CARイベントレポート「富士トリコローレ2025」

欧州車好き必見の“移動ミュージアム”。7年ぶりの開催は大盛況

欧州車全般に参加対象を拡大し7年ぶりに開催。今後の開催やその他イベントなどの情報はチンクエチェント博物館ウェブサイト(https://www.facebook.com/museo500)にて確認を

 富士山を望む芝生の上に、欧州車がずらりと並ぶ――。7年ぶりに復活したミーティング、富士トリコローレが、2025年9月28日(日)に人材開発センター富士研修所(山梨県富士吉田市)で開催された。

主催のチンクエチェント博物館代表・伊藤精朗さん

 主催はチンクエチェント博物館(愛知県名古屋市)。このイベントはイタリア車オーナーを中心としたミーティングとして親しまれていた。今回の再開にあたり欧州車全般に参加対象を広げ、より多彩な欧州車が集う場へと進化した。

20年式アバルト695・70°Anniversario。設立70周年を記念し多彩な専用装備を搭載した限定車(北村さん)

 そして「20世紀生まれの欧州車を次代へつなぐ」という思いから、クラシックモデルを歓迎する“20世紀枠”が新設定された。

17年式フィアット500C Riva。高級ボートメーカー・リーバとのコラボレーションモデル(mixさん)

 当日、会場には420台もの欧州車が集結。青空の下、芝生に並ぶ光景は圧巻だ。最も多かったのはやはりフィアットとアバルトの500シリーズで、100台超が参加。他にもフィアットやアルファロメオ、ルノー、シトロエンなどのイタリア・フランス車が並んでいる。 さらに今回はドイツや英国の名車も加わり、メルセデス・ベンツも190シリーズなど趣味性の高いモデルが存在感を放ち、富士トリコローレの基本的なコンセプトは健在だと感じられた。

欧州車全般に参加対象が拡大したことでメルセデス・ベンツやBMWなどのドイツ車も会場を賑わせた

 イベント当日、富士山は雲に隠れていたものの、さまざまな魅力を放つ欧州車が青空のもとに並ぶ光景には、やはりワクワクさせられる。中には国内に現存する車両は数台だけという希少車もあり、目の肥えた欧州車オーナーからも注目を集めていた。

24年式アバルト695。エンブレムまでホワイト/ブラックでまとめたスタイリングが魅力(しょーんさん)

 会場にはイタフラ車向けパーツショップやミニカーなどのショップも出店し、会場内で一日を楽しく過ごせた。 コンクールやパレードランはなくても、芝生に並ぶ愛車の傍らに座ってくつろいだり、会場を見て回ったりと思い思いのスタイルで仲間たちとの交流を楽しむ――そんな自由な時間が流れていた。

72年式フィアット500Lアバルト。現行モデルから乗り換えてメンテナンスやカスタムを楽しんでいるそう

 チンクエチェント博物館は愛知県を中心に年間6回のイベントを開催しており、ドライブラリーなど走りを楽しむ企画もある。来年も富士トリコローレを含めて、同様のペースで開催される予定だ。

500Fをはじめ多彩なモデルが参加していたチンクエチェント。細かな仕様の違いを比較するのも楽しい(水野浩二さん)

 欧州車オーナーやファンなら、抜群のロケ―ションのもと、自由ではつらつとした雰囲気と時間を楽しんでほしい。

芝生の上に色とりどりの欧州車が並ぶ光景は圧巻。一日かけてゆっくり楽しめるようイタフラ車オーナー向けのショップやキッチンカーも出店していた。若い年代のオーナーの姿も多く見られた

■車種:欧州車
■開催日:2025年9月28日
■参加台数:約420名
■活動地域:全国
■問い合わせ先:ホームページ

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