
ホンダN-B0Xカスタム・ターボ・コーディネートスタイル/価格:7CVT 259万8200円(4WDは14万5200円高)。N-BOXは“日本でもっとも売れている”ベストセラーモデル。2016年5月には登場後14年4ヶ月で累計販売300万台を突破。日本では現在284万台の歴代N-BOXが愛用されている。新型は存在感を増したカスタムの外装を中心に商品力を向上。よりフレンドリーに進化した
ホンダは7月16日、KスーパーハイトワゴンのN-BOXシリーズ(176万8800〜274万3400円)をマイナーチェンジして発売した。N-BOXは2011年12月に初代モデルを発売。以来、わずか14年4カ月で累計販売台数300万台を達成した超人気モデル。Kカーのリーダーカーというだけでなく登録車を含め“日本で最も売れているクルマ”である。
現在の3代目はカスタム/JOY/標準の3種でシリーズを構成。ライバルを凌駕する広い室内と上質な乗り味、最先端の安全性などが評価され好調な販売成績をキープしている。だが、最近はスズキ・スペーシアを筆頭に競合車が猛追。かつてのように「絶対王者」とはいえなくなっていた。
今回の改良は、販売現場やユーザーの声に応え、カスタムを中心に外装をリファインし全車の装備を充実。さらに従来はディーラーオプション・アイテムだったナビやETCを標準もしくはメーカーオプション化することで実質購入価格の引き下げを実現した。JOYのラインアップ充実も朗報だ。
まずカスタムから説明しよう。エクステリアはフロントマスクに注目。従来のスッキリした印象から迫力と押し出し感を強調した造形に刷新した。グリルは骨太で幅広のクローム仕様。さらにフロントバンパー形状をワイドモチーフに変更することで力強い印象に一新した。スクエア形状フォグランプの標準化と左右のヘッドランプを繋ぐアクセサリーLEDの常時点灯化で存在感を増したのもポイントである。新型はひと目でN-BOXとわかり、しかも迫力がある。ちなみにリアはバンパーの同色化とメッキ処理のテールガーニッシュガーニッシュ、そしてポジションランプの常時点灯化を実施。リアビューも一段と凛々しくなった。
インテリアではベーシックグレードを除き、9インチGathersナビとETC2.0を標準装備。さらにルームライトをLEDとし、助手席側のイルミネーションをナイトブルーに変更した。コーディネートスタイルではユーザーニーズの高かったステアリングヒーターも新装備。シリーズ全車にシートバックポケットと後席センターにUSBチャージャーを追加したのもポイントである。
ナビ&ETCの標準装備化で車両価格はターボ・コーディネートスタイルで228万1000円から259万8000円に上昇。だが従来のようにディーラーオプションで装着するより3万円ほど割安と聞いた。また残価設定ローンを利用して購入する場合、新型は月額負担が低減するという。新型は装着率が高いドライブレコーダーの配線もあらかじめ工場で装着済み。取り付け工賃が大幅に低減したのは朗報だ。
JOYと標準モデルも簡単に説明しておこう。JOYは人気のアクティブフェイスをグレード別に標準設定しフォグランプを追加。さらにベースモデルを除き、カスタムと同様にナビとETC2.0を標準装備した。外観をブラックで引き締め、内装も落ち着いた色調に仕上げたブラックスタイルの新設もニュースだ。標準モデルはフロントとリアにメッキ加飾を追加。ファッションスタイルのルーフ色をホワイトに刷新した。ナビとETC2.0はメーカーop扱い。装備面では車速連動ワイパーが加わった。
ちなみにN-BOXは、カスタムと標準モデルに、車いすのまま乗り降りができるスロープ仕様車を用意。こちらも今回の改良でより便利な存在になった。運転席のハイトアジャスターを装備し、カスタムではバックドア照明をLED化。従来から評価の高いスペース性と乗降性、操作性をそのままに魅力的に仕上げている。スロープは消費税が免税のため価格は194万6000〜257万5500円と内容を考えるとリーズナブルな点もポイントだ。
全車とも評価の高いメカニズム面と安全装備(ホンダセンシング)に変更はない。トータルに商品性を高めたN-BOXシリーズは魅力たっぷり。なお2028年にはBEVモデルも登場することになっている。
