クルマやバイクを趣味とする人たちが愛車を持ち寄り、クルマ談義をしながら日曜日の朝をゆっくり過ごす。群馬県を拠点に活動を続けている前橋サンデーミーティングは、メーカーや車種の垣根を越えたクルマ好きが集まるミーティングだ。
初開催は2022年と比較的新しい。前橋市周辺の英国車オーナーたちが集まるうちに「好きなクルマを通じて人と人がつながる場所を作りたい」というシンプルな思いから実行委員会形式でミーティングを立ち上げたのだった。その後、現在までコンスタントに活動を継続してきた。特定の車種や年代などの参加資格は未設定で、3輪や2輪も含めたオールジャンルの車両が集まる自由なミーティングである。
今回取材したのは2026年8月2日に開催された前橋サンデーミーティング in 榛名モーニングクルーズ。会場を榛名湖畔の多目的広場駐車場へ移して実施する夏季特別版で、7月・8月のみ真夏の日中を避け、朝7時から10時までというサマータイムで開催。旧車にも参加者にも優しい高原の涼しい空気の中、約200台の車両が集まった。
実行委員会は英国車オーナーのベテランたちが中心だが、会場には20~30代の若い世代の参加者も多く、クルマの年式や車種もさまざま。希少性やカテゴリーに縛られない自由な雰囲気がこのイベントの魅力であり、異なる世代のオーナー同士が車両を眺めながら愛車やドライブの話題に花を咲かせていた。
会場となった榛名湖周辺は、漫画・アニメ『頭文字D』に登場する舞台のモデルとして知られるエリアでもある。榛名湖畔をはじめ会場周辺には作品ゆかりのスポットも多く、現在も多くのファンが“聖地巡礼”として訪れる。この会場にも、同作品に登場するような国産ネオクラシックスポーツカーの若いオーナーたちが参加していた。
ただし当イベントは主催者が空ぶかしや急加速を禁止し、静かな来場・退場を呼びかけ「長く愛されるイベントづくり」を徹底している。榛名山のワインディングロードが近い環境だからこそ、地域への配慮を重視しているようだ。
地元の理解と協力のもとで開催されていることへの感謝がミーティング会場のあちこちで感じられた。
下界では猛暑日となったこの日も湖畔には心地よい風が吹き抜け、まさに“モーニングクルーズ”の名にふさわしいひとときとなった。クルマを愛する人なら誰でも参加できる開かれたコミュニティとして前橋サンデーミーティングの存在は知名度がアップしてきた。クルマ好きたちの交流の場として、末永い活動を期待する。
