CARイベントレポート「ゼロマルピープル」ミーティング(2026年5月号)

「ほんのり懐かしく、まだまだ現役」。ゼロ年代生まれのクルマが集合 

▲今回が第1回の開催。情報についてはウェブサイト(https://sites.google.com/view/zeromarupeople/home)または公式Xにて確認を

 2000年代を中心とした“ゼロマル車”が主役のミーティングイベント、ゼロマルピープルが開催された。2000年まで同型車種が販売されていたモデルから、2010年末までに販売が開始されたモデルがエントリーの対象車両。2025年12月13日、会場の吉見運動総合公園(埼玉県比企郡吉見町)の会場に140台を超えるゼロマル車が集まった。

主催のTUNAさん

 オーナーズクラブなどの組織をベースとしていない個人発信のイベントながら、SNSを中心とした告知や愛好家たちの口コミによって徐々にその存在が広まり、東北から関西圏まで幅広い年齢層のオーナーが集結。ショップブースの出店もあり、初開催とは思えない規模のミーティングとなった。

トヨタ・ヴォルツやマツダ・ベリーサなどいまでは見かける機会が少なくなったモデルの姿。懐かしくてうれしくなる

 主催者のTUNAさんは90年代生まれ。かつて手の届かない煌びやかな“新しい世代の存在” として眺めていたゼロ年代のクルマにいまも魅力を感じているという。

00年代は01年のトヨタ・ノア/ヴォクシーや02年のアルファードなどミニバンのヒットモデルが登場した

「ゼロ年代のクルマはデザインや企画の発想がユニークで、メーカーごとの味わいもある。クルマの個性も際立っていました。いまも街中で普通に目にできる存在なこともあって、語られる機会が意外と少なかったんですが、オーナー同士が同時代性を共有できる場をつくりたいという思いから、このイベントを立ち上げました。今日はその景色が実際に見られてうれしいです」(TUNAさん)

20〜30代の若いオーナーが多かった点も印象的。ちょっと頑張ればパーツ入手できるものが多いのもゼロマル車の魅力だ

 2000年前後といえば、軽自動車の新規格スタート(1998年)やハイブリッド車の量産化など技術的な転換点が集中していた時代。ミニバンブームの一方でセダン、ワゴンなどさまざまなタイプのクルマが元気に走っていた時代である。当時の空気を思い出しながら会場に並ぶクルマを見ていると面白さも増してくる。

芝生の上にゆとりを持って並べられた00年代車。5thスズキ・アルトの左ハンドル仕様などの姿も

 発売当時のカタログ状態を忠実に保つ個体もいれば、新しいパーツに入れ替えて性能アップを図る “レトロフィット派”まで、参加車両は個性もストーリーもさまざま。中には希少な限定モデルや歴史の中に埋もれてしまったマイナーなクルマの姿もあった。

2025年12月13日(土)吉見総合運動公園 (埼玉県比企郡)で開催された第1回「ゼロマルピープル」。140台を超えるクルマが全国から集まった

 昭和・平成初期の旧車イベントが全国に広がる中、ゼロ年代車はこれから本格的に再評価が進んでいくだろう。ゼロマルピープルのミーティングは、そのきっかけとなる可能性を感じさせてくれた。

■車種:2000年〜2009年に生産・販売された車両(2000年まで同型車種が販売されていたモデル/2010年末までに販売が開始されたモデルを含む)
■開催日:2025年12月13日
■参加台数:約140台
■活動地域:全国
■問い合わせ先:ウェブサイト/SNS

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