード)665km 写真のボディカラーはデニムブルー
EX90、EM90、EX40、EC40、EX30に続くボルボの電気自動車の第6弾となるES90は、セダンの洗練されたエレガンス、5ドアクーペの汎用性、SUVの広々とした室内空間と高い最低地上高を高度に融合させたエクステリアに、プレミアムな快適性や本物の素材、目的にあったデザインで仕立てたインテリア、そして新世代のコアコンピューティング技術と最新の800Vテクノロジーを採用して、ボルボの新世代電動テクノロジーのイメージリーダーに昇華させたことが特徴。生産は中国の四川省成都に居を構えるボルボ・カーズの工場で実施する。

▲ボルボES90 Ultra Twin Motor Performance 価格:1229万円 全長5000×全幅1940×全高1545mm ホイールベース3100mm 車重2560kg 乗車定員5名 一充電走行距離(WLTCモード)720km 写真のボディカラーはオーロラシルバー
まずエクステリアは、機能が形をつくるスカンジナビアンデザインを新たなアプローチで導入して、自信に満ち、かつ個性あふれるクロスオーバースタイルに仕立てるとともに、コアコンピューティングやコネクティビティ、電動化などの最先端技術と組み合わせて、安全性、効率、デザインを最適化する。新しいトールハンマーデザインのLEDヘッドランプおよびデイタイムランプやクローズドタイプのグリル、C字型のLEDコンビネーションランプとリアウィンドウ左右に縦型に配したランプ、空力特性を考慮した独特な造形のアルミホイールなども目を引く部分だ。さらに、わずかに高められた車高によってドライバーに広い視界を提供。合わせて、流れるようなルーフラインがエレガントな外観と室内空間をバランスよく融合させ、同時に空気抵抗係数(Cd値)0.25という優れたエアロダイナミクスを実現することで、総合的な効率性と航続距離の向上を実現した。ボディカラーについてはオーロラシルバー、クリスタルホワイト、サンドデューン、フォレストレイク、デニムブルー、マルベリーレッド、オニキスブラック、ヴェイパーグレーという計8色を設定。足もとのホイールはPlus Single Motor Extended Rangeに前8.0J/後9.0J×20 7スポーク・エアロアルミホイール グロッシーシルバー/グロッシーブラックを、Ultra Single Motor Extended Rangeに前8.5J/後9.0J×21 5スポーク・エアロアルミホイール ダイヤモンドカット/グロッシーブラック&グロッシーシルバーを、Ultra Twin Motor Performanceに前8.5J/後9.5J×22 5-Yスポークアルミホイール ダイヤモンドカット/ブラックを装着する。最大99.9%のUVカット付きパノラマガラスルーフも装備し、Ultra系にはガラスの透明度が調整可能なエレクトロクロミック(電気調光機能)を組み込んだ。

▲Ultra Single Motor Extended Rangeは足もとに前8.5J/後9.0J×21 5スポーク・エアロアルミホイール ダイヤモンドカット/グロッシーブラック&グロッシーシルバーを配備
インテリアに関しては、インパネ上部を水平基調にアレンジして前方視界を高めたうえで、高品質グラフィックスの9インチドライバーディスプレイおよび13.2インチヘッドアップディスプレイを配備する。また、バーチカルマウントの14.5インチサイズのセンタースクリーンディスプレイを採用し、インフォテインメントシステムとして最新のGoogleを搭載。さらに、Ultra系にはヘッドレスト一体型スピーカーを含めてキャビン全体に25個の独立したハイフィデリティ・スピーカーを配したBowers&Wilkinsサウンドシステムを装備した。
車両と外部との間の双方向通信機能を使ってクルマ本体を制御するソフトウェアを更新し続けて、ユーザーが購入後も性能向上を享受できる“ソフトウェア・デファインド・カー(Software-Defined Car)”に対するボルボ・ブランドのアプローチをさらに発展させて具現化したことも見逃せない。具体的には、ボルボ独自のハードウェアとソフトウェアの統合型技術基盤「スーパーセット・テックスタック(Superset tech stack)」に基づき、コアコンピューティング技術、常時接続、データの活用により継続的に進化し、改善していくように設計。NVIDIA、Qualcomm Technologies、Googleなどの業界をリードするテクノロジーパートナーの優れたサービスや技術を融合した、「HuginCore」と呼ばれる次世代コアコンピューティングシステムを搭載し、安全システムや駆動システム、インフォテインメントからバッテリー管理まで、車両のすべての機能を統合制御する。また、本システムに採用するDRIVE AGX Orinは、NVIDIAのインテリジェントカー用コアコンピュータで、さまざまな車内の重要なシステムやプロセスを超高速で統合制御。254TOPS(毎秒約254兆回の演算)という高レベルの演算能力を持ち、AIベースの最先端のアクティブセーフティ機能、車両センサー、効率的なバッテリーマネージメントなどの機能を管理する。さらに、インフォテイメントシステムに採用したQualcomm TechnologiesのSnapdragon Cockpit Platformsは、高速な処理性能と高品質なグラフィックスにより、車載ディスプレイやヘッドアップディスプレイに優れた操作性と視認性を提供する。
インテリアの仕様としてはチャコール/ドーンの内装カラーおよびライトアッシュウッドのデコラクティブパネル、チャコール/カルダモンの内装カラーにバーチウッドのデコラクティブパネル、チャコール/チャコールの内装カラーにバーチウッドのデコラクティブパネルという3タイプを設定。シート表皮はPlus系にパーフォレーテッドノルディコ、Ultra系にファインナッパレザーを張り、オプションとしてテイラードウールブレンドを用意した。

▲インパネ上部を水平基調にアレンジして前方視界を向上。写真はUltra Twin Motor Performanceのチャコール/ドーンインテリアで、バーチウッドのデコラティブパネルを装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
パワートレインについては、新しい800Vテクノロジーを採用して航続距離および充電性能を高めたことが訴求点。Single Motor Extended Rangeには最高出力245kW/最大トルク480Nmを発生するモーターと総電力量92kWhのリチウムイオン電池を、Twin Motor Performanceには最高出力220kW/最大トルク390Nmを発生するフロントモーターと最高出力280kW/最大トルク480Nmを発生するリアモーターに総電力量106kWhのリチウムイオン電池を搭載し、一充電走行距離はWLTCモードでSingle Motor Extended Rangeが665km、Twin Motor Performanceが720kmを成し遂げる。充電に関しては、AC普通充電とDC急速充電に対応させた。一方、基本骨格は新世代のSPA2プラットフォームと、約18%の再生スチールや約29%の再生アルミニウム、そして約16%のリサイクルポリマーとバイオベース素材を使用した専用ボディで構成。車内のウッドパネルにはFSC(Forest Stewardship Council)認証の木材を採用している。

▲新しい800Vテクノロジーを採用して航続距離および充電性能を向上。Twin Motor Performanceは最高出力220kW/最大トルク390Nmを発生するフロントモーターと最高出力280kW/最大トルク480Nmを発生するリアモーターに総電力量106kWhのリチウムイオン電池を搭載し、一充電走行距離はWLTCモードで720kmを実現
先進安全運転支援システムの進化もES90の注目ポイントで、周囲の状況を正確に把握する高度なセンサー群、LiDAR 1個、レーダー5個、カメラ5個、超音波センサー12個に加え、車内には高度にドライバーの状況を把握し理解するドライバーアンダスタンディングシステムを搭載する。これらのシステムは、暗闇でも障害物を検知し、衝突回避などのプロアクティブな安全機能を作動させることで、高い安全性を確保。ボルボはこの先進安全技術を“セーフ・スペース・テクノロジー”と呼称している。
