
1964年ポルシェ356Cクーペ。356Cは356シリーズの完成形。1.6ℓ/75ps仕様の標準車と1.6ℓ/95ps仕様のSC、そして2ℓ/130psを搭載する2000GSでラインアップを構成。ボディタイプはクーペとカブリオレから選べた
ポルシェ356Cは1949年から1965年まで生産された356シリーズの完成形。ポルシェの技術的な特徴である水平対向エンジン/RRレイアウト/強固なモノコックボディ/4輪独立サスペンションなどは356で育まれ、現在に続く911シリーズに継承された。Cシリーズの特徴は4輪ディスクブレーキの採用。ポルシェの「止まる高性能」は356Cが原点となった。ラインアップは標準/SC/2000GSの3グレード。パフォーマンスは356B比で大幅に向上。標準モデルは75ps、SCは95psの1.6リッターOHV、2000GSにはレーシングカー904GTSと同じ130psの2リッターDOHCユニットを搭載していた。
リアスタイル/356Cのボディ回りは前身の356Bと基本的に共通。ボディタイプは写真のクーペとカブリオレから選べた
フロントスタイル/356のボディはロイターとカルマンの2社のカロッツェリアがコーチワークを担当。取材車のボディはロイター製。細部まで作りはていねいで上質
エンジン/取材車のOH済み1.6リッター水平対向4気筒ユニットは75ps仕様。エアクリーナーはK&M製スポーツタイプを装着
ヘッドライト/ヘッドライトは透明のカバー付き。バンパー下にはフォグランプを装着している
タイヤ&ホイール/取材車の足元は165SR15ミシュランとキャップ付きスチールホイールの組み合わせ。356Cは4輪ディスクブレーキ標準
燃料リッド/燃料給油リッドは右側フロントフェンダー上に配置している
リアバンパー/排気エンドはバンパーのオーバーライダー下部と一体化したデザイン
リアウィンドウ/ラウンド形状のリアウィンドウはBシリーズと共通デザイン
インパネ/インパネはボディ同色仕上げ。助手席側にはアシヅトグリップを装着。RRレイアウトの利点でステアリングの操舵力は軽い設定
シート01/前席は合成レザーで貼り替え済み。前後スライドとリクライニング機構付き。着座ポジションは低い
シート02/リアは+2構成。後席シートバックを倒すと実用的な荷物スペースが出現。乗車定員は4名
メーター/計器は丸型3連式。中央にタコメーターをレイアウト。取材車の速度計はmph表記からkm表記に変更済み
インパネセンター/取材車の時計は正確に作動。オーディオカバーの下側に灰皿をレイアウトしている
トランスミッション/トランスミッションは4速MT。シフトストロークは大きめ。根元の黒いレバーはヒーター用
ペダル/ペダルは床から生える形状。ペダルの操作力は軽く操作しやすい
トランク/トランクは前側にスペアタイヤを収納。荷物用スペースは限られる。白い箱はヒューズボックス
新車時価格=4MT 235万円
全長×全幅×全高=4010×1670×1315mm
ホイールベース=2100mm
車重=935kg
エンジン=1582cc水平対向4気筒OHV
最高出力=75ps/5200rpm
最大トルク=12.5kg・m/3600rpm
サスペンション=前後トレーリングアーム/トーションバー
ブレーキ=前後ディスク
タイヤ&ホイール=5.60-15+スチール
駆動方式=RR
乗車定員=4名
取材協力/JMMカーズ
