ACEA(欧州自動車工業会)は4月23日、今年3月の欧州市場における新車販売台数を明らかにした。EU+EFTA+UKの3月新車販売台数は158万1169台で、前年同月日11.1%の増加と好評だった。
パワートレーン別に見ると、BEVは344万4064台を販売して、前年同月比41.7%の増加。全体としてシェアは21.8%を占めた。英国8万120台(同24.2%増)、ドイツ7万663台(同66.2%増)、フランス4万9406台(同68.8%増)、イタリア1万6121台(同72.1%増)と大規模マーケットが好調な販売を示し、市場を牽引した。背景にあるのは、ガソリン価格の高騰だ。ガソリン価格が高騰すると、燃費のいいクルマの需要が高まる傾向は以前からあったが、現在は「燃費がいいクルマ」ではなくて「給油しないクルマ」に向かっているのである。
また、ACEAは「免税制度はインセンティブの設定が電気自動車の販売を後押しした」と説明しているが、フランスはBEVとFCEVにかかる登録税の減免を設定しているが、これは2025年5月からの話であり、ドイツが設定している法人が購入した車両の償却面での優遇にしても2025年6月からの措置である。3月に入ってのBEV急進は、燃料費の高騰のほうが強く関係しているように思える。
PHEVの販売台数は15万8377台でシェアは10.0%(前年比1.6ポイント増)、ハイブリッドは60万7826台(38.4%、同1.3ポイント増)と、電動車はおしなべてシェアを拡大した。
一方、ガソリン車は35万2700台(シェア22.3%、同5.3ポイント減)で、BEVに追い越されそうな状況にある。ディーゼルは9万1023台(シェア5.8%、同1.6ポイント減)と縮小が続いている。ガソリンとディーゼルの純エンジン車のシェアは30%を切っており、どこで下げ止まるのか見通せない状況だ。
国別の販売台数は英国38万627台(前年同月比6.6%増)、ドイツ29万4161台(同16.0%増)、イタリア18万5257台(同7.6%増)、フランス17万3634台(どう12.9%増)、スペイン13万340台(同11.7%増)と、5大マーケットはそろって好調だった。
