SUBARUがパフォーマンスワゴンのSUVモデル「レヴォーグ レイバック」をマイナーチェンジ。スポーティな走りをいっそう際立たせるとともに、コネクティッドサービスを強化。ストロングハイブリッド搭載モデルも新設定
SUBARUはレヴォーグのSUVバージョンとなる「レヴォーグ レイバック」の一部改良モデルを2026年6月4日に、またe-BOXER(ストロングハイブリッド)搭載モデルを同年7月2日に発表した。

▲SUBARUレヴォーグ レイバックLimited EX 価格:405万9000円 全長4770×全幅1820×全高1570mm ホイールベース2670mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.1km/リットル 写真のボディカラーはアステロイドグレーパール

▲SUBARUレヴォーグ レイバックBlack Selection 価格:424万6000円 全長4770×全幅1820×全高1570mm ホイールベース2670mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.1km/リットル 写真のボディカラーはクリスタルブラックシリカ
車種展開は以下の通り。
Limited EX:405万9000円
Black Selection:424万6000円
Premium S:HEV EX:452万1000円
Premium Black S:HEV EX:424万6000円

▲SUBARUレヴォーグ レイバックPremium S:HEV EX 価格:452万1000円 全長4770×全幅1820×全高1550mm ホイールベース2675mm 車重1700kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費19.0km/リットル 写真のボディカラーはセラミックホワイト

▲SUBARUレヴォーグ レイバックPremium Black S:HEV EX 価格:424万6000円 全長4770×全幅1820×全高1550mm ホイールベース2675mm 車重1690kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費19.0km/リットル 写真のボディカラーはクリスタルブラックシリカ
まず一部改良については、レヴォーグ レイバックが持つ上質な乗り心地を維持しつつ、スポーティな走りをいっそう引き立てるとともに、安全性と利便性を高めて、パフォーマンスワゴンのSUVモデルとしての魅力度をより高めたことが特徴である。
走行性能においては、SI-DRIVEの全モードで加速レスポンスを向上。とくにSモードでは、ドライバーのアクセル操作に応じて走りの特性を瞬時に変化させる新たな制御を採用する。これにより、コーナー立ち上がり時などでは従来以上のリニアな加速感を実現する一方、穏やかな操作時にはIモード相当の特性へ切り替えるなど、状況に応じたスムーズな走りを具現化した。
コネクティッドサービスの面では、「MySubaru Connect」にハザード点滅機能を追加したことがトピック。駐車場などで車両の位置が分かりにくい場合でも、ハザードランプの点滅により車両位置をより確認しやすくするように設定する。また、セーフティ面ではスマートリアビューミラーを標準装備化。夜間やラゲッジスペースに多くの荷物を積載した場合でも有効な後方視界を確保し、安全性を向上させた。
インテリアの一部仕様変更も実施し、ステアリングホイールやシフトブーツなどにブラックステッチを採用。また、Limited EXではフロアコンソールリッドをブラックに変更することで、よりスポーティで引き締まったキャビン空間を演出した。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、CB18型1795cc水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ“DIT”エンジン(最高出力177ps/ 5200~5600rpm、最大トルク30.6kg・m/1600~3600rpm)+8速マニュアルモード付リニアトロニック(電子制御CVT)+アクティブトルクスプリットAWD[電子制御AWD]を採用している。
新設定のe-BOXER搭載モデルに話を移そう。
注目のパワートレインには、FB25型2498cc水平対向4気筒DOHC16V AVCS直噴ガソリンエンジン(最高出力160ps/5600rpm、最大トルク21.3kg・m/ 4000~4400rpm)+MC2型モーター(最高出力88kW、最大トルク270Nm)+リチウムイオン電池(容量4.3Ah)+リニアトロニック+AWD(クラッチ開放制御)で構成するe-BOXERストロングハイブリッドを搭載。PCU(パワーコントロールユニット)をエンジンルーム内に配置することでガソリンモデル同様の燃料タンク容量(63リットル)を維持し、またトランスアクスルは駆動用と発電用の2つの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングを一体化して採用する。さらに、回生ブレーキとメカニカルブレーキの協調制御により、自然なブレーキフィールと高い制動力を実現するとともに、効率的に減速エネルギーを回収して燃費性能を向上。WLTCモード燃費は19.0km/リットルを実現した。

▲e-BOXERストロングハイブリッドはFB25型2498cc水平対向4気筒DOHC16V AVCS直噴ガソリンエンジン(160ps/21.3kg・m)+MC2型モーター(88kW/270Nm)+リチウムイオン電池(容量4.3Ah)+リニアトロニック+AWD(クラッチ開放制御)でシステムを構成
シャシー面では、ストロングハイブリッド搭載に伴う重量増加に対応した専用セッティングを実施する。全高および最低地上高をガソリンモデル比で-20mmとする車両パッケージの変更に伴い、サスペンションのストローク量、スプリングおよび減衰特性を最適化し、路面の凹凸に対する吸収性を高め、よりフラットで上質な乗り心地を実現。これにより、低速時の揺さぶられや高速走行時のふわつきを抑え、ロングドライブにおける質感と快適性を向上させた。また、サスペンションの特性変更に合わせて電動パワーステアリングのアシスト特性を最適化。操舵フィーリングの質感を高めている。

▲シャシー面ではストロングハイブリッド搭載に伴う重量増加に対応した専用セッティングを実施。サスペンションのストローク量、スプリングおよび減衰特性を最適化し、路面の凹凸に対する吸収性を高め、よりフラットで上質な乗り心地を実現する
パッケージングについては、街中での扱いやすさと走破性を両立するため、全高および最低地上高をともにガソリンモデル比で-20mmとし、全高1550mm、最低地上高180mmに設定。また、ストロングハイブリッドシステムにより大型化したバッテリーパックを荷室下に搭載しながらも、荷室容量は429リットル(床上:410リットル、床下サブトランク:19リットル)、荷室高は738mm、荷室フロア長は1000mm以上を確保して、ワゴンならではのゆとりある積載性を実現した。さらに、カーゴルームにはAC100V/1500Wのアクセサリーコンセントをオプションで設定し、電源環境のないキャンプやアウトドアシーン、そしてインフラによる電力供給が難しいような災害時などでの電力供給を可能としている。
エクステリアに関しては、エアインテークのないデザインを採用したフロントフードや、LEDヘッドランプからシームレスにつながるワイドな形状で仕立てたフロントグリルなどを採用して個性を強調。足もとには専用デザインのブラック塗装+切削光輝18インチアルミホイール(タイヤは225/55R18サイズのオールシーズンタイヤ)を装着する。ボディカラーは2グレードともにセラミックホワイト、アイスシルバーメタリック、マグネタイトグレーメタリック、クリスタルブラックシリカ、サファイアブルーパール、イグニッションレッド (有料色)、アステロイドグレーパール (有料色)という計7色をラインアップした。
インテリアについては、クルマに乗り込んだ瞬間から上質さを感じられるよう、Premium S:HEV EXではストロングハイブリッド搭載モデル専用のタン/ブラックのナッパレザーを、Premium Black S:HEV EXではブラックの本革シートを標準で採用。また、インパネやドアトリム、加飾パーツはブラックを基調とすることで、豊かで居心地のよい落ち着いたキャビン空間を創出する。さらに、12.3インチフル液晶メーターにはシステムの出力やエネルギーの回収状況をリアルタイムに表示するパワーメーターを配備。冬季や寒冷地において快適な運転をサポートするステアリングヒーターも装備した。ほかにも、専用チューニングを施すことでレヴォーグ レイバックにふさわしい上質で臨場感のある音響空間を実現したハーマンカードンサウンドシステムをPremium S:HEV EX に標準、Premium Black S:HEV EXにオプションで採用している。