アウディがアッパーミディアムセグメントのプレミアムセダン「A6」とプレミアムワゴンの「A6アバント」をフルモデルチェンジ。ダイナミックなデザインと卓越した空力性能が高度に調和したエクステリアに、広々とした空間と最先端テクノロジーを内包したインテリア、MHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを採用した2.0TFSIおよび2.0TDIエンジン、スポーティさと快適性が融合したシャシーなどを導入して、他に類を見ないファーストクラスの移動体験を提供
アウディ ジャパンは2026年6月25日、全面改良した新型A6/A6アバント(C9)を日本で発売した。

▲アウディA6 TFSI quattro 200kW 価格:885万円 全長5000×全幅1875×全高1465mm ホイールベース2925mm 車重1980kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.2km/リットル 写真はS lineパッケージ装着車で、足もとには20インチアルミホイール マルチスポークデザイングラファイトグレーポリッシュトを配備
車種展開および車両価格は以下の通り。
A6 TFSI quattro 200kW:885万円
A6 TDI quattro 150kW:898万円
A6アバント TFSI quattro 200kW:927万円
A6アベント TDI quattro 150kW:940万円
今回の全面改良で第6世代に移行する新型A6およびA6アバントは、ダイナミックなデザインと卓越した空力性能が高度に調和したエクステリアに、広々とした空間と最先端テクノロジーを内包したインテリア、MHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを組み込んだ2.0TFSIおよび2.0TDIエンジン、スポーティさと快適性が融合したアダプティブエアサスペンションおよびオールホイールステアリングなどを採用して、アウディのアッパーミディアムセグメントの歴史に新たな章を書き加える、高い品格を備えた新世代セダン&ワゴンに仕立てたことが特徴である。

▲アウディA6アバント TFSI quattro 200kW 価格:927万円 全長5000×全幅1875×全高1485mm ホイールベース2925mm 車重2000kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.8km/リットル 写真はS lineパッケージ装着車で、足もとには20インチアルミホイール 10スポークツイストデザイン グラファイトグレーポリッシュトを配備
まずエクステリアは、無駄を削ぎ落としたデザイン言語による、機能的かつ時間を感じさせないデザインで仕立てたことが訴求点だ。フロント部は低くワイドに構えた大型シングルフレームグリルとスリークでスリムなヘッドライト、そして際立った位置に配置したアウディのフォーリングスが調和し、精悍で存在感のある表情を形成する。また、新設計のエアフローコンセプトを導入。フロントの空力性能において重要な役割を担うサイドエアインテークは形状と機能の双方から最適化され、フロント両端に配したエアカーテンがより優れた空気の流れを実現するとともに、力強い印象を強調。さらに、バンパー下部にフロントスポイラーを装着してフロントアクスルのリフトを軽減し、アンダーボディのパネルとともに車両下部の空気の流れを緻密に制御する仕組みとした。
一方でリアセクションは、伸びやかでわずかに上向きになったシルエットによって、格調の高さを演出。また、ヘッドライトと同様に薄くシャープなデザインを採用した2つのリアコンビネーションランプと、その下に広がる一体型のライトストリップがワイド感を強調し、圧倒的な存在感と洗練された後ろ姿を具現化する。最新のマイクロLED技術を採用したデジタルマトリクスLEDヘッドライトおよびデジタルOLEDリアコンビネーションランプも標準で装備した。
空力性能はCd値(空気抵抗係数)でセダンが0.23、アバントが0.25という、アウディの内燃機関モデル史上、最も優れた数値を達成。ボディサイズはセダンが全長5000×全幅1875×全高1465mm/ホイールベース2925mm、アバントが全長5000×全幅1875×全高1485mm/ホイールベース2925mmに設定する。ボディカラーはグレイシアホワイトメタリック、フロレットシルバーメタリック、クロノスグレーメタリック、ミトスブラックメタリック、グレナデンレッドメタリック、ファーマメントブルーメタリック、アスカリブルーメタリック、ミッドナイトグリーンメタリック、デイトナグレーパールエフェクトという9色のほか、Audi exclusiveのスペシャルボディカラーを選択可能とした。
インテリアについては、乗員のニーズを第一に考えたヒューマンセントリックなデザイン思想に基づき、アウディの最新デザインフィロソフィーを体現する。コックピットにはMMIパノラマディスプレイを中心としたデジタルステージを採用し、左右のドアとインパネをつなぐソフトラップデザインによって、より広々とした空間を創出。ドライバーオリエンテッドの操作コンセプトも導入し、11.9インチのバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイに加え、助手席用の10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイを全車に標準で装備する。また、広い後席ヘッドルームを確保してデザイン性と快適性を高次元で両立。さらに、アンビエントライティングプロ/ダイナミックインタラクションライト/フロントヘッドレストスピーカーを含むMMI experience proパッケージをオプションで設定し、視覚的なドライバーサポートと臨場感溢れるサウンド体験を実現した。
デコラティブパネルはアルミニウムタンジェント ブラスアンスラサイトを標準で、マットブラッシュトアルミニウム リニアエンボス アンスラサイトをS lineパッケージのオプションで採用。シートは標準でレザー/アーティフィシャルレザー表皮スタンダードシート(ブラック)を、オプションでレザー/アーティフィシャルレザー Sロゴ表皮スポーツシート(ブラック、パステルシルバー)やパーフォレイテッドレザー/ファインナッパレザー Sロゴ表皮Sスポーツシート(ブラック)、パーフォレイテッドレザー/ファインナッパレザー表皮コンフォートシート(ブラック、マスカットブラウン)を設定している。

▲コックピットにはMMIパノラマディスプレイを中心としたデジタルステージを採用。ドライバーオリエンテッドの操作コンセプトも導入し、11.9インチのバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイに加え、助手席用の10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイを標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右
注目のパワートレインは、48ボルトMHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み込む“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(最高出力272ps[200kW]/ 5000~6500rpm、最大トルク400Nm/1600~4500rpm)と、“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルインタークーラー付ターボエンジン(最高出力204ps[150kW]/ 3800~4200rpm、最大トルク400Nm/1750~3250rpm)を搭載する。MHEV plusシステムは、48Vバッテリー、BAS(ベルト駆動オルタネータースターター)、統合型パワーエレクトロニクスを備えたPTG(パワートレインジェネレーター)という3つの主要コンポーネントで構成し、従来のMHEVシステムと比べてCO2排出量と燃料消費をいっそう低減。PTGはトランスミッションのアウトプットシャフトに接続され、内燃エンジンの出力に最大18kWの電力を追加し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生して、高効率な走行性能を実現する。トランミッションは2エンジンともに7速Sトロニックを組み合わせ、駆動機構には電子制御AWDクラッチを内蔵する可変式4輪駆動(quattro)を採用。WLTCモード燃費は“2.0TFSI”のセダンが15.2km/リットル、アバントが14.8 km/リットルを、“2.0TDI”のセダンが17.6km/リットル、アバントが17.3km/リットルを実現した。
![▲TFSIモデルはパワートレインに48ボルトMHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み込んだ“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(272ps[200kW]/400Nm)を搭載](https://www.caranddriver.co.jp/wp-content/uploads/2026/08/fa47ce153cb3b14e0eb22d1718262dc0.png)
▲TFSIモデルはパワートレインに48ボルトMHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み込んだ“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(272ps[200kW]/400Nm)を搭載
シャシー面に関しては、トーションバーやステアリングラック、コントロールアームブッシュなどの改良を図ってステアリングホイールからタイヤまでの剛性を全体的に向上させ、合わせてフロントアクスルのキャンバー角をわずかに増加させてより軽快で精密なハンドリングを実現。また、反応速度を高めたオールホイールステアリングや、車高とダンピングを走行状況に即して調整するアダプティブエアサスペンション、最適なトルク配分を行うquattroスポーツディファレンシャルなどを設定して、スポーティさと快適さを高度に融合させる。オプションのオールホイールステアリングを選択した際は、最小回転半径が通常の6.0mから5.4mまで縮小し、市街地での取り回しも向上する。
先進安全運転支援システムの進化も見逃せない。アダプティブクルーズアシストプラスには、新たに高速道路における車線変更アシスト機能を追加。ウィンカー操作により車両が周囲の状況を確認し、可能な場合はハンドリング操作をアシストする。また、パークアシストプロには、狭い道などで後退が必要な際に車両が直前に通ったルートを最大50mまで正確に戻る操作を自動で行う「リバースアシスト」、過去の駐車操作を最長200mまで記憶し、以降は車両が自動で駐車を行う「メモリー機能」、縁石などの低い障害物がホイールに接近した際にワーニングを表示してホイールの損傷を防止する「カーブストーンアシスト」など、最新の機能を組み込んだ。さらに、アダプティブエアサスペンションをオプションで選択すると使用できる、走行状況や学習したドライバーの好みに基づいて最適な走行モードを車両が自動で選択するアウディドライブセレクト アシスタントを新たに導入している。
なお、新型A6およびA6アバントでは、アウディのオーダーメイドプログラムであるAudi exclusiveを選択可能としている。
