【復刻版カタログ】1999年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/トヨタ・ヴィッツの肖像

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トヨタ・ヴィッツ(GH-SCP10型)

ヴィッツは“新世代コンパクト”を目指した新設計モデル。トヨタの世界戦略車として1999年1月に誕生した。キャラクターはトヨタの魅力がすべて味わえるクラスレスな存在。カタログでは「サイズの枠も概念も打ち破ったコンパクトカーが、トヨタから日本へ世界へ21世紀へと向けて走り出しています。」とアピールした。欧州生まれのデザインと驚くほど広い室内空間、そしてコンパクトサイズならではの扱いやすさがアピールポイント。当初のパワーユニットは1リッター直4DOHC16V(70ps)のみ。1999年8月には1.3リッター直4DOHC16V(88ps)と4WDモデルを追加した。ヴィッツは4ドアセダンのプラッツ、ユーティリティワゴンのファンカーゴなど基本メカニズムを共用する仲間とともに人気を拡大。日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するとともに、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2000も受賞。グローバルで高い評価を受ける。ヴィッツが登場するまで、日本のコンパクトカーはやや保守的な印象が強かった。だがヴィッツは欧州車以上に合理的で、愛らしいキャラクターの持ち主。生活のパートナーとして便利なだけでなく、所有することが誇りになり、走るほどに楽しさが実感できる逸材だった。写真のカタログは2000年3月版(原寸290×200mm、2冊分冊/各24ページ編集)

※資料提供/ブックガレージ

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