三菱「アウトランダー」がオーストラリアグッドデザイン賞2022を受賞

 三菱自動車は、アウトランダーがオーストラリアグッドデザイン賞2022をプロダクトデザイン(自動車・輸送機器)分野で受賞したと発表した。

白いボディカラーの三菱アウトランダーの写真とグッドデザイン賞のロゴ

▲「アウトランダー」PHEVモデル

 オーストラリアグッドデザイン賞はグッドデザインオーストラリアが主催するデザイン賞で、1958年以来、優れたデザインと革新性を推進し、豪州における最高峰の国際的デザイン推薦プログラムとして世界デザイン機構(WDO)に認められている。2022年は、世界中から応募されたデザインを70名以上の豪州内外のデザインの専門家が、優れたデザイン性、革新性、インパクトの3つの基準で審査した。

 『アウトランダー』の受賞にあたって、オーストラリアグッドデザイン賞の審査員は以下のようにコメントした。
「SUVは機能性の高さなどが評価されてセダンを凌ぐ人気となったが、新型『アウトランダー』もSUVらしい機能的な室内空間に加え、スタイリッシュさを併せ持っている。家族連れが使いやすい7人乗りとしながら、室内は現代的なデザインも両立。エクステリアは、力強さとライトやクローム装飾などの繊細なディテールとのバランスがよく、競合ひしめくSUV市場の中で個性を表現している。」

タブレットに表示されたアウトランダーのコンセプトアート

▲アウトランダー デザインイメージ

 『アウトランダー』は三菱自動車のフラッグシップモデルで、デザインにおいては「BOLD STRIDE(ボールド・ストライド)」をコンセプトに掲げ、エクステリアでは厚みのある水平基調のプロポーションによる存在感のある堂々とした佇まいと、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーで力強く軽快な走りを演出した。インテリアでは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインストルメントパネルを採用し、芯が通った力強さと開放感を表現しながら、素材の質感にもこだわり上質感を高めている。

三列シート全てが確認できるアングルのインテリアの写真

▲インテリア(ホワイト/ブラック)

 デザイン本部長の渡辺誠二氏は「『アウトランダー』シリーズは三菱自動車らしさを体現するデザインフィロソフィー『Robust & Ingenious』を具現化したデザインで、これまで日本、米国、欧州でデザイン賞を受賞するなど世界的にご評価いただいており、今回の豪州での受賞も大変光栄に思います。今回の受賞を機により多くの方々に『アウトランダー』を実際にご覧いただけるとうれしく思います」と喜びを語った。

 オーストラリアグッドデザイン賞2022の選考は、建築デザイン、コミュニケーションデザイン、デザインリサーチ、デザイン戦略、デジタルデザイン、エンジニアリングデザイン、ファッションインパクト、次世代(学生)、プロダクトデザイン、サービスデザイン、社会的インパクトの11の分野で行われた。

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