横浜ゴム、クロスオーバーSUV向けオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S」発売

 横浜ゴムはSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の新商品として、クロスオーバーSUV向けオールシーズンタイヤ「GEOLANDAR CV 4S(ジオランダー・シーブイ・フォーエス)」を10月末より発売する。発売サイズは225/55R19 99V~225/65R17 102Hの5サイズだ。

タイヤ

▲GEOLANDAR CV 4S

 「GEOLANDAR CV 4S」は世界的に年々需要が増加しているクロスオーバーSUV向けに開発したタイヤだ。新開発の非対称パターンとコンパウンドにより、ドライ性能はもちろん、高いウェット性能と雪上性能を実現。急な降雪にも対応可能なことを示す「M+S(マッド&スノー)」規格、国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証である「スノーフレークマーク」※1を全サイズで獲得しており、冬用タイヤ規制、チェーン規制時でも走行可能※2なタイヤとして認められている。

さらに、デザイン面では当社のオンロード指向のオールシーズンタイヤとして初めてサイド部にブロックを配置しており、SUVにふさわしいパワフルなデザイン性も備えている。 

※1 スノーフレークマークは欧州で冬用タイヤとして認証されたマークです。
※2 冬用タイヤ規制もしくは普通タイヤチェーン規制の場合は走行可能ですが、全車チェーン規制の場合は、いかなるタイヤ(スタッドレスタイヤを含む)もチェーン装着が必要です。

製品デザイン

▲製品デザイン

 オールシーズンタイヤはドライ・ウェット路面から雪道まで四季を通じて様々な路面状況に対応※3し、気温に左右されない走行が可能。一年を通じて使用できるため突然の降雪時にも対応できるほか、シーズン毎のタイヤ交換が不要になるため利便性が向上する。また、使用しないタイヤの保管場所を確保する必要がない利点もある。

※3 深雪や凍結した路面ではスタッドレスタイヤの装着を推奨します。
※「GEOLANDAR CV 4S」はスタッドレスタイヤではありません。過酷な積雪・凍結があるエリアで走行の場合、スタッドレスタイヤをお勧めします。

 「GEOLANDAR」シリーズは現在ハイウェイテレーンからマッドテレーンまで幅広い路面に対応する商品を展開しており、クロスオーバーSUV向けの商品ではグランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058」、ハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けの「GEOLANDAR X-CV」、中・大型SUV向けの「GEOLANDAR H/T G056」を販売している。今回の「GEOLANDAR CV 4S」の発売により初めてオールシーズンタイヤが加わり、多様化するSUVユーザーのニーズをより満たすラインアップとなった。

路面適合表

▲路面適合表

 タイヤの特徴として、トレッドパターン技術があげられる。専用開発の非対称パターンにより、イン側は溝面積比率を高めることで高い排水性に寄与し、アグレッシブなブロックパターンでトラクションを高めている。アウト側は接地面積が大きく、リブブロックが操縦安定性に寄与。

「4 ジグザググルーブ」は、外側の太い溝が高い排水性を発揮し、ジグザグ溝によりスノートラクションを向上。また、内側の細い溝がエッジ効果を高め、スノートラクションを向上させている。

「オプティマイズド ラググルーブ」は排雪・排水性能を高め、ウェット、スノー路面での高いトラクション性能に寄与。

「3Dサイプ」によりブロックの倒れ込みを抑制し、エッジと剛性を両立させており、耐摩耗性能とドライ性能に寄与している。

トレッドパターン技術

▲トレッドパターン技術

 発売サイズは225/55R19 99V~225/65R17 102Hの5サイズ。

 横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、「GEOLANDAR」、そしてオールシーズンタイヤを含めた「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。

2023年度は「泥試合」をテーマに「GEOLANDAR」の拡販に注力しており、本年3月に北米と豪州で発売した「GEOLANDAR A/T XD」、今回の「GEOLANDAR CV 4S」など新商品の発売に加えて既存商品のサイズ拡大を進めている。

発売サイズ表

▲発売サイズについて

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