ロータスの新型電動SUV「エレトレ」が待望の日本デビュー

ロータス初の電動SUVとなる新型エレトレが日本で初公開。グレードはシングルスピードトランスミッションを配するエレトレSとシングルスピード/2スピードトランスミッションを配するエレトレRをラインアップ。車両価格は2332~2585万円に設定

 ロータスカーズ日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイは2023年9月1日、ロータスブランド初の電動SUVモデルとなる「エレトレ(ELETRE)」を日本で発表した。グレードはシングルスピードトランスミッションを配するエレトレSとシングルスピード/2スピードトランスミッションを配するエレトレRをラインアップする。

▲ロータス初の電動SUVとなる新型エレトレが日本において初公開。車種展開はシングルスピードトランスミッションを配するエレトレSとシングルスピード/2スピードトランスミッションを配するエレトレRをラインアップする

▲ロータス初の電動SUVとなる新型エレトレが日本において初公開。車種展開はシングルスピードトランスミッションを配するエレトレSとシングルスピード/2スピードトランスミッションを配するエレトレRをラインアップする

 

車両価格は以下の通り。

エレトレS:2332万円

エレトレR:2585万円

なお、日本向けモデルは2024年1月より生産をスタートし、2024年内にユーザーへの納車を始める予定だという。

▲ロータス・エレトレS 価格:2332万円 全長5103×全幅2135×全高1636mm(20インチホイール装着時1630mm) ホイールベース3019mm 車重2520kg 一充電走行距離(WLTPモード)600km 写真はカーボンパック装着車

▲ロータス・エレトレS 価格:2332万円 全長5103×全幅2135×全高1636mm(20インチホイール装着時1630mm) ホイールベース3019mm 車重2520kg 一充電走行距離(WLTPモード)600km 写真はカーボンパック装着車

 

 改めてエレトレの特徴を紹介していこう。

 エレトレはコードネーム「タイプ132」として開発してきたEセグメントの電動SUVで、本拠地の英国へセルで企画および開発を行い、スウェーデンやドイツなどのエンジニアリングチームとともにテストを実施。そして、中国・武漢の新工場において生産するという、グローバルな体制を構築してブランド初の電動SUVを生み出している。なお、ロータス車の伝統に則って“E”の頭文字で始まる「ELETRE」の車名は東ヨーロッパ言語に由来し、英語では「Coming to Life」を意味。ロータスにとって初めてづくしの新型車であることから、“再生する”“活気づく”という旨趣のネーミングを冠した。

▲ロータス・エレトレR 価格:2585万円 全長5103×全幅2135×全高1636mm ホイールベース3019mm 車重2640kg 一充電走行距離(WLTPモード)490km

▲ロータス・エレトレR 価格:2585万円 全長5103×全幅2135×全高1636mm ホイールベース3019mm 車重2640kg 一充電走行距離(WLTPモード)490km

 

 肝心のパワートレインは、ロータスICCインテリジェントトルクディストリビューション付フルタイム全輪駆動で構成。日本に導入するのは、最高出力450kW/最大トルク710Nmを発生するモーターにシングルスピードトランスミッション、総電力量112kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて、一充電走行距離(WLTPモード)600km、最高速度258km/h、0→100km/h加速4.5秒を実現したエレトレS、そして最高出力675kW/最大トルク985Nmを発生するモーターにシングルスピード/2スピードトランスミッション、総電力量112kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて、一充電走行距離(WLTPモード)490km、最高速度265km/h、0→100km/h加速2.95秒を実現した高性能バージョンのエレトレRを設定する。充電に関しては、いずれも350kWの急速充電で10→80%までを約20分でこなす。一方で機構面に関しては、アジャスタブル回生ブレーキやトルクベクタリングを採用。各システムを統合制御して最適な走りを演じるドライブモードは、エレトレSにRange/Tour/Sport/Individual/Off-Roadという5モードを、エレトレRに前述の5モード+Track with Launchという6モードを設定した。

▲パワートレインには最高出力450kW/最大トルク710Nmを発生するモーターにシングルスピードトランスミッションを組み合わせた仕様と、最高出力675kW/最大トルク985Nmを発生するモーターにシングルスピード/2スピードトランスミッションを組みわせた仕様(写真)を設定。いずれも総電力量112kWhのリチウムイオン電池を組み合わせる

▲パワートレインには最高出力450kW/最大トルク710Nmを発生するモーターにシングルスピードトランスミッションを組み合わせた仕様と、最高出力675kW/最大トルク985Nmを発生するモーターにシングルスピード/2スピードトランスミッションを組みわせた仕様(写真)を設定。いずれも総電力量112kWhのリチウムイオン電池を組み合わせる

▲充電に関しては350kWの急速充電で10→80%までを約20分でこなす

▲充電に関しては350kWの急速充電で10→80%までを約20分でこなす

 

 基本骨格についてはアルミニウム材と高張力鋼板で構築したスケートボード構造のエレクトリックプレミアムアーキテクチャー(Electric Premium Architetcuture=EPA)プラットフォームを採用し、懸架機構には前後ともにアルミ合金製マルチリンク式サスペンションを配する。また、デュアルチャンバー式エアスプリングや連続減衰制御(CDC)ダンパーを組み込んで操縦性と走行安定性を向上。さらに、エレトレRにはロータスダイナミックハンドリングパック(ロータスインテリジェントアンチロールコントロール/アクティブリアホイールステアリング)を装備した。

▲懸架機構は前後ともにアルミ合金製マルチリンク式サスペンションで構成。デュアルチャンバー式エアスプリングや連続減衰制御(CDC)ダンパーを組み込んで操縦性と走行安定性を向上させる

▲懸架機構は前後ともにアルミ合金製マルチリンク式サスペンションで構成。デュアルチャンバー式エアスプリングや連続減衰制御(CDC)ダンパーを組み込んで操縦性と走行安定性を向上させる

 

 デザインに関しては、英国ウォリックシャーに居を構え、一昨年まではジーリー(吉利)デザインUKを名乗って2022年1月に改組した、ロータステクノロジークリエイティブセンター(LTCC)が担当する。エクステリアはキャブフォワードスタンスに3019mmというロングホイールベース、短い前後オーバーハングで構成するフォルムを基調に、新造形のマトリックスLEDヘッドライトやリアLEDライトストリップ、フレームレスのドア、グロスブラックアルミルーフ、ロータスアクティブエアロ(フロントグリル/フローティングスプリットルーフスポイラー/リアスポイラー/LiDARシステム)などを配して、オリジナリティあふれる新進のSUVスタイルを創出。カーボンパック(フロントミッドリップ/リアローワーバンパー/ミラー&カメラハウジング)やエクステンディドカーボンパック(カーボンパック+フードカウル/フロントローワーバンパー/LH/RHアッパーバンパー/フロントリップスポイラー/ディフューザースキッドプレート/ホイールトリムクラッディング/ドアモールディング)も用意する。車両の下、上、周囲の空気の流れを最適化する“ポロシティ(多孔性)”を採用したこともトピックだ。また、足もとにはエレトレSが22インチ10スポークグレーダイヤモンドチューンドアロイホイール+前275/40/後315/35 ピレリP-Zeroタイヤを、エレトレRが22インチ10スポークグロスブラックアロイホイール+前275/40/後315/35 ピレリP-Zero CORSAタイヤを標準で装着。オプションで20インチ、22インチ、23インチの多様なアロイホイールも選択できる。一方、ボディサイズは全長5103×全幅2135×全高1630~1636mmに設定し、グランドクリアランスは187~194mmを確保。ボディカラーはソーラーイエロー、カイムグレー、ナトロンレッド、ギャロウェイグリーン、ステラブラック、ブラッサムグレーという6タイプをラインアップした。

▲新造形のマトリックスLEDヘッドライトおよびLEDデイタイムランニングライトを配備

▲新造形のマトリックスLEDヘッドライトおよびLEDデイタイムランニングライトを配備

▲グロスブラックアルミルーフやフローティングスプリットルーフスポイラー、リアLEDライトストリップを採用

▲グロスブラックアルミルーフやフローティングスプリットルーフスポイラー、リアLEDライトストリップを採用

▲アロイホイールは20インチ、22インチ、23インチの多様なタイプが選択可。写真上は22インチ10スポークグレーダイヤモンドチューンドアロイホイールで、同下は22インチ5スポークグレーダイヤモンドチューンドアロイホイール+カーボンファイバーインサート入り

▲アロイホイールは20インチ、22インチ、23インチの多様なタイプが選択可。写真上は22インチ10スポークグレーダイヤモンドチューンドアロイホイールで、同下は22インチ5スポークグレーダイヤモンドチューンドアロイホイール+カーボンファイバーインサート入り

▲ボディカラーはソーラーイエロー、カイムグレー、ナトロンレッド、ギャロウェイグリーン、ステラブラック、ブラッサムグレーという6タイプをラインアップ

▲ボディカラーはソーラーイエロー、カイムグレー、ナトロンレッド、ギャロウェイグリーン、ステラブラック、ブラッサムグレーという6タイプをラインアップ

 

 インテリアについては、水平基調のインパネに高度な“デジタルコックピット”キャビン、100%リサイクル素材およびリサイクル可能な新しい人工繊維のマテリアルなどを採用したことが訴求点。左右非対称型のセンターコンソールや、リアスポイラーの形状をモチーフとしたダッシュボード上部のアレンジも印象的だ。また、運転席と助手席の前方にはスリムな12.6インチOLEDディスプレイを、運転席の前部ガラスにはセミARのヘッドアップディスプレイを、センター部にはタッチ式の15.1インチOLEDディスプレイを配して、視認性と使い勝手を向上。機能装備として、ワイヤレス Apple CarPlay/Android AutoやKEFリファレンスオーディオも組み込む。内装の仕様としては、エレトレSにマグネタイトインテリアを、エレトレRにクオーツインテリアを標準で採用し、オプションとしてルビーインテリアやジャスパーインテリア、ゴールドインテリア、マラカイトインテリアなどを設定した。一方、シートレイアウトは後席3名乗車の5名乗りを標準で、後席2名乗車の4名乗り「エグゼクティブシートパック」をオプションで用意。シート表皮にはナッパレザーを張り、前席には12ウェイ電動調整機構やヒーター機構を、後席には電動調整アングル機構や40/20/40分割可倒機構を配備する。リアのラゲッジ容量は5名乗り仕様で688リットル(後席格納時で最大1532リットル)、4名乗り仕様で611リットルを確保。フロントにも容量46リットルのラゲッジコンパートメントを設定した。

▲高度な“デジタルコックピット”キャビンを採用。内装材には100%リサイクル素材およびリサイクル可能な新しい人工繊維のマテリアルを多用する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲高度な“デジタルコックピット”キャビンを採用。内装材には100%リサイクル素材およびリサイクル可能な新しい人工繊維のマテリアルを多用する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲運転席の前方にはスリムな12.6インチOLEDディスプレイを装備

▲運転席の前方にはスリムな12.6インチOLEDディスプレイを装備

▲センター部にはタッチ式の15.1インチOLEDディスプレイを配備

▲センター部にはタッチ式の15.1インチOLEDディスプレイを配備

▲前席には12ウェイ電動調整機構やヒーター機構を内蔵。表皮はナッパレザー。写真はルビーインテリア仕様

▲前席には12ウェイ電動調整機構やヒーター機構を内蔵。表皮はナッパレザー。写真はルビーインテリア仕様

▲シートレイアウトは後席3名乗車の5名乗り(写真・上、マグネタイトインテリア仕様)を標準で、後席2名乗車の4名乗り「エグゼクティブシートパック」(同・下、ジャスパーインテリア仕様)をオプションで用意。4名乗りの後席中央にはシート調整などの機能も組み込んだディスプレイを配備する

▲シートレイアウトは後席3名乗車の5名乗り(写真・上、マグネタイトインテリア仕様)を標準で、後席2名乗車の4名乗り「エグゼクティブシートパック」(同・下、ジャスパーインテリア仕様)をオプションで用意。4名乗りの後席中央にはシート調整などの機能も組み込んだディスプレイを配備する

▲リアのラゲッジ容量は5名乗り仕様で688リットル(後席格納時で最大1532リットル)、4名乗り仕様で611リットルを確保

▲リアのラゲッジ容量は5名乗り仕様で688リットル(後席格納時で最大1532リットル)、4名乗り仕様で611リットルを確保

 

 先進安全運転支援機構の拡充を図った点も見逃せない。システムとして、世界初となる4つの展開式ライダー、6つのレーダー、7つの8MP HDカメラ、12の超音波センサーを含む計34のセンサーを配備したうえで、2つのNVIDIA Orin-Xチップを搭載した500TOPSの演算能力を持つユニットを採用。機能としては、アダプティブクルーズコントロールやドライバーモニタリングシステム、リア衝突ウォーニング、交通標識認識機能、フロント&リアクロストラフィックアラート、レーンキープアシスト、ブラインドスポット検出、パークアシスト(フロント&リア)、ビジュアルパークアシスト、Lotusインテリジェントダイナミックシャシーコントロールなどを設定している。

▲先進安全運転支援機構も充実。システムとして世界初となる4つの展開式ライダー、6つのレーダー、7つの8MP HDカメラ、12の超音波センサーを含む計34のセンサーを配備する

▲先進安全運転支援機構も充実。システムとして世界初となる4つの展開式ライダー、6つのレーダー、7つの8MP HDカメラ、12の超音波センサーを含む計34のセンサーを配備する

 

 

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