【話題のクルマ最新事情】新型トヨタRAV4は、よりマルチに進化。ハイブリッドとPHEVの全4グレード構成。システム出力はハイブリッドが240ps、PHEVは329ps!

トヨタRAV4アドベンチャー/価格:THS 450万円。新型のプラットフォームは従来型を大幅にリファイン。ボディサイズは旧型とほぼ同等。室内空間は広くなり、ラゲッジスペースは749リッターの大容量。よりフラットになった床面も魅力

トヨタRAV4アドベンチャー/価格:THS 450万円。新型のプラットフォームは従来型を大幅にリファイン。ボディサイズは旧型とほぼ同等。室内空間は広くなり、ラゲッジスペースは749リッターの大容量。よりフラットになった床面も魅力

PHEVには期待のGRスポーツも設定。走りのSUVの代表に

 2025年5月にワールドプレミアを飾った新型RAV4の日本販売がスタートした。6代目となる新型は「Life is an Adventure」をテーマに、「どこへでも行けそう、なんでもできそう」という価値観を体現した世界戦略SUV。成功作となった従来モデルの長所をさらに伸ばし、時代が求める電動化、知能化を一段と推し進めた意欲作だ。

シャシー

 パワートレーンは全車ハイブリッドとPHEVの電動車。2.5リッター直4エンジンとモーターを組み合わせている。従来型に設定していた純エンジン車は未設定。ハイブリッド仕様の基本メカそのものは従来車と共通だが、各部の見直しで実力はレベルアップし、システム出力は240psを誇る。ラインアップは上級仕様のX(490万円)と、タフなイメージのアドベンチャー(450万円)のシンプルな2グレード構成になる。

 一方、PHEVのメカは全面新世代。最新のハイブリッド機構をベースに、最高効率を目指した。フロントアクスルへのシリコンカーバイト半導体の採用と駆動伝達系の損失低減により優れた性能を実現。電池容量を30%増大することでEV走行距離を従来の95kmから、1.5倍の約150kmに伸ばした。駆動モーターも強化され出力は約12%パワフル化、システム出力は329psに達する。ラインアップはZ(600万円)とGRスポーツ(630万円)の2グレード。その走りに注目が集まるGRスポーツはPHEV専用モデルだ。GRスポーツは、環境に優しく、マニアを魅了するスポーツSUVとして大いにアピールしそうだ。

GRスポーツ

 駆動システムには、ハイブリッド、PHEVとも後輪をモーターで駆動するE-Fourを採用。新型は前後輪の駆動力配分を100対0〜20対80の間で緻密に制御し安定した走りを約束する。空転したタイヤにブレーキを掛け反対側に駆動トルクを配分する、悪路に対応したTRAILモード、常時4輪を駆動するSNOWモードも標準装備され、「どこにでも行ける」性能に磨きをかけた。

 先進機能としては、安全・運転支援システム、Toyota Safety Senseと、ユーザーインターフェイスのソフトウェア開発にトヨタで初めてAreneを活用。将来的には、複数機能の同時アップデートや、ユーザーひとり一人に寄り添ったカスタマイズが可能なように工夫している。新型はソフトウエアで機能が進化するクルマ(SDV)の代表。使うほどに魅力が高まるSUVである。

インパネ

キャビン

 ボディサイズは従来型と同等の4620×1880×1680mm(アドベンチャー)。モデルチェンジで大型化するクルマが多い中、日本でも扱いやすいサイズに収まったのは朗報といえる。RAV4は、最新トヨタの技術と魅力が凝縮した実力派だ。

Dealer’s Voice/グレードを絞った効果で、納期は約半年

 RAV4は販売がスタートしたばかりという関係もあり、販売店に納車などの情報を聞いた。その店舗によると、「現在は店舗ごとにモデル別の販売台数が割り当てられています。たとえば●●のハイブリッドが3台、ガソリンが2台という感じです。購入希望者がこの台数を超えてしまった場合には、次の販売枠の割り当てまで待っていただくことになります。半導体不足の影響なのか、生産が追いついていないようです」と語っていた。RAV4の場合、現在ハイブリッド2グレード、PHEVも2グレードに仕様を絞っているのは、生産効率を上げる狙いからだろう。なお、2026年4月半ば時点で注文すると、納車は秋から冬ごろになりそうだ。

2台

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