マセラティの2ドアGTクーペ「グラントゥーリズモ」とオープントップモデル「グランカブリオ」、ミッドサイズSUV「グレカーレ」がフェイスリフトを実施

マセラティが美しさと機能性の理想的なバランスを具現化した2ドアGTクーペ「グラントゥーリズモ」とオープントップモデル「グランカブリオ」、プレミアムなミッドサイズSUV「グレカーレ」の改良モデルを発表。マセラティの新しいデザイン言語を纏ったエクステリアを採用するとともに、機能装備をバージョンアップ。電気自動車の「フォルゴーレ」も3モデルに設定

 伊マセラティは2026年6月18日(現地時間)、2ドアGTクーペ「グラントゥーリズモ(GranTurismo)」とオープントップモデル「グランカブリオ(GranCabrio)」、ミッドサイズSUV「グレカーレ(Grecale)」の改良モデルを発表した。

▲マセラティが改良版のグラントゥーリズモ(写真・左)、グランカブリオ(同・右)、グレカーレ(同・中央)を発表

▲マセラティが改良版のグラントゥーリズモ(写真・左)、グランカブリオ(同・右)、グレカーレ(同・中央)を発表

 今回の改良は、マセラティの新しいデザイン言語を纏ったエクステリアの採用や機能装備のバージョンアップを図るとともに車種展開を変更して、トライデントロゴの100周年という記念すべき年にふさわしいラグジュアリーカー群へと進化させたことが特徴である。

 まずエクステリアでは、フロントマスクを刷新したことがトピック。2023年に発表されたサーキット専用モデルの「MCXtrema(MCエクストレーマ)」に始まり、公道向け仕様として2024年に登場した「GT2ストラダーレ(GT2 Stradale)」や2025年デビューの「MCプーラ(MCPure)」で深化を果たした、水平基調かつシャープでアグレッシブなフロントエンドを採用して、新世代のマセラティ車であることを際立たせる。足もとに装着するアロイホイールも新デザインに切り替えた。

 インテリアについては、モータースポーツから着想を得た、上下をフラット化した形状とダークサテンアルミニウム製スポークを採用した新造形のステアリングホイールや、ステンレススティール製ベゼル、オクタゴン(八角形)形状、刷新されたグラフィック、ドライブモード変更時のポップアップ機能を備えたマセラティ デジタルクロック、プレミアムメタルを使用した立体形状の操作部を持つシフトセレクター、新たにパーキング機能を組み込んだパドルシフトなどを新設定したことが訴求点。また、新しいグラフィックを特徴とするデジタルインターフェースは、12.3インチのセンターディスプレイ、8.8インチのコンフォートディスプレイ、カスタマイズ可能な12.2インチのデジタルメーターパネル、そしてヘッドアップディスプレイを組み合わせて構成する。さらに、ドライバーの注意力低下や疲労を検知する監視システム(先進ドライバー注意力散漫警告システム)を新たに導入した。

▲水平基調かつシャープでアグレッシブなフロントマスクに刷新。写真はグラントゥーリズモ・トロフェオ

▲水平基調かつシャープでアグレッシブなフロントマスクに刷新。写真はグラントゥーリズモ・トロフェオ

▲モータースポーツから着想を得た新造形のステアリングホイールや、新しいグラフィックを特徴とするデジタルインターフェースを採用。写真はグランカブリオ・トロフェオ

▲モータースポーツから着想を得た新造形のステアリングホイールや、新しいグラフィックを特徴とするデジタルインターフェースを採用。写真はグランカブリオ・トロフェオ

▲グレカーレもフロントバンパーとグリルを変更し、より広く低いスタンスを演出する。写真はグレカーレ・トロフェオ

▲グレカーレもフロントバンパーとグリルを変更し、より広く低いスタンスを演出する。写真はグレカーレ・トロフェオ

 車種展開としては、グラントゥーリズモおよびグランカブリオに2992cc・V型6気筒DOHCネットゥーノツインターボエンジンを搭載し、最高出力490psを発生する標準モデルと、最高出力を従来の550psから590psへと引き上げた上位モデル「トロフェオ(Trofeo)」のほか、フロントに1基、リアに2基の独立制御式モーターを搭載し、システム最大出力560kW(760ps)/最大トルク1350Nmを発生するBEVモデル「フォルゴーレ(Folgore)」をラインアップ。フォルゴーレは駆動用バッテリーに総電力量92.5kWhのリチウムイオン電池を配したうえで“Tボーン”構造を採用し、全高を電気自動車として最も低い部類に入る1353mmに抑える。一充電走行距離は現地モードで450kmを実現した。

 一方、グレカーレは最高出力390psを発生する2992cc・V型6気筒DOHCネットゥーノツインターボエンジンを搭載した標準モデルと「モデナ(Modena V6)」を新設定したほか、1995cc直列4気筒マルチエアガソリンターボエンジンにBSG(ベルトスタータージェネレーター)と駆動用バッテリー、eブースター(電動コンプレッサー)で構成した48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する最高出力300psの「GT」と最高出力330psの「モデナ(Modena)」、最高出力530psを発生する2992cc・V型6気筒DOHCネットゥーノツインターボエンジンを搭載した「トロフェオ(Trofeo)」、そしてシステム最大出力410kW(558ps)/最大トルク820Nmを発生するBEVモデルの「フォルゴーレ(Folgore)」という計6車種をラインアップしている。

▲BEVモデルの「フォルゴーレ」はグラントゥーリズモ(写真・右)、グランカブリオ(同・中央)、グレカーレ(同・左)の3モデルで展開

▲BEVモデルの「フォルゴーレ」はグラントゥーリズモ(写真・右)、グランカブリオ(同・中央)、グレカーレ(同・左)の3モデルで展開

▲グラントゥーリズモ・フォルゴーレ(写真・上)とグランカブリオ・フォルゴーレ(同・下)はシステム最大出力560kW(760ps)/最大トルク1350Nmを発生する前1基、後2基の独立制御式モーターを搭載

▲グラントゥーリズモ・フォルゴーレ(写真・上)とグランカブリオ・フォルゴーレ(同・下)はシステム最大出力560kW(760ps)/最大トルク1350Nmを発生する前1基、後2基の独立制御式モーターを搭載

▲グレカーレ・フォルゴーレはシステム最大出力410kW(558ps)/最大トルク820Nmを発生

▲グレカーレ・フォルゴーレはシステム最大出力410kW(558ps)/最大トルク820Nmを発生

 なお、マセラティは改良版のグラントゥーリズモ、グランカブリオ、グレカーレの発表に合わせて、オムニチャネルのコミュニケーションキャンペーンを展開。専用の「マセラティ ウェブコンフィギュレーター」も公開し、あらゆるデバイス、あらゆる市場において、すべての仕様をリアルタイムかつ感情に訴えかける映像で提供すると表明している。

 

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