日産がより良い日米貿易関係への貢献を目的に、アメリカで生産するミッドサイズSUVのムラーノを日本で発売。ムラーノの日本での販売は約12年ぶり。導入グレードは現地のベーシック仕様のSVで、車両価格は796万4000円に設定
日産自動車は2026年6月3日、アメリカで生産するミッドサイズSUVのムラーノを日本市場に導入し、同日より注文受付を開始した。
米国生産車の日本導入は、日本市場での幅広いユーザーニーズに応えるとともに、より良い日米貿易関係に貢献していくことが目的。日米交渉を受けて国土交通省が本年2月に新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用し、米国で生産される魅力的なモデルを日本市場に導入することで、日本におけるラインアップの拡充を図る。なお、導入するムラーノは米国テネシー州に居を構える北米日産のスマーナ工場で生産。導入グレードは現地のベーシック仕様のSVで、車両価格は796万4000円に設定する。
ムラーノは2002年デビューの初代Z50型、2008年デビューの2代目Z51型が日本の九州工場で生産され、2015年まで日本で販売。2014年デビューの3代目Z52型、2024年デビューの4代目Z53型はアメリカなど海外工場で生産され、日本ではラインアップしていなかった。そして今回、約12年ぶりに日本市場にムラーノが復活することとなる。
導入するZ53型ムラーノのSVグレードは、スタイリッシュかつプレミアムなクロスオーバーSUVスタイルを基調に、薄型LEDヘッドランプおよびLEDデイタイムランニングランプや左右に広がるLEDリアコンビネーションランプで構成する最新のライトテクノロジー、空力特性を高めるルーフスポイラー(LED式ハイマウントストップランプ付)、新デザインの8J×20アルミホイール(タイヤは255/55R20 107Hサイズ)などを採用。ボディサイズは全長4900×全幅1980×全高1725mm/ホイールベース2825mmに設定する。ボディカラーはターコイズブルー、プリズムホワイト、スーパーブラックという3色をラインアップした。

左ハンドル仕様のインテリアに関しては、水平基調の伸びやかなインパネに、12.3インチの統合型インターフェイスディスプレイ付オーディオを水平に2画面配置し、優れた操作性と視認性を確保。また、運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチ、P/R/N/DMの変速スイッチ、木目調フィニッシャーのインストパネル、合皮表皮のシート、運転席パーソナルドライビングポジションメモリーシステム(ドアミラー連動)、前席シートヒーター、6:4分割可倒式リアシート、ラゲッジアンダーボックス、電源ソケッDC12V(ラゲッジ1個)などを装備して、高い機能性と快適性を実現した。

▲水平基調の伸びやかなインパネに、運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチ、P/R/N/DMの変速スイッチ、木目調フィニッシャーのインストパネル、合皮表皮のシートを配備。ハンドル位置は左
パワートレインはKR20DDET型1997cc直列4気筒DOHC・VCターボエンジン(最高出力245ps/5600rpm、最大トルク35.9kg・m[352Nm]/4400rpm)に、電子制御式9速ATのトランスミッションを組み合わせて搭載。駆動機構にはインテリジェントトレースコントロールを配した4WDを採用する。また、専用チューニングを施した周波数感応型のダンパーと電動パワーステアリングを配して、優れたハンドリングと乗り心地を具現化した。
先進安全運転支援システムの面では、360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を標準装備し、高速道路走行時の運転をサポートする「プロパイロット」や、本来は見えない車体下の視界を補助する「インビジブルフードビュー」、交差点などで運転席から死角になる前方の左右の視覚を支援する「フロントワイドビュー」を含む「インテリジェント アラウンドビューモニター」などを組み込んで、ドライバーに高い安心感を提供する。
