初代ホンダはSシリーズの生産終了から25年の節目、1995年の東京モーターショーにスポーツカーのプロトタイプ「SSM(スポーツスタディモデル)」を出展。S2000は、そのSSMの市販版として1999年4月にデビューした。駆動方式はかつてのSシリーズの伝統を継承したFR。ボディはオープン2シーター。ハイライトはエンジンにあった。ホンダの技術を結集した超高回転型エンジンを新開発。1997ccの排気量から250ps/8300rpm、22.2kg・m/7500rpmの出力/トルクを発揮し、量産エンジンとしては異例の9000rpmのレブリミットを実現する。エンジンブロックはFRM(ガラス繊維強化金属)スリーブを採用した高剛性タイプ、ピストンは鍛造。ホンダ独自のVTEC機構とストレートインテークマニホールド、ステンレス製大径デュアルエグゾーストなど、レーシングエンジンに匹敵する贅沢なメカニズムが投入された。S2000は、2000年にステアリングギア比可変機構を持つタイプVを追加。2001年と2003年の小改良を経て2005年に排気量を2.2ℓに拡大すると同時に、足回りのセッティングを変更する。S2000は海外でもホンダのスポーツシンボルとして高い人気を集めた。カタログは1999年版(原寸292×227mm、40㌻編集)。
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