日産がジャパンモビリティショー2023に出展するEVコンセプトカーの第2弾「ハイパーアドベンチャー」をデジタルモデルで先行公開

日産が「自然を愛し、環境に配慮したライフスタイルを送りながら、アウトドアを思う存分楽しみたい」というユーザーに向けたEVコンセプトカーの「ハイパーアドベンチャー(Hyper Adventure)」をデジタルモデルで発表。斬新かつスポーティな本格SUVスタイルに、進化した電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」を採用

 日産自動車は2023年10月10日、ジャパンモビリティショー2023に出展するEVコンセプトカーの第2弾「ハイパーアドベンチャー(Hyper Adventure)」をデジタルモデルで発表した。

▲日産がジャパンモビリティショー2023に出展するEVコンセプトカーの第2弾「ハイパーアドベンチャー」をデジタルモデルで発表

▲日産がジャパンモビリティショー2023に出展するEVコンセプトカーの第2弾「ハイパーアドベンチャー」をデジタルモデルで発表

 

 デジタルコンセプトキャラクターで、エクストリームスポーツパフォーマーのMASAとともに登場したハイパーアドベンチャーは、「自然を愛し、環境に配慮したライフスタイルを送りながら、アウトドアを思う存分楽しみたい」というユーザーに向けたEVコンセプトカーで、週末に近くの山へ遊びに行くときも、人里離れた場所へ数カ月にわたって旅するときでも、アウトドアにおける多様なニーズに対応する本格SUVとして企画している。

▲ハイパーアドベンチャーはデジタルコンセプトキャラクターでエクストリームスポーツパフォーマーのMASAがイメージキャラクターを務める

▲ハイパーアドベンチャーはデジタルコンセプトキャラクターでエクストリームスポーツパフォーマーのMASAがイメージキャラクターを務める

 

 電動パワートレインには、大容量バッテリーを搭載。長期間の旅や遠方へのドライブを可能とし、目的地に到着した後にはアウトドアアクティビティを楽しむための電源となり、照明や電気を必要とするアウトドア用品へも給電する。また、V2X(Vehicle-to-Everything)機能を通じてEVエコシステムの一部となり、クルマのバッテリーに蓄えた電力を自宅へ供給(Vehicle-to-Home)したり、車両から電力を電力網に供給(Vehicle-to-Grid)したりすることで地域の電力インフラをサポートするなど、自宅でも旅先でも電力を適切にマネジメントすることが可能。さらに、進化した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用し、雪道や山道などでも安全かつ快適なドライビングを実現した。

▲電動パワートレインには大容量バッテリーを搭載。長期間の旅や遠方へのドライブを可能とし、目的地に到着した後にはアウトドアアクティビティを楽しむための電源となり、照明や電気を必要とするアウトドア用品へも給電する

▲電動パワートレインには大容量バッテリーを搭載。長期間の旅や遠方へのドライブを可能とし、目的地に到着した後にはアウトドアアクティビティを楽しむための電源となり、照明や電気を必要とするアウトドア用品へも給電する

 

 エクステリアについては、ダイナミックな面構成のボディパネルでアクティブさを創出するとともに、ボディサイドに特徴的な斜めのキャラクターラインを配して広々としたキャビンセクションを強調。また、フロントバンパーからフロントガラスに空気が抜けるエアダクトを組み込み、スムーズなルーフラインからサイドウィンドウ、Cピラーまでを一体化させ、グラスエリアと車体後部を段差のないフラッシュサーフェスデザインで構成して、高い空力性能を実現する。さらに、ホイールとフロントおよびリアバンパーをスノーギアであるアイゼンから着想を得た形状とすることで、雪道や悪路を掻き進むような力強さを表現した。Bピラーを省略したうえで、フロントドアに前ヒンジ式、リアドアに上ヒンジ式を採用して、広大なドア開口部を実現したことも、デザイン面の訴求点だ。

▲ダイナミックな面構成のボディパネルでアクティブさを創出するとともに、ボディサイドに特徴的な斜めのキャラクターラインを配して広々としたキャビンセクションを強調

▲ダイナミックな面構成のボディパネルでアクティブさを創出するとともに、ボディサイドに特徴的な斜めのキャラクターラインを配して広々としたキャビンセクションを強調

▲Bピラーを省略したうえで、フロントドアに前ヒンジ式、リアドアに上ヒンジ式を採用して、広大なドア開口部を実現

▲Bピラーを省略したうえで、フロントドアに前ヒンジ式、リアドアに上ヒンジ式を採用して、広大なドア開口部を実現

 

 内包するインテリアは、インストルメントパネル前方にピラー間をつなぐワイドなディスプレイを搭載したことがトピック。フロントガラスにカメラでとらえた車外の状況を映し出すことにより、運転時にはボディが透けたような大きく開けた視界が目の前に広がり、車内外の空間がシームレスにつながる感覚が味わえる。また、広々とした荷室空間にはテントや大量のアウトドアギアを積み込むことが可能。後部座席はボタン操作で簡単に180度回転し、登山やウインタースポーツの準備ができる最適な空間へと姿を変える。さらに、バックドア開口部にはデザインと機能性を両立したラダー状のステップを装備し、車内から車外へそのまま移動できるだけでなく、停車時やキャンプにおいては後ろを向いたシートに座ってくつろぎながら景色を楽しむなど、多くのシーンで存分にアウトドアを満喫できるようアレンジした。

▲インストルメントパネル前方にピラー間をつなぐワイドなディスプレイを搭載。フロントガラスにカメラでとらえた車外の状況を映し出すことにより、運転時にはボディが透けたような大きく開けた視界が目の前に広がり、車内外の空間がシームレスにつながる感覚が味わえる

▲インストルメントパネル前方にピラー間をつなぐワイドなディスプレイを搭載。フロントガラスにカメラでとらえた車外の状況を映し出すことにより、運転時にはボディが透けたような大きく開けた視界が目の前に広がり、車内外の空間がシームレスにつながる感覚が味わえる

▲腰から臀部にかけた部分をネット状にアレンジして通気性を良くしたシートを装着

▲腰から臀部にかけた部分をネット状にアレンジして通気性を良くしたシートを装着

▲後部座席はボタン操作で簡単に180度回転。バックドア開口部にはデザインと機能性を両立したラダー状のステップを装備する

▲後部座席はボタン操作で簡単に180度回転。バックドア開口部にはデザインと機能性を両立したラダー状のステップを装備する

 

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