今回取材したぼくらのカーブーツは、いわゆるフリーマーケットと自動車ミーティングが融合したイベントである。
英国発祥のカーブーツ・セールとは、クルマのブーツ(イギリス英語でトランク)に不要品やコレクションを置き、そのまま店舗として販売・交換するもの。JR中央線の高架下で2021年に中央線カーブーツとしてスタートしたのが、このイベントの始まりだ。
2024年からは西東京エリアに広げて現在の名称となり、月1回程度のペースで継続的に開催されてきた。開催形態は季節や会場に応じて柔軟に変わり、ヴィンテージカーなどのミーティング、カーミーツを併催する場合もある。単なるフリーマーケット以上の発見や楽しさがある、と注目を集めている。
今回は2026年5月9日、埼玉県で開催されたもようを取材した。晴天に恵まれた会場に集まった車両は約60台を数えた。今回はAutomobile Club Japanと空冷フォルクスワーゲンのオーナーたちのカーミーツを併催し、それぞれのエリアでオーナーたちが集まっていた。
「参加はプロ・アマ問いませんが、一般的な不用品処分ではなく、ヴィンテージ衣料や骨董品、アンティーク雑貨、ハンドメイド作品など出店者の個性が光るものが集まるようにキュレーションしています。“カーミーツ”については、“カーブーツ”に合うようなクルマに集まってもらえるよう、私たちからお声がけさせてもらっています」と企画・運営を担当する関博弥さんは語る。
開催日は強風だったため、立体駐車場内で開催されたが、会場内はじっくり見て回れる余裕があるレイアウトだ。6月以降の開催時も屋内で行われるので、雨天や夏の日差しを心配せずに参加できる。
ワーゲンバスの前に並ぶ古着、トラックの荷台に並ぶアンティーク家具など、長く愛されてきたクルマとカーブーツの組み合わせには一体感がある。クルマが単なる移動手段ではなく、個人の価値観やライフスタイルを映し出す存在であることを改めて実感させてくれた。
次回の開催ではどんなクルマと出会い、どんなモノが並ぶのか。そんな期待を抱かせるイベントである。思わぬ出会いから人生が新しく広がっていきそうだ。
■結成:2024年
■車種:開催ごとに異なる
■活動地域:関東
■問い合わせ先:ウェブサイト/SNS
