日産がインフィニティ ブランドの製品ルネッサンスを象徴するEVコンセプトカー「Vision Qe」と「Vision QXe」を公開。合わせて、新たな旗艦SUV「QX80」と新型クロスオーバークーペ「QX65」の市場投入を予告
日産自動車は2023年10月24日、高級車ブランドのインフィニティ(INFINITI)の今後を示唆するNew Dawnイベントを催し、商品ラインアップを電動化していく一環としてEVコンセプトカーの「Vision Qe」と「Vision QXe」を公開。合わせて、新たなSUVのフラッグシップとなる「QX80」を来年に発売し、さらに今後新型クロスオーバークーペの「QX65」を市場に投入すると発表した。
各モデルの概要を紹介していこう。
まずVision Qeは、インフィニティ初となるEVのデザインの方向性を示したファストバックセダンのEVコンセプトカーで、流麗で低くワイドなフォルムに、デジタルピアノキーライトのライティングや印象的なマシンドフィニッシュのホイールを組み合わせたことがトピック。生産に関しては、米国のキャントン工場で実施する予定だ。
次にVision QXeは、新進のクロスオーバータイプのEVコンセプトカーに位置。実用的なクロスオーバースタイルのボディに、インフィニティの最新デザインと多くの先進技術を採用している。
一方でQX80は、インフィニティの次世代SUVのフラッグシップにポジショニングされるモデル。2023年8月に開催された2023ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで公開した「QXモノグラフコンセプト」と同様に、自信に満ちた動的なスタンスと、壮大で優美なプロポーションを採用する。また、インテリアはラグジュアリーな素材と最先端のテクノロジーを組み合わせ、3列シートのどこに座っても優れた快適性と利便性を提供する特性を実現した。
そしてQX65は、競争の激しい中型クロスオーバーSUVセグメントに投入する新進のクロスオーバークーペモデル。スタイリッシュかつスポーティなSUVクーペのエクステリアに、2列シートを配する快適なキャビン空間を内包している。
なお、インフィニティを担当するホセ・ロマン専務執行役員は、「4台の素晴らしい新型車は、長期ビジョン『Nissan Ambition 2030』の実現に向け、インフィニティをより活性化していくこととなる」とコメント。また、各モデルの詳細に関しては順次公表していくとアナウンスしている。