【最新モデルガイド】MINI[THE SKEG]は、人生はサーフィンと共にあると宣言。そのファッションセンスは勉強になる!

「THE SKEG」はMINIがオーストラリア発のライフスタイルブランドDEUS EX MACHINA(DEUS)とコラボしたコンセプトモデル。ベース車はBEVのJCW E。コンセプトは「波とともに生きる自由の象徴」。昨秋、ドイツ・ミュンヘンで世界初披露された。DEUSとのコラボモデルはもう1台、エンジン車のJCWをベースにした「THE MACHINA「も存在。そちらは「サーキットの鼓動を受け継ぐヘリテージ」を目指した走りのモデル

「THE SKEG」はMINIがオーストラリア発のライフスタイルブランドDEUS EX MACHINA(DEUS)とコラボしたコンセプトモデル。ベース車はBEVのJCW E。コンセプトは「波とともに生きる自由の象徴」。昨秋、ドイツ・ミュンヘンで世界初披露された。DEUSとのコラボモデルはもう1台、エンジン車のJCWをベースにした「THE MACHINA「も存在。そちらは「サーキットの鼓動を受け継ぐヘリテージ」を目指した走りのモデル

MINI×DEUS EX MACINA=生活を楽しむ新スタイルを創造

 BMWは3月2日の「MINIの日」に先立つ2026年2月26日にプレスコンファレンスを開催。今後のMINIの方向性を発表した。
 最新のMINIは、カントリーマン/エースマン/クーパー(3ドア/5ドア/カブリオレ)の3シリーズで構成。それぞれにスパイシーなJCW(ジョン・クーパー・ワークス)モデルを用意し、ICEとBEVが多彩に選べるワイドなラインアップが完成している。

 MINIの販売は絶好調が続いている。2025年の販売台数は1万9146台(JAIA調べ)。輸入車モデル別販売で、10年連続のNo.1を達成した。

サイドビュー

 プレスコンファレンスでは、MINIディビジョン本部長の向井健二氏が「2026年はMINIの魅力がさらに際立つよう注力していきます。昨秋のジャパンモビリティショーで世界初公開したポール・スミス・エディションに続き、多様化するライフスタイルのエッセンスをプラスしたスペシャルなモデルをラインアップに加え、MINIをオンリーワンの存在としてさらに際立たせます」と力強く宣言。そのスペシャルなモデルの具体例として、コンセプトモデル「THE SKEG」をアンベールした。

レーシーにして遊びゴコロも満点。MINIは多彩なコラボレーションで進化する

 THE SKEGは、MINIとオーストラリア発のライフスタイルブランド、DEUS EX MACHINA(デウス・エクス・マキナ、以下DEUS)がタッグを組み、昨年ドイツ・ミュンヘンで初披露したコラボレーションモデル。そのスポーティでいながら、自由と遊びを感じさせる仕上がりは、「MINIブランドの今後の方向性を指し示している」という。

リア

室内

 DEUSは、20年前にオーストラリアのシドニーで誕生。バイクやサーフィン、スケートボード、そしてアートや音楽を愛するバックグラウンドを持っている。DEUSの共同設立者であり、グローバル・クリエイティブ・ディレクターのカービー・タックウェル(CARBY TUCKWELL)氏は「ニューヨークタイムズのアートディレクターと進めたプロジェクトがMINI関係者の目に止まり、今回のコラボレーションにつながりました。MINIの個性(小さくて、速く、存在感が強い)は、DEUSのブランドアイデンティティと通じるものがあります。個人的にもMINIの偉大なモータースポーツの歴史に敬意を抱いており、SKEGプロジェクトは楽しい体験でした」と語る。ちなみにSKEGとは、サーフボードのフィン状のパーツを意味する。

タイヤ01

タイヤ02

 日本に初上陸したSKEGは、レーシーな機能美と独特のファション感覚を発散していた。グラスファイバーやスチールなどの素材感を強調した処理や独特のカラーリングが印象的だ。

 フロント回りとサイドのファットなオーバーフェンダーはグラスファイバーで統一。スチールのメタル感をあえて残したボンネットは、バイクのタンクを意識した演出という。

 ホイールは「完璧な不完全さ」を表現するポイントのひとつで、フロントがシルバー、リアはブラックの組み合わせ。なお、左右ドアのペイントも異なっている。リアゲートには「DEUS」の文字が入り、ボディサイドやバンパーにはオレンジのアクセントカラーが入る。

スポイラー

ルーフ

 ユニークなのは、リアスポイラーとルーフの処理だ。大型形状のスポイラーは、実際のサーフボードと同じ手法で製作され、ルーフにサーフボードを載せた際に、サーフボードを支えられるように配慮した形状にデザインされている。ルーフにはサーフボードを固定するためのバンドを装着し、安全にボードが運べるような提案をカタチにしていた。

 ルーフのグラスファイバーは極めて薄いレイヤーで仕上げられ、室内から太陽の光が感じられる半透明タイプ。室内から見上げると、ルーフに描かれたXのデザインがくっきりと見える。

 室内はシンプルな印象。不必要なアイテムはすべて排除して再構築された。ドアトリムはグラスファイバー、前席のバケットシートは表面にウエットスーツの素材を用いてドライバーの体が滑らないように配慮している。フロアマットにはココナッツの天然素材を採用。ドアノブはプリミティブなバンド式。シートベルトには、DEUSのロゴが入る。

シート

ドアトリム

 向井氏は「THE SKEGは、MINIの個性をわれわれとは別の視点で表現したコラボモデル。新たなお客様との出会いを演出してくれる」と期待を寄せる。クルマだけでなくジャケットやTシャツ、キャップ、トートバッグなどのファッションアイテムでもコラボして、その世界観を広めていくと説明してくれた。

 THE SKEGはコンセプトモデルで市販の計画は現在のところないが、今後のMINIはさらに刺激的なエッセンスを加え、多くの人を笑顔にするモデルを積極的に追加していくというから楽しみだ。

JCW

 その手始めとし2019年に限定販売されたJCW GP(2シーターの純スポーツモデル)の魅力を現行モデルで表現した「MINI GP INSPIRED EDITION」を限定発売。GP IBSPIRED EDITIONはJCWベースの3ドア(606万円/55台)とクーパーSベースの5ドア(587万円/145台)の2種から選べる。

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