新生ジャガー初の市販モデルとなる電気自動車の4ドアGT「Type 01」が米国ニューヨークでワールドプレミア

ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTの「Type 01」を米国ニューヨークで世界初公開。新生ジャガーの最新デザイン言語を纏った活気あふれるデザインに、先駆的なテクノロジーや直感的なドライビングダイナミクスを融合。パワートレインにはシステム最高出力757kW(1030ps)/最大トルク1365Nmを発生する前1モーター/後2モーターに、850Vの電動アーキテクチャーと総電力量118kWh のリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、一充電航続距離はWLTPモードで最大720kmを実現。受注は2027年に開始予定

 英国ジャガー・ランドローバー(JLR)は2026年10月6日(現地時間)、新生ジャガー初の市販モデルとなる新型4ドアGTの「Type 01」を米国ニューヨークで世界初公開した。

▲新生ジャガー初の市販モデルとなる電気自動車の4ドアGT「Type 01」が米国ニューヨークで初公開

▲新生ジャガー初の市販モデルとなる電気自動車の4ドアGT「Type 01」が米国ニューヨークで初公開

 ジャガーの新世代4ドアGTのType 01は、2024年12月に米国のマイアミ・アート・ウィークにおいてワールドプレミアを飾ったコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist(活気あふれるモダニズム)」を受け継ぐ市販モデルに位置。TYPE 00は2ドアのファストバックボディを採用していたが、市販版は4ドアモデルとなる。開発に当たっては、エンジニアたちがこれまでジャガーが送り出してきた名車を見直すことからスタート。ジャガーの本質であるダイナミックな走りを紐解くために、歴代のアイコニックなモデルをドライブする。具体的には、XK120、E-TYPE、XJ COUPE V12、XJS、XJ SERIES Iなどのドライビングを通じて、エンジニアたちはジャガーのルーツと各モデルに共通する要素を五感で感じ、新世代4ドアGTに反映、さらに進化させた。

▲ジャガー専用に開発した電気自動車アーキテクチャー「JEA(Jaguar Electric Architecture)」をベースに、新生ジャガーの最新デザイン言語を採用して、大胆かつ活気あふれるスタイリングを具現化

▲ジャガー専用に開発した電気自動車アーキテクチャー「JEA(Jaguar Electric Architecture)」をベースに、新生ジャガーの最新デザイン言語を採用して、大胆かつ活気あふれるスタイリングを具現化

 エクステリアについては、ジャガー専用に開発した電気自動車アーキテクチャー「JEA(Jaguar Electric Architecture)」をベースに、新生ジャガーの最新デザイン言語を採用して、大胆かつ活気あふれるスタイリングを構築したことがトピック。目に見えるトリムを省いたボディとガラス間やフレームレスのドア、洗練されたヘム加工を施したウエストラインとルーフデザイン、ボディ表面の裏側にすっきりと収めた各種センサーなどを配して、先進的で存在感あふれるルックスを創出する。“インポッシブル・パネル”と称する約3mに及ぶ一体成形のアルミニウム製リアクオーターパネルを新開発して導入したことも訴求点だ。前後のデザインにもこだわり、フロントセクションは横桟基調のストライクスルーグラフィックとシグネチャー、ジャガー史上最もスリムなLEDヘッドライトおよび上部2灯のHDプロジェクションを装備して、新生ジャガーを象徴する印象的なマスクを演出。一方でリアビューは、ストライクスルーグラフィックに2本のフルワイドLEDコンビネーションランプを組み込み、合わせて力強いショルダーラインとリアガラスをなくしたテールゲートを採用して、彫刻のような重厚感を醸し出す後ろ姿に仕立てる。足もとには優れた空力性能とともに圧倒的な存在感を放つ、ストライクスルーグラフィックをシグネチャーモチーフとして採用した新造形の23インチアロイホイールを装着し、オプションとして21インチアロイホイール+オールシーズンタイヤも用意。空力特性も重視し、走行状況に応じて開閉するアクティブベーンや3段階展開式のスポイラーを組み込むとともに、徹底した空力最適化を実施して、空気抵抗係数(Cd値)は市販ジャガー車史上最も優れた0.23という優秀な数値を成し遂げた。ボディサイズは全長5235×全幅2021×全高1403mm、ホイールベース3200mmに設定。ボディ長を伸ばすことで、一般的なEVパッケージの高い着座位置から低めの着座位置に仕立てる。ボディカラーはグロス仕上げとオプションのサテン仕上げから選択可能。オリジナルのビジョンモデルのコンセプトを体現したDESIGN VISION(デザインビジョン)では、専用色のビジョナリーシルバーサテンを採用している。

▲目に見えるトリムを省いたボディとガラス間やフレームレスのドア、洗練されたヘム加工を施したウエストラインとルーフデザイン、ボディ表面の裏側にすっきりと収めた各種センサーなどを配して、先進的で存在感あふれるルックスを創出

▲目に見えるトリムを省いたボディとガラス間やフレームレスのドア、洗練されたヘム加工を施したウエストラインとルーフデザイン、ボディ表面の裏側にすっきりと収めた各種センサーなどを配して、先進的で存在感あふれるルックスを創出

▲“インポッシブル・パネル”と称する約3mに及ぶ一体成形のアルミニウム製リアクオーターパネルを新開発して採用

▲“インポッシブル・パネル”と称する約3mに及ぶ一体成形のアルミニウム製リアクオーターパネルを新開発して採用

▲ストライクスルーグラフィックとシグネチャー、スリムなLEDヘッドライトおよび上部2灯のHDプロジェクションを装備して、新生ジャガーを象徴する印象的なフロントマスクに仕立てる

▲ストライクスルーグラフィックとシグネチャー、スリムなLEDヘッドライトおよび上部2灯のHDプロジェクションを装備して、新生ジャガーを象徴する印象的なフロントマスクに仕立てる

▲ストライクスルーグラフィックに2本のフルワイドLEDコンビネーションランプを組み込み、合わせて力強いショルダーラインとリアガラスをなくしたテールゲートを採用して、彫刻のような重厚感を醸し出す後ろ姿を実現

▲ストライクスルーグラフィックに2本のフルワイドLEDコンビネーションランプを組み込み、合わせて力強いショルダーラインとリアガラスをなくしたテールゲートを採用して、彫刻のような重厚感を醸し出す後ろ姿を実現

▲足もとには優れた空力性能とともに圧倒的な存在感を放つ、ストライクスルーグラフィックをシグネチャーモチーフとして採用した新造形の23インチアロイホイールを装着

▲足もとには優れた空力性能とともに圧倒的な存在感を放つ、ストライクスルーグラフィックをシグネチャーモチーフとして採用した新造形の23インチアロイホイールを装着

 インテリアに関しては、象徴的なブラス調センタースパインを軸に、左右対称のデザインを採用。インテリア全体を貫くこのデザインは、空間の広がりや華やかさを際立たせるとともに、4名の乗員がそれぞれにゆったりと過ごせるパーソナルな空間を形成する。また、センターコンソールの内部には鮮やかなブラスカラーの収納スペースやカップホルダーを配し、合わせて後席にはコントロールパネルとエアベントを統合して設置した。さらに、前述した専用ボディ構造が可能とする低いシートポジションによって、GTならではの包み込まれるような心地よさと、確かな安心感を具現化。ジャガー史上最も剛性の高いボディ構造に、アクティブロードノイズキャンセレーションとデュアルアイソレーテッドドライブユニットを組み合わせて、キャビンの洗練度と静粛性を大幅に向上させたこともアピールポイントである。

 一方、ドライバーの前には一枚ガラスで構成したOLEDディスプレイを配置。明るさと視認性を最適化した24インチのスクリーンは中央まで伸びており、メーター類とインフォテインメント機能を一体化して表示する。さらに、運転席と助手席の間には7インチのサブディスプレイを設置。各種操作を手元で直感的に切り替えることができる。後方の視界を鮮明に映し出すClearSightリアビューディスプレイや、全方位の視認性をサポートする3Dサラウンドカメラも配備した。機能装備として、車内幅いっぱいに広がるMeridian製パノラミックサウンドバーおよびセンサリーオーディオや、ホットストーンマッサージを内蔵したフロントシート、高性能かつ直感的な音声アシスタントなども採用している。

 インテリアの色彩については、天然石トラバーチンの幾重にも重なる色合いや、光と影が織り成す“キアロスクーロ”の表情から着想を得てアレンジ。また、キャビン全体に配した3本のアノダイズド仕上げのシグネチャートリムは、真鍮が時とともに見せる自然な色の変化や風合いをイメージしている。シート表皮に関してはウールブレンド素材Kvadrat DuoWeaveテキスタイルやレザー、Ultrafabrics NeoGrainなどを設定。乗員の開放感を高めるとともにキャビン空間の雰囲気を一変させるバーチャルブラインド付きパノラミックルーフも用意している。ラゲッジスペースは後席使用時で450リットルの容量を確保。前後方向にストライクスルーの装飾を施した2段式の収納スペースも配備している。

▲インテリアは象徴的なブラス調センタースパインを軸に、左右対称のデザインを採用。空間の広がりや華やかさを際立たせるとともに、4名の乗員がそれぞれにゆったりと過ごせるパーソナルな空間を形成する

▲インテリアは象徴的なブラス調センタースパインを軸に、左右対称のデザインを採用。空間の広がりや華やかさを際立たせるとともに、4名の乗員がそれぞれにゆったりと過ごせるパーソナルな空間を形成する

▲ドライバー前に一枚ガラスで構成したOLEDディスプレイを配置。明るさと視認性を最適化した24インチのスクリーンは中央まで伸び、メーター類とインフォテインメント機能を一体化して表示する

▲ドライバー前に一枚ガラスで構成したOLEDディスプレイを配置。明るさと視認性を最適化した24インチのスクリーンは中央まで伸び、メーター類とインフォテインメント機能を一体化して表示する

▲運転席と助手席の間に7インチのサブディスプレイを設置。各種操作を手元で直感的に切り替えることが可能

▲運転席と助手席の間に7インチのサブディスプレイを設置。各種操作を手元で直感的に切り替えることが可能

▲後方の視界を鮮明に映し出すClearSightリアビューディスプレイを配備

▲後方の視界を鮮明に映し出すClearSightリアビューディスプレイを配備

▲センターコンソールの内部には鮮やかなブラスカラーの収納スペースやカップホルダーを装備

▲センターコンソールの内部には鮮やかなブラスカラーの収納スペースやカップホルダーを装備

▲ブラス(真鍮)調アルマイト仕上げアルミニウム製フィニッシャーを採用。ドアトリムにはストライクスルーグラフィックとジャガーのマスコットを刻印

▲ブラス(真鍮)調アルマイト仕上げアルミニウム製フィニッシャーを採用。ドアトリムにはストライクスルーグラフィックとジャガーのマスコットを刻印

▲シート表皮にはウールブレンド素材Kvadrat DuoWeaveテキスタイルやレザー、Ultrafabrics NeoGrainなどを設定

▲シート表皮にはウールブレンド素材Kvadrat DuoWeaveテキスタイルやレザー、Ultrafabrics NeoGrainなどを設定

▲ヘッドレストに天然石トラバーチンの幾重にも重なる色合いをイメージしたアレンジを施す

▲ヘッドレストに天然石トラバーチンの幾重にも重なる色合いをイメージしたアレンジを施す

 パワートレインに関しては、システム最高出力757kW(1030ps)/最大トルク1365Nmを発生する前1モーター/後2モーターに、850Vの電動アーキテクチャーと総電力量118kWh のリチウムイオンバッテリーを組み合わせた3モーターAWDシステムを搭載。インテリジェントトルクベクタリングによって各輪に駆動を最適配分し、また1ミリ秒で反応するソフトウェアを配して俊敏かつ刺激的なドライビング体験を提供する。一充電航続距離はWLTPモードで最大720kmを実現し、さらに0→100km/h加速は3.2 秒を達成した。一方、充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応。充電ポートは車両の左右に配置する。また、スプリット充電機能により異なる電圧の充電スポットにも柔軟に対応できるようセッティングした。350kWの急速充電では10~80%充電を最短22分でこなし、また13分ほどの充電で321kmの走行が可能。携帯アプリのJaguar Appを活用すれば、フレキシブルなリモート充電も使用できる。

 シャシー面ではダイナミックエアサスペンションとデュアルバルブ式アクティブダンパーを組み込んで、優れた乗り心地とハンドリングを確保。旋回性を高めるオールホイールステアリングシステムも装備している。

▲パワートレインにはシステム最高出力757kW(1030ps)/最大トルク1365Nmを発生する前1モーター/後2モーターに、850Vの電動アーキテクチャーと総電力量118kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせた3モーターAWDシステムを搭載。前後重量配分は50:50に設定

▲パワートレインにはシステム最高出力757kW(1030ps)/最大トルク1365Nmを発生する前1モーター/後2モーターに、850Vの電動アーキテクチャーと総電力量118kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせた3モーターAWDシステムを搭載。前後重量配分は50:50に設定

▲携帯アプリのJaguar Appを活用すればフレキシブルなリモート充電も可能

▲携帯アプリのJaguar Appを活用すればフレキシブルなリモート充電も可能

▲ダイナミックエアサスペンションとデュアルバルブ式アクティブダンパーを組み込んで優れた乗り心地とハンドリングを実現

▲ダイナミックエアサスペンションとデュアルバルブ式アクティブダンパーを組み込んで優れた乗り心地とハンドリングを実現

 なお、Type 01は英国のソリハル(Solihull)工場で生産し、受注は2027年の開始を予定。車両予定価格は「Type 01 1030(タイプ ゼロワン テンサーティ)」が2188万円、「DESIGN VISION(デザインビジョン)」が2552万円~に設定すると予告している。

▲Type 01は英国のソリハル工場で生産。受注は2027年に開始予定

▲Type 01は英国のソリハル工場で生産。受注は2027年に開始予定

 

 

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