ディーゼル復権に関連する欧州カーメーカーの動向

 欧州ではディーゼル復権の動きが見えるが、メルセデス・ベンツの場合はどうか。たとえばメルセデス・ベンツの最新SUV、新型GLSは2026年4月1日に発表された。新型GLSは全面的にアップデートされ、新しいエンジンシリーズにより軽快な走行性能が堪能できるという。

 新型GLSのラインアップはV8ガソリンエンジンをフラッグシップに搭載。さらに直6ガソリンエンジンと直6ディーゼルエンジン搭載モデルを用意。すべてのパワーユニットには48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた。ディーゼルは電気加熱式触媒コンバータを初採用し、排気システムが冷間時から早期に適切な温度範囲に到達する。

 次に新型GLEを見てみよう。

 

 新型GLEも基本的なパワーユニットはGLSと同様で、V8ガソリンエンジン、直6ガソリンエンジン、直6ディーゼルエンジンをラインアップ。すべてISGを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドとなっている。すべてのエンジンは将来の排ガス規制対応を見越して対策が取られており、ディーゼルエンジンは電気加熱式触媒を初採用した。

 一方、新型Cクラスが公開されたが、登場したのはBEVのみ。ガソリンエンジン車は遅れてリリースされるようだが、ディーゼルエンジンの搭載は残念ながら今のところ予定がない様子だ。

 

 おそらくスペース的な制約もあるだろう。プライスを考えても高価な電気加熱式触媒を搭載する余裕を考えると、ある程度大きなモデル、メルセデス・ベンツでいえばGLEクラス以上のモデルにディーゼルエンジンを採用する、というのが現時点での戦略的ポートフォリオのようだ。

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