レクサスが東京オートサロン2024においてクラスレスコンパクトのLBXをベースとするカスタマイズコンセプトカー「LBX MORIZO RR CONCEPT」を披露。モリゾウことマスタードライバーである豊田章男会長とともに、基本素性をさらに鍛え上げ、クルマと対話し運転の楽しさを追求。パワートレインはG16E-GTS型1.6LガソリンターボエンジンとDirect Shift 8AT、電子制御フルタイムAWDで構成
レクサスは2024年1月12日、東京オートサロン2024においてクラスレスコンパクトのLBXをベースとするカスタマイズコンセプトカー「LBX MORIZO RR CONCEPT」を初公開した。
▲レクサスLBX MORIZO RR CONCEPT ボディサイズはベース車比で20mm幅広く、10mm低く、それ以外は同寸の全長4190×全幅1845×全高1535mmに設定。車重は1470kg。ボディカラーはソニッククロム&ブラック
“1人のクルマ好き”として、クルマ好きの皆さんともっと熱くなりたい、未来を一緒に作っていきたいというモリゾウこと豊田章男会長の想いから設置した「MORIZO Garage」の舞台に登場したLBX MORIZO RR CONCEPTは、2023年12月に日本での発売を開始したクラスレスコンパクトのLBXをベースに、基本素性をさらに鍛え上げ、クルマと対話し運転の楽しさを追求できるコンセプトモデルに仕立てたことが特徴である。
▲パワーユニットにはレクサスモデルで初搭載となるG16E-GTS型1618cc直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンを採用。最高出力は304ps/6500rpm、最大トルクは40.8kg・m/3250~4600rpmを発生する
パワーユニットには、レクサスモデルで初搭載となるG16E-GTS型1618cc直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンを採用。パワー&トルクは最新のGRヤリスと同様、304ps/6500rpmの最高出力と40.8kg・m/3250~4600rpmの最大トルクを発生する。トランスミッションには専用セッティングのDirect Shift 8ATをセット。駆動機構には専用セッティングの電子制御フルタイムAWDとトルセンLSDを組み込み、高性能化に合わせてボディやシャシー(サスペンションは前マクファーソンストラット/後ダブルウィッシュボーン式)、ブレーキ(前後ベンチレーテッドディスク、イエローブレーキキャリパー)などの強化も実施した。シューズにはBBS製8.5J×19鍛造アルミホイールと235/45R19サイズのコンチネンタルSportContact7タイヤを装着している。
内外装については、モリゾウの愛車ならではのカスタマイズとして、履き慣れたスニーカーのように週末に乗りたいカジュアルラグジュアリーを体現したことが訴求点だ。エクステリアでは、ブラックメッキモール専用イエロー加飾のフロントバンパー&グリルや、カラードフェンダーアーチモール/ロッカーモール、ブラックメッキのドアフレームモール、ピアノブラックのドアベルトモール、専用デザインのリアバンパー、専用“MORIZO RR”バッジなどを特別装備。ボディカラーにはソニッククロム&ブラックを纏う。一方で内装は、オーカーのインテリアカラーを基調に、専用本革スポーツシートや専用アルミペダル、専用スポーツ意匠の12.3インチTFT液晶メーター、MORIZO RRロゴ入り専用イエローシートベルトなどを配備した。
気になるLBX MORIZO RR CONCEPTの市販化については、今回の発表では正式なアナウンスはなかった。ただし、現地のレクサス スタッフは今回のコンセプトモデルを「いつでも市販にできる仕様」と語っていたことから、市販に移す可能性は十分にありそうだ。