【復刻版カタログ】1986年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/日産パルサーの肖像

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日産パルサー(E-N13/SR13型)

3代目パルサーは1986年5月に登場。歴代モデルは欧州や豪州といった海外市場で人気が高く、累計生産180万台の72%にあたる130万台が輸出されたという。もちろん日本でも強い存在感を発揮。エクサ、ラングレー、リベルタビラなどの兄弟車とともにサニーとはひと味違う欧州フィールで人気を博した。3代目のボディタイプは3ドアHB、5ドアHB、4ドアセダンの3種。主力となる3ドアはスポーティな味わい、5ドアは実用指向、セダンはオールマイティさが魅力だった。メカニズム面の特徴は、新開発1.6リッターDOHC16V(CA16DE型/120ps)と、セダンに設定された「フルオート・フルタイム4WD」。DOHCユニットは圧倒的なスポーツフィール、4WDは、雨天や雪道を含め、オールラウンドの走行安定性が光った。プラットフォームを含めた主要メカニズムはサニーとオーバーラップし、高い信頼性もセールスポイントだった。1986年当時、日産は多くのディーラー網を展開。パルサーはチェリー店系列の主力販売モデルだった。ちなみにラングレーはプリンス系、リネルタビラは日産系が扱っていた。販売ディーラー網ごとに専売車種が必要だったため、複数の兄弟車を用意する必要があったのである。写真のカタログは1987年1月版(原寸300×250mm/16ページ編集)

※資料提供/ブックガレージ

パルサー表紙

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