創業者のブルース・マクラーレンの夢を現代の技術で再構築した新型スポーツカーの「McL 6GT」が登場

マクラーレンが新型スポーツカーのコンセプトモデル「McL 6GT」を発表。創業者のブルース・マクラーレンが1960年代後半に製造した「M6GT」を現代的に再解釈し、基本骨格にはフルカーボンファイバーモノコックとボディワークを採用。パワートレインにはミッドシップ配置のM840T型4リットルV型8気筒DOHCツインターボエンジンに、1992年のF1以来となるマニュアルギアボックスを組み合わせて搭載。市販モデルは2028年に発表予定

 英国マクラーレン・オートモーティブは2026年8月14日(現地時間)、米国カリフォルニア州ぺブルビーチで開催されたモントレー・カー・ウィーク2026において、新型スポーツカーのコンセプトモデル「McL 6GT」を発表した。

▲マクラーレンが創業者のブルース・マクラーレンの夢を現代の技術で再構築した新型スポーツカーのコンセプトモデル「McL 6GT」を披露

▲マクラーレンが創業者のブルース・マクラーレンの夢を現代の技術で再構築した新型スポーツカーのコンセプトモデル「McL 6GT」を披露

 今回披露されたMcL 6GTは、創業者のブルース・マクラーレンが1960年代後半に製造した「M6GT」を現代的に再解釈し、新進の新世代ミッドシップスポーツに仕立てたことが特徴だ。ブルース・マクラーレンは1966年にプロトタイプレーシングカーのM6Aを、1968年には発展型のM6Bを開発し、Can-Amなどのレースに向けて顧客に販売する。後に、クローズドボディに改良したM6GTを企画し、試作機は登録番号OBH 500Hと呼称。公道走行可能な50台のM6GTを作る計画を立てたが、ブルース自身が1970年にテスト走行中の事故で逝去したこともあって、その夢は頓挫した。

 ブルースの夢を再び――。マクラーレンのスタッフは、「M6GT」を現代の技術で再構築することを試みる。そして今回、新型スポーツカーのコンセプトモデル「McL 6GT」を発表するに至った。

▲McL 6GTは創業者のブルース・マクラーレンが1960年代後半に製造した「M6GT」を現代的に再解釈し、新進の新世代ミッドシップスポーツに仕立てる。写真はマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の手で復元されたM6GT

▲McL 6GTは創業者のブルース・マクラーレンが1960年代後半に製造した「M6GT」を現代的に再解釈し、新進の新世代ミッドシップスポーツに仕立てる。写真はマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の手で復元されたM6GT

 基本骨格に関しては、フルカーボンファイバーのモノコックとカーボンファイバーのボディワークを採用。パワートレインにはミッドシップ配置のM840T型4リットルV型8気筒DOHCツインターボエンジンを搭載し、トランスミッションには1992年のマクラーレンF1以来となるマニュアルギアボックス(グラツィアーノ製6速MT)を組み合わせて後輪を駆動する。室内のシフト機構をあえて露出させ、金属職人技を称える印象的なデザインに仕立てた点は、ブルースの主張、そしてM6GTをリスペクトしたアレンジである。

▲基本骨格にはフルカーボンファイバーのモノコックとカーボンファイバーのボディワークを採用。パワートレインにはミッドシップ配置のM840T型4リットルV型8気筒DOHCツインターボエンジンを搭載する

▲基本骨格にはフルカーボンファイバーのモノコックとカーボンファイバーのボディワークを採用。パワートレインにはミッドシップ配置のM840T型4リットルV型8気筒DOHCツインターボエンジンを搭載する

▲トランスミッションには1992年のマクラーレンF1以来となるマニュアルギアボックス(グラツィアーノ製6速MT)を組み合わせる

▲トランスミッションには1992年のマクラーレンF1以来となるマニュアルギアボックス(グラツィアーノ製6速MT)を組み合わせる

▲マフラーエンドは楕円形でアレンジ

▲マフラーエンドは楕円形でアレンジ

 エクステリアに関しては、“機能が形を決める”というマクラーレンの設計理念を、M6GTのスタイリングをオマージュしながらさらに研ぎ澄ませたことが訴求点だ。スタイリングは1960年代のスポーツプロトタイプレーシングカーを彷彿とさせる、低いノーズやカムバックのテール、リアデッキとエンジンカバーに流れ込むような造形のルーフ、ボディ内部に埋め込まれているようなキャビンルームなどを採用。また、M6GTに触発された“レーシングループ”モチーフのリアコンビネーションランプはボディのエアフローアーキテクチャに統合され、合わせてブルース・マクラーレン(Bruce McLaren)サインをエンジンカバーに、マクラーレンのオリジナルロゴから発展した“スピーディーキウイ”アイコンと車名の“McL 6GT”ロゴを組み合わせた専用エンブレムをリアゲートパネルサイドに配備する。さらに、給油口キャップには“スピーディーキウイ”アイコンを刻印し、ブレーキキャリパーには車名の“McL 6GT”ロゴを銘記。そして、リアディフューザー上部にはM6GT試作機の登録番号である“OBH 500H”をマーキングした。

▲スタイリングは1960年代のスポーツプロトタイプレーシングカーを彷彿とさせる、低いノーズやカムバックのテール、リアデッキとエンジンカバーに流れ込むような造形のルーフ、ボディ内部に埋め込まれているようなキャビンルームなどを採用

▲スタイリングは1960年代のスポーツプロトタイプレーシングカーを彷彿とさせる、低いノーズやカムバックのテール、リアデッキとエンジンカバーに流れ込むような造形のルーフ、ボディ内部に埋め込まれているようなキャビンルームなどを採用

▲ブルース・マクラーレン(Bruce McLaren)サインをエンジンカバーに配備

▲ブルース・マクラーレン(Bruce McLaren)サインをエンジンカバーに配備

▲マクラーレンのオリジナルロゴから発展した“スピーディーキウイ”アイコンと車名の“McL 6GT”ロゴを組み合わせた専用エンブレムをリアゲートパネルサイドに貼付

▲マクラーレンのオリジナルロゴから発展した“スピーディーキウイ”アイコンと車名の“McL 6GT”ロゴを組み合わせた専用エンブレムをリアゲートパネルサイドに貼付

▲給油口キャップには“スピーディーキウイ”アイコンを刻印

▲給油口キャップには“スピーディーキウイ”アイコンを刻印

▲ブレーキキャリパーには車名の“McL 6GT”ロゴを入れる

▲ブレーキキャリパーには車名の“McL 6GT”ロゴを入れる

▲リアディフューザー上部にM6GT試作機の登録番号である“OBH 500H”を刻む

▲リアディフューザー上部にM6GT試作機の登録番号である“OBH 500H”を刻む

 内包するインテリアは、パフォーマンスとラグジュアリーを融合したボックスドキルティングデザインで構成したうえで、厳選された素材や先進装備を組み合わせる。コクピットにはカーボンファイバー材を多用するとともに、精密な研磨加工やローレット加工を施したアルミニウム製のスイッチおよびコントロール類を配備。また、ステアリングホイールのセンターには専用エンブレムを、センターコンソールには“McL 6GT”ロゴを入れたパネルを装着する。2座席には乗員をしっかりとサポートするバケットシートを組み込んだ。

▲インテリアはパフォーマンスとラグジュアリーを融合したボックスドキルティングデザインで構成したうえで、厳選された素材や先進装備を採用。油圧式ステアリングの導入も含めて、ドライバーとクルマの一体感や触覚的な操作性を重視したコクピットに仕立てる

▲インテリアはパフォーマンスとラグジュアリーを融合したボックスドキルティングデザインで構成したうえで、厳選された素材や先進装備を採用。油圧式ステアリングの導入も含めて、ドライバーとクルマの一体感や触覚的な操作性を重視したコクピットに仕立てる

▲カーボンファイバー材を多用するとともに、精密な研磨加工やローレット加工を施したアルミニウム製のスイッチおよびコントロール類を配備

▲カーボンファイバー材を多用するとともに、精密な研磨加工やローレット加工を施したアルミニウム製のスイッチおよびコントロール類を配備

▲乗員をしっかりとサポートするバケットシートを装着

▲乗員をしっかりとサポートするバケットシートを装着

 なお、マクラーレンはMcL 6GTの市販モデルを2028年に発表する予定とアナウンスしている。

▲McL 6GTの市販モデルは2028年に発表予定

▲McL 6GTの市販モデルは2028年に発表予定

 

 

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