
ホンダN-ONE e: G/価格:269万9400円。N-ONE e:は生活ジャスト設計を徹底。ベースグレードのGは普通充電リッドのみ標準、室内もディスプレイ未装備のシンプル仕様。満充電時の航続距離は295kmとクラストップ
ホンダは、カーボンニュートラルと、交通事故者ゼロを2050 年に達成することを目標にしている。昨年デビューしたN-ONE e:は、誰もが手の届くBEVとして企画されたKカー。ホンダの原点であるN360のコンセプトを現代に翻訳した意欲作だ。何気ない毎日をイキイキと活発にしてくれる存在を目指したという。
エクステリアデザインは、NシリーズのヘリテージとBEVのクリーンなイメージを融合。インテリアは、使い勝手に優れたシンプル&モダンな空間に仕上げた。注目はフロントグリルの材質。廃棄されたホンダ車のバンパーを回収・洗浄・粉砕したサステナブルマテリアルによるバンパーリサイクル材を採用している。詳細に観察すると1台ごとに模様が異なるという。
パワーユニットは、コンポーネントの小型化を徹底した上で、大容量バッテリーを搭載。高電圧部品の集中配置など各部の効率追求で、295kmという軽BEVトップクラスの航続距離を実現した。AC1500Wの給電にも対応しており、非常時を含め、多彩な使い勝手を誇るのもポイントだ。駆動方式は2WD。駆動輪は前輪になる。
走りは、Kカーとは思えないほど乗り心地がよく滑らか。しかも静かで質感が高い。BEVながら高速でも頭打ちになる感覚はあまりなく、伸びやかな加速を味わえるのは大きな魅力。扱いやすい減速度と素直なレスポンスで直感的な操作を実現したシングルペダルコントロールも使いやすい。完全停止までできるのも特徴だ。
今回はディスプレイレスのe:gグレードに試乗したが、目の前がスッキリとしていてこれはこれで新鮮だった。ちなみにN-ONE e:は“令和のブルドッグ”の呼び声が高いBEVスポーツ、 “スーパーONE”のベースモデルである。
