現代的テーマで表現する“超絶技巧” 彫金・鍛金で創り上げるスクラッチ・モデル “超絶技巧”と称される日本の伝統工芸品のなかに、「自在置物」があります。金属製なのに、胴体が滑らかに動く蛇、関節のひとつひとつが本物のように動く昆虫や動物など、驚くほど精緻な美術作品です。伝統的な金属工芸の技術を受けつぐ彫金や鍛金の技法で、スクラッチ・モデルに取り組む高梨廣孝さん。1本のネジから自作するという9分の1サイズのバイクは、ため息がでるほど美しく、いまにも動き出しそうな存在感です。
2023年6月9日
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