米国カリフォルニア州における2026年上半期・新車販売&ユーズドカー販売の特徴

新車価格の高騰で車齢の若いユーズドモデルが人気に

 カリフォルニア州新車ディーラー協会(CNCDA)は7月、今年上半期のカリフォルニア州における新車販売の実績データを発表した。

 CNCDAによると、上半期の新車販売は86万4848台で、前年比7.7%減。CNCDAは全米の新車販売台数を793万8647台、前年比2.8%減と発表しているので、カリフォルニア州の新車販売は全米のデータよりも停滞していることがわかる。

テスラ・モデルY

 カリフォルニア州は2026年までに新車販売の35%をZEV(排出ガス・ゼロ車=実質的にはBEV)にする目標を掲げ、最終的には2035年に新車におけるZEVの販売比率を100%にまで高める目標を掲げている。

 2025年のZEV比率は21.0%だったが、今年上半期は15.9%にまで下がっている。とはいえ、今年1~3月期のBEV比率は
13.7%だったから、4~6月期にZEV販売が頑張りを見せたことがわかる。参考までに、今年1〜3月期のガソリン車比率は61.1%、上半期は57.6%にまで下がった。ハイブリッドは20.9%から22.1%にまで伸びている。カリフォルニア州でもハイブリッドの販売比率が伸びている様子がわかる。2018年当時、カリフォルニア州でのハイブリッド販売もBEV販売も、どちらも5%に達していなかった。2021年以降はBEVがハイブリッドを上回っていたが、今年に入ってからはハイブリッドがBEVを上回っている。

米国で販売するトヨタ・カムリは2.5リッターのハイブリッド専用モデル

 カリフォルニア州で最も売れているモデルはテスラ・モデルYで5万4327台、次がトヨタ・カムリ3万3527台、続いてホンダ・シビック2万7897台、ホンダCR-V2万7670台、トヨタ・タコマ2万4254台、トヨタRAV4の2万2969台と続く。テスラと日本メーカーのクルマで上位を占めている状況だ。とはいえ、フルサイズ・ピックアップトラックはアメリカンモデルが強く、フォードFシリーズが1万8654台でトップ、これにシボレー・シルバラードが1万5546台で続く。今夏から日本全国で販売がスタートする予定のトヨタ・タンドラは780台でカリフォルニア州では第5位になるが、トップ5でシェアの93.2%を占めている。

トヨタ・タンドラは今夏から全国販売がスタートする予定。価格は1200万円

 CNCDAのデータは、ユーズドカーの販売状況に関してもレポートしている。
 
 カリフォルニア州の上半期の新車販売は前年比7.7%減だと冒頭で記したが、ユーズドカーマーケットは0.8%販売ボリュームが拡大した。これは新車価格が高騰し、価格面で魅力のあるユーズドカーに注目が集まったからだ、とCNCDAは分析している。とくに車齢3歳以下の若いモデルの販売は前年同期比7.4%増と拡大した。

 車齢4歳以下の若いユーズドカーに注目すると、販売トップはトヨタ・カムリの1万4135台。ホンダ・シビックの1万2436台が続き、テスラ・モデルYの1万2387台、モデル3の1万2190台、トヨタRAV4の1万1924台と続く。新車の販売ランキングで上位に並ぶモデルが、良質なユーズドカーとして人気を集めている様子がうかがえる。
 
 車齢5~8歳のモデルの販売状況はどうか。トップはホンダ・シビック1万409台、続いてフォードFシリーズの9873台、ホンダ・アコード9473台、トヨタ・カムリ9012台、シボレー・シルバラード8521台と並ぶ。こちらも新車販売で好調なモデルのラインアップになるが、ピックアップトラックがトップ5入るのは、4歳以下だと価格面で高止まりしてユーズドカーとしての値頃感が薄いからだろう。

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