ミドルサイズEVセダンのメルセデス・ベンツEQEの特別仕様車「EQE350＋エレクトリックアート」が日本デビュー

2024年6月1日新車ニュース大貫直次郎

メルセデス・ベンツが3ボックスタイプのミドルサイズEVセダン「EQE」に特別仕様車の「EQE350＋エレクトリックアート」を設定。ヒートポンプや電動充電フラップ、iPhone対応デジタルキー、MBUXエンターテインメントパッケージプラスなどを標準で採用。販売台数は30台限定

　メルセデス・ベンツ日本は2024年5月29日、ミドルサイズEVセダンの「EQE」に特別仕様車の「EQE350＋エレクトリックアート（EQE350＋ Electric Art）」をラインアップし、同日より予約注文の受付を開始した。販売台数は30台の限定で、ユーザーへの納車は本年6月からを予定している。

▲ミドルサイズEVセダンのメルセデス・ベンツEQEに機能装備の拡充を図った特別仕様車の「EQE350＋エレクトリックアート」を設定。販売台数は30台限定

車種展開および販売台数は以下の通り。

■EQE350＋エレクトリックアート

ボディカラー・ポーラーホワイト：1040万円（販売台数5台）

ボディカラー・オブシディアンブラック：1040万円（販売台数10台）

■EQE350＋エレクトリックアート AMGラインパッケージ

ボディカラー・オブシディアンブラック：1156万5000円（販売台数5台）

ボディカラー・オパリスホワイト：1169万9000円（販売台数5台）

ボディカラー・MANUFAKTURアルペングレー：1169万9000円（販売台数5台）

▲リアアクスルに215kW(292ps)／565Nmを発生する六相式の電気モーターを配した電動パワートレイン（eATS）を搭載

　今回の特別仕様車は、リアアクスルに最高出力215kW（292ps）/3559～1万5913rpm、最大トルク565Nm/0～3559rpmを発生する六相式の電気モーターと、前後アクスル間のフロア部に総電力量90.6kWhのリチウムイオン電池を配備した電動パワートレイン（eATS）を搭載する通常モデルのEQE350＋をベースに、機能装備のさらなる拡充を図ってより魅力的なEVセダンに仕立てたことが特徴である。

　全モデル共通の装備としては、高電圧バッテリーから発生する廃熱を車内の暖房に利用することで車内を温める際の消費電力を大幅に削減するヒートポンプやiPhone対応のデジタルキー、電動充電フラップ、MBUXエンターテインメントパッケージプラス、アドバンスドサウンドシステム、フットトランクオープナーなどを標準で採用。さらに、足もとにはコンフォートサスペンションを組み込んで快適性を高めた。

▲メルセデス・ベンツEQE350＋エレクトリックアート　ボディカラー・オブシディアンブラック　価格：1040万円　全長4955×全幅1905×全高1510mm　ホイールベース3120mm　車重2300kg　乗車定員5名　販売台数は10台限定

▲メルセデス・ベンツEQE350＋エレクトリックアート　ボディカラー・ポーラーホワイト　価格：1040万円　販売台数は5台限定

▲エレクトリックアートラインインテリアや本革巻きステアリング、レザーARTICOコンフォートシート、ブラックファインストラクチャーインテリアトリムなどを標準で採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

　また、EQE350＋エレクトリックアートは外装にエレクトリックアートラインエクステリアや19インチアルミホイールなどを特別装備。ボディカラーはポーラーホワイトとオブシディアンブラックを設定する。さらに、内装にはエレクトリックアートラインインテリアや本革巻きステアリング、レザーARTICOコンフォートシート、ブラックファインストラクチャーインテリアトリムなどを採用した。

　一方でEQE350＋エレクトリックアート AMGラインパッケージは、外装にAMGラインエクステリアや19インチAMGラインアルミホイール、AMGトランクリッドスポイラーリップ、パノラミックスライディングルーフなどを標準装備。ボディカラーはオブシディアンブラック、オパリスホワイト、MANUFAKTURアルペングレーをラインアップする。また、内装にはAMGラインインテリアや本革スポーツシート、本革巻スポーツステアリング、アンスラサイトライムウッドインテリアトリムなどを配備した。