【注目モデル詳報】先行試乗レポート、期待の三菱トライトンはオフロードのスポーツカー か!?

三菱トライトンGSR 価格/6SAT 540万1000円。トライトンは1978年発表のフォルテを皮切りに累計560万台以上を生産。新型は内外装/フレーム/足回り/エンジン/4WDシステムのすべてを刷新したオールニューピックアップ。パワーユニットは2.4リッターディーゼルターボ(150kW/470Nm)

三菱トライトンGSR 価格/6SAT 540万1000円。トライトンは1978年発表のフォルテを皮切りに累計560万台以上を生産。新型は内外装/フレーム/足回り/エンジン/4WDシステムのすべてを刷新したオールニューピックアップ。パワーユニットは2.4リッターディーゼルターボ(150kW/470Nm)

取り回しは意外に良好、乗り心地も快適です!

 新型トライトンが正式デビューしました。日本仕様は定員5名のダブルキャブで、駆動方式は4WD。新開発の2.4リッターディーゼルのツインターボ仕様を搭載。ラインアップはGSL(498万800円)とGSR(540万1000円)の2グレード。発売は2024年2月10日にスタートします。

 先々代モデルは日本でも限定販売されましたが、カタログモデルとして登場するのは今回が初めて。累計生産560万台を誇る三菱の主力モデルの全面刷新ということで、各方面から注目が高まっています。JMS2023で実車を見て「これは注文しなきゃ!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リア

インパネ

 これまでピックアップトラックというと、ユーザーがかなり限定されていました。ですが新型トライトンは、イメージを打破する魅力を持っていると感じています。ライフスタイルが多様化し、SUVがいまやメインカテゴリーになったことで、「新種の遊びグルマ」としてアリ!と認識されている方も多いのではないでしょうか。

 何を隠そう、私はひと足お先に乗せていただきました。なんだかんだいってもピックアップトラックだからねぇ……くらいに思っていらっしゃる方は、いますぐその概念を捨てられることをお勧めします。だってね、走りも快適性も完全にSUVのひとつといえる高いレベルにまとまっていましたから。

 ピックアップトラックとSUVの差はどこにあるか? 形状的な区別や、できることできないことを除いた体感的な差でいうと、最初に頭に浮かぶのは乗り心地。ピックアップトラック=ガタゴト、SUV=乗用車ライクで快適という感じだと思うのですが、これがドッコイ。トライトンに目隠しして乗せられたら、ピックアップトラックだとは気が付かないのではないか、というレベル。それどころか、ステアリングを握っていても、いつの間にかピックアップトラックであることを忘れてしまうほどの乗り心地のよさだったのです。

荷台

タイヤ

 前を見て運転している限りは、オープンな荷台がついているとは思えません。想像以上に小回りが利きますし、めちゃめちゃパワフルで快適。ふと気づくと、まるでアウトランダーを運転しているような気分の自分がいることに気がついたくらいです。

 基本用途はガシガシ働くクルマですが、だからこそ乗員の負担が少ない。元気よく目的地に向かうのに持ってこいなので、新スタイルのSUVとして生活に取り入れる選択は、もちろんアリですよ! いままで以上のアクティブで楽しい体験に感動すると思います。

前席

後席

セレクター

三菱トライトン 主要諸元

エンジン

モデル名=トライトンGSR
価格=6SAT:540万1000円
全長×全幅×全高=5360×1930×1815mm
ホイールベース=3130mm
パワートレーン=2.4リッター直4ディーゼルターボ
サスペンション=フロント:ダブルウィッシュボーン/リア:リーフリジッド
タイヤサイズ=265/60R18
駆動方式=4WD
乗車定員=5名

 

 

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