ポルシェ911 GT3初のフルオートマチックコンバーチブルルーフモデル「911 GT3 S/C」の予約受注が開始

ポルシェが911の高性能バージョン「911 GT3」に2シーターのフルオートマチックコンバーチブルルーフモデル「911 GT3 S/C」を新設定。911 S/Tから受け継いだ軽量ボディコンポーネントと、911 GT3譲りの自然吸気4リットル水平対向自然吸気エンジン+6速MTを採用したうえで、マグネシウム製のフラットリブ/フロントルーフフレーム/リアウインドウフレームを配した電動開閉式ファブリックルーフを装備。開閉に要する時間は約12秒で、2秒ほどで展開するウインドディフレクターも配備。性能面では最高速度313km/h、0→100km/h加速3.9秒を実現。個性的なビジュアルアイデンティティを実現するストリートスタイルパッケージも用意

 ポルシェ ジャパンは2026年4月15日、ポルシェ911(992)の高性能バージョン「911 GT3」にフルオートマチックコンバーチブルルーフモデルの「911 GT3 S/C」を新規にラインアップし、同日より予約の受付を開始した。車両価格は3843万円に設定。ハンドル位置は右と左を用意する。

▲ポルシェ911 GT3 S/C 価格:3843万円 全長4570×全幅1852×全高1279mm ホイールベース2457mm 車重(DIN)1497kg 911 GT3初のフルオートマチックコンバーチブルルーフモデル

▲ポルシェ911 GT3 S/C 価格:3843万円 全長4570×全幅1852×全高1279mm ホイールベース2457mm 車重(DIN)1497kg 911 GT3初のフルオートマチックコンバーチブルルーフモデル

 往年の911スピードスターを祖先とし、911 GT3初のフルオートマチックコンバーチブルルーフモデルに位置する新設定の911 GT3 S/Cは、911 S/Tから受け継いだ軽量ボディコンポーネントと、911 GT3の自然吸気4リットル水平対向自然吸気エンジンを採用したうえで、軽量設計の電動開閉式ファブリックルーフを装備して、最高にスポーティでエモーショナルなドライビングが楽しめる高性能2シーターカブリオレモデルに仕立てている。

▲911 S/Tから受け継いだ軽量ボディコンポーネントと、911 GT3の自然吸気4リットル水平対向自然吸気エンジンを採用したうえで、軽量設計の電動開閉式ファブリックルーフを備える

▲911 S/Tから受け継いだ軽量ボディコンポーネントと、911 GT3の自然吸気4リットル水平対向自然吸気エンジンを採用したうえで、軽量設計の電動開閉式ファブリックルーフを備える

 まず基本骨格は、911 S/Tから受け継いだ軽量ボディコンポーネント、具体的にはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製のボンネットやフェンダー、ドア、アンチロールバー、コネクティングリンクなどを配するとともに、コクピットまわりを入念に強化して、軽量かつ高剛性なオープントップボディを構築する。肝心のトップには、電動開閉式のファブリックルーフを採用。2本のフラットリブ、フロントルーフフレーム、リアウインドウフレームはマグネシウム製で仕立て、またルーフカラーは標準のブラックのほかにレッドを用意した。トップを閉じた際はクーペと同様、フロントウインドウフレームからルーフ収納コンパートメントリッドまでエレガントな弧を描いて伸びるルーフラインを実現。軽量な油圧式ルーフアクチュエーターが司るトップの開閉時間は約12秒で、走行中の作動も可能だ。センターコンソールのボタンを押すと2秒ほどで展開するウインドディフレクターも配備し、高速走行時でも爽快なオープンエアドライビングを提供する。

▲カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製のボンネットやフェンダー、ドア、アンチロールバー、コネクティングリンクなどを配するとともに、コクピットまわりを入念に強化して、軽量かつ高剛性なオープントップボディを構築

▲カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製のボンネットやフェンダー、ドア、アンチロールバー、コネクティングリンクなどを配するとともに、コクピットまわりを入念に強化して、軽量かつ高剛性なオープントップボディを構築

 エクステリアについては、911 GT3のオープントップモデルであることを目いっぱいに主張する。フロントウインドウフレームはブラックルーフに合わせてブラックフィルムで仕上げ、合わせてサイドパネルの飛び石防止フィルムにもマットブラック仕上げを採用。また、911 S/Tや911 GT3ツーリングパッケージと同様にガーニーフラップをリトラクタブルリアスポイラーに装備し、フロントスポイラーリップとリアディフューザーは現行911 GT3から引き継いだ。さらに、ハニカムタイプのフードガーニッシュには“GT3 S/C”バッジを装着。足もとには20/21インチ 911 GT3鍛造マグネシウム製軽量ホイール(タイヤは前255/35 ZR20、後315/30 ZR21サイズ)と、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムを組み込んだ。

▲電動開閉式のファブリックルーフを採用。2本のフラットリブ、フロントルーフフレーム、リアウインドウフレームはマグネシウム製で仕立て、ルーフカラーは標準のブラックのほかにレッドを用意する

▲電動開閉式のファブリックルーフを採用。2本のフラットリブ、フロントルーフフレーム、リアウインドウフレームはマグネシウム製で仕立て、ルーフカラーは標準のブラックのほかにレッドを用意する

▲フードガーニッシュに“GT3 S/C”バッジを装着

▲フードガーニッシュに“GT3 S/C”バッジを装着

▲足もとには20/21インチ 911 GT3鍛造マグネシウム製軽量ホイールとポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムを組み込む

▲足もとには20/21インチ 911 GT3鍛造マグネシウム製軽量ホイールとポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムを組み込む

 2シーター構成のインテリアは、911 S/Tから継承した軽量カーペットやカーボンファイバー製プルハンドルを配した軽量ドアパネルなどを装備したことがトピック。仕様としてはブラックのエクステンデッドレザーアイテム付きインテリア(コントラストカラーGTシルバー付き)を標準で採用し、ステアリングホイールとシートセンターにはパンチングレザーを配備する。また、デジタルメーターパネルは分かりやすい表示と操作コンセプトでドライバーをサポート。トラックスクリーン表示モードでは、レブカウンターの左右にあるデジタル表示をタイヤ、オイル、冷却水、燃料に関する必要なデータのみに絞り込み、合わせてレブカウンターの左右にあるシフトランプはシフトチェンジの最適なタイミングを点灯で示す。必要に応じてディスプレイを回転させてレブリミットの9000rpmを12時の位置に表示することも可能とした。

▲911 S/Tから継承した軽量カーペットやカーボンファイバー製プルハンドルを配した軽量ドアパネルなどを装備。仕様としてはブラックのエクステンデッドレザーアイテム付きインテリア(コントラストカラーGTシルバー付き)を標準で採用する。ハンドル位置は左と右を設定

▲911 S/Tから継承した軽量カーペットやカーボンファイバー製プルハンドルを配した軽量ドアパネルなどを装備。仕様としてはブラックのエクステンデッドレザーアイテム付きインテリア(コントラストカラーGTシルバー付き)を標準で採用する。ハンドル位置は左と右を設定

 一方でシートについては、4方向電動調整のスポーツシート プラスを標準で装着し、オプションとして胸部エアバッグを内蔵した可倒式軽量スポーツバケットシートを設定する。リアバルクヘッドトリムの中央には“GT3 S/Cロゴ”を刺繍した。

▲4方向電動調整のスポーツシート プラスを標準で装着

▲4方向電動調整のスポーツシート プラスを標準で装着

▲オプションとして可倒式軽量スポーツバケットシートを設定

▲オプションとして可倒式軽量スポーツバケットシートを設定

 パワートレインは基本的に911 GT3を踏襲し、自然吸気で専用セッティングの3996cc水平対向6気筒DOHCエンジンを搭載する。吸気系には6バレルのスロットルバルブを組み込み、一方で排気系のスポーツエキゾーストシステムは2基のパティキュレートフィルターを内蔵しながら軽量化。最高出力は510ps(375kW)、最大トルクは450Nmを発生する。トランスミッションには、オートブリッピング機能を配するとともにショートストローク化した6速マニュアルギアボックス(6速MT)を組み合わせた。性能面では、0→100km/h加速3.9秒、最高速度313km/hを実現している。

▲パワーユニットには3996cc水平対向6気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は510ps(375kW)、最大トルクは450Nmを発生する

▲パワーユニットには3996cc水平対向6気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は510ps(375kW)、最大トルクは450Nmを発生する

▲トランスミッションにはオートブリッピング機能を配した6速マニュアルギアボックス(6速MT)を採用

▲トランスミッションにはオートブリッピング機能を配した6速マニュアルギアボックス(6速MT)を採用

▲性能面では0→100km/h加速3.9秒、最高速度313km/hを実現

▲性能面では0→100km/h加速3.9秒、最高速度313km/hを実現

 911 GT3 S/Cには、個性的なビジュアルアイデンティティを実現するポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャー提供のストリートスタイルパッケージも用意する。エクステリアでは、フロントフェンダーのデコレーティブグラフィックと車両側面の“PORSCHE”ロゴをパイロレッドで、ホイールをエクステリアのアクセントカラーと調和するスレートグレーネオで塗装。ヴィクトリーゴールドで仕上げたブレーキキャリパーにはブラックの“PORSCHE”ロゴをあしらい、合わせてホイールリムにはパイロレッドのアクセントストリップを配する。さらに、ティンテッドHDマトリックスヘッドライトとボディカラー同色エアブレードを採用した。

▲個性的なビジュアルアイデンティティを実現するストリートスタイルパッケージを用意

▲個性的なビジュアルアイデンティティを実現するストリートスタイルパッケージを用意

▲フロントフェンダーのデコレーティブグラフィックと車両側面の“PORSCHE”ロゴをパイロレッドで彩る

▲フロントフェンダーのデコレーティブグラフィックと車両側面の“PORSCHE”ロゴをパイロレッドで彩る

 インテリアについては、スレートグレーとガーズレッドの2トーンカラーのレザーで覆い、コントラストの効いたデコレーティブステッチ、ドアハンドルループ、シートハンドル、シートベルトをすべてガーズレッドで仕上げる。また、ステアリングコラムトリムやシートコンソール、インナーシルトリム、ヒューズボックスカバーはスラットを含むエア吹き出し口とともにレザーで仕上げ、同時にフロアマットにもレザーの縁取りを施した。さらに、サンバイザーやルームミラーコンソール、フロントウインドウフレーム、コンバーチブルルーフヘッドライナーにはスレートグレーのパンチング加工Race-Texを採用。ほかにも、オープンポアラミネートウッドのギアノブとパイロレッドのシフトパターンを備えたダークカラーのシフトレバーを配備し、加えてシフトレバー下の“GT3 S/C”ロゴ、ダッシュパネルのアクセントストリップ、助手席側の“911”ロゴをパイロレッドで仕上げている。

 シートに関してはポルシェクレストの刺繍を施したアダプティブスポーツシートプラスを装着し、シートセンターにはスレートグレー、ガーズレッド、マグネシウムグレー、カラハリの4色の編み込みレザーを配する。また、アクセサリーとして車両後部に追加の収納スペースを提供するリアキャビン用軽量収納ボックスを設定。重量は10kgと軽量で、容量は80リットルを確保している。

▲オープンポアラミネートウッドのギアノブとパイロレッドのシフトパターンを備えたダークカラーのシフトレバーを採用

▲オープンポアラミネートウッドのギアノブとパイロレッドのシフトパターンを備えたダークカラーのシフトレバーを採用

▲ポルシェクレストの刺繍を施したアダプティブスポーツシートプラスを装着。シートセンターにはスレートグレー、ガーズレッド、マグネシウムグレー、カラハリの4色の編み込みレザーを配する

▲ポルシェクレストの刺繍を施したアダプティブスポーツシートプラスを装着。シートセンターにはスレートグレー、ガーズレッド、マグネシウムグレー、カラハリの4色の編み込みレザーを配する

▲アクセサリーとしてリアキャビン用軽量収納ボックスを設定

▲アクセサリーとしてリアキャビン用軽量収納ボックスを設定

 

 

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