東京オートサロン2023に新型SUBARUインプレッサ日本仕様のプロトタイプが見参

SUBARUが東京オートサロン2023で新型インプレッサ日本仕様のプロトタイプを公開。開発中のSTIパーツを装着して、よりスポーティな仕様にカスタマイズ

 SUBARUは2023年1月13日、東京オートサロン2023で新型インプレッサ日本仕様のプロトタイプを、開発中のSTIパーツを装着して披露した。

 

▲SUBARUインプレッサ日本仕様車(プロトタイプ) 全長4475×全幅1780×全高1515(ルーフアンテナ含)mm、ホイールベース2670mm 写真のボディカラーは新色のサンブレイズパール

▲SUBARUインプレッサ日本仕様車(プロトタイプ) 全長4475×全幅1780×全高1515(ルーフアンテナ含)mm、ホイールベース2670mm 写真のボディカラーは新色のサンブレイズパール

 

 第6世代となる新型インプレッサは、躍動的でスポーティなエクステリアに、ドライビングとアクティビティの時間を自然体で過ごせる使い勝手の良いカジュアルなインテリア、骨盤を支える新しいシート構造などを採用。パワートレインにはモーターアシストの軽快な走りが愉しめる2.0L e-BOXERを搭載し、駆動機構はAWDで仕立てている。

▲行動的なライフスタイルを後押しする、躍動的でスポーティなスタイリングに仕立てる

▲行動的なライフスタイルを後押しする、躍動的でスポーティなスタイリングに仕立てる

 

 改めて新型インプレッサの特徴を紹介していこう。

 エクステリアに関しては、行動的なライフスタイルを後押しする、躍動的でスポーティなスタイリングに仕立てる。基本フォルムは引き締まったスピード感のある鋭いシェイプと、大地を駆け出す力強さを感じさせる張り出したフェンダーで構成し、操る愉しさを予感させるルックスを創出。ボディカラーには新色のサンブレイズパールをラインアップした。ボディサイズは従来比で15mm長く、5mm幅広く、高さとホイールベースが同寸の全長4475×全幅1780×全高1515(ルーフアンテナ含)mm、ホイールベース2670mmに設定する。なお、東京オートサロン出展車はSTIパーツとしてSTIフロントアンダースポイラー、STIサイドアンダースポイラー、STIリアサイドアンダースポイラー、STIルーフスポイラー、STIアルミホイール(7J×17)、STIパフォーマンスマフラー、STIマフラーガーニッシュを装着していた。

▲東京オートサロン出展車は開発中のSTIパーツを装着。フロントセクションにはSTIフロントアンダースポイラーを配備

▲東京オートサロン出展車は開発中のSTIパーツを装着。フロントセクションにはSTIフロントアンダースポイラーを配備

▲STIサイドアンダースポイラー

▲STIサイドアンダースポイラー

▲STIリアサイドアンダースポイラー

▲STIリアサイドアンダースポイラー

▲STIルーフスポイラー

▲STIルーフスポイラー

▲STIパフォーマンスマフラー/STIマフラーガーニッシュ

▲STIパフォーマンスマフラー/STIマフラーガーニッシュ

▲STIアルミホイール(7J×17)+215/50R17タイヤ

▲STIアルミホイール(7J×17)+215/50R17タイヤ

 

 内包するインテリアは、ドライビングとアクティビティの時間を自然体で過ごせる、使い勝手の良いカジュアルなインテリアに演出する。インストルメントパネルはマルチマテリアルの多層構造とすることで、各素材の風合いを活かした、シンプルでありながら表情豊かな造形を創出。また、様々な機能を集約する11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイをインパネの中央に配した最新のインターフェイスを採用し、実用性と利便性を高める。Apple CarPlayおよび Android Autoのワイヤレス接続に対応するなど、スマートフォンとの連携機能を大幅に強化したこともトピックだ。さらに、センターコンソール上面の位置を高くして包まれ感と上質感を表現するとともに、操作性も向上。仙骨を押さえることで車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぐシート構造を採用して、走行時の快適性を高めたことも訴求点である。一方、キャビン空間自体は従来型と同等のゆとりある室内スペースを実現。荷室スペースも従来型と同等の大きな荷室開口部と必要十分な荷室容量を確保し、6:4分割可倒式リアシートによって荷室を自在に拡張することで大きな荷物や長尺物の積載も可能としている。

▲様々な機能を集約する11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイをインパネの中央に配した最新のインターフェイスを採用

▲様々な機能を集約する11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイをインパネの中央に配した最新のインターフェイスを採用

▲仙骨を押さえることで車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぐシート構造を採用。シートと車体の固定構造は従来型のブラケットを介した方法からシートレールを直接車体に固定する構造に刷新する

▲仙骨を押さえることで車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぐシート構造を採用。シートと車体の固定構造は従来型のブラケットを介した方法からシートレールを直接車体に固定する構造に刷新する

▲着座感を高めたリアシートには6:4分割可倒機構を内蔵する

▲着座感を高めたリアシートには6:4分割可倒機構を内蔵する

▲ラゲッジは従来型同等の大きな荷室開口部と必要十分な荷室容量を確保

▲ラゲッジは従来型同等の大きな荷室開口部と必要十分な荷室容量を確保

 

 パワーユニットについては、モーターアシストを配した2リットル水平対向4気筒DOHC直噴エンジンを搭載する2.0L e-BOXERを採用。トランスミッションにはリニアトロニックを組み合わせる。エンジンおよびリニアトロニックに振動や騒音を低減する改良を施したことも特徴だ。駆動機構には、制御を刷新したアクティブトルクスプリットAWDを採用している。

 基本骨格に関しては、従来型の優れた操縦安定性および乗り心地を支えた「スバルグローバルプラットフォーム」をさらに進化させて採用。フルインナーフレーム構造の導入や、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性アップなど、最新の知見や技術をふんだんに盛り込む。また、ルーフパネルとブレースの間に振動の吸収性が高く、制振性に優れた高減衰マスチック(弾性接着剤)を採用し、ルーフの共振抑制および音の収束性を引き上げた。一方、懸架機構にはフロントクロスメンバーやリアサブフレームの剛性向上を図ったうえでショックアブソーバーおよびスプリングのセッティングを最適化した前マクファーソンストラット式/後ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。また、操舵機構には応答遅れが少ないスポーティで上質なステアリングフィールを実現する2ピニオン電動パワーステアリングを、制動機構には優れた昇圧性能を持つ電動ブレーキブースターを組み込んだ。

▲モーターアシストを配した2リットル水平対向4気筒DOHC直噴エンジンを搭載する2.0L e-BOXERを採用

▲モーターアシストを配した2リットル水平対向4気筒DOHC直噴エンジンを搭載する2.0L e-BOXERを採用

 

 先進安全運転支援システムの進化も注目ポイントだ。具体的には、4つのカメラ映像を合成して車両周囲360°を映し出す3Dビュー/トップビューや、大型センターインフォメーションディスプレイを使用して従来型のマルチファンクションディスプレイより大きく高精細な画面で表示するデジタルマルチビューモニター、画角を従来型の約2倍に拡大するとともに画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、合わせてフロントガラス取り付け式に変更した新型ステレオカメラユニット、低速での走行時に新型ステレオカメラよりも広角で二輪車/歩行者を認識できる広角単眼カメラなどを新たに導入する。また、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」もさらに発展。従来の「つながる安全」機能により万が一の際の安心感を高めるとともに、利便性や快適性を高める新サービスとしてスマートフォンアプリでのリモートロック/アンロック機能、リモート車両位置確認機能などのコネクティッドサービスの領域拡大を図っている。

▲4つのカメラ映像を合成して車両周囲360°を映し出す3Dビュー/トップビューなど最新の先進安全運転支援システムを装備

▲4つのカメラ映像を合成して車両周囲360°を映し出す3Dビュー/トップビューなど最新の先進安全運転支援システムを装備

 

 なお、SUBARUは日本市場における新型インプレッサの受注を今春以降に開始予定とアナウンスしている。

 

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