フォルクスワーゲン・ゴルフのハイパフォーマンスモデル「R」が待望の日本上陸

フォルクスワーゲンがゴルフ/ゴルフ・ヴァリアントに320ps/420Nmを発生する高性能バージョンの2.0TSIエンジンを搭載したゴルフR/ゴルフRヴァリアントを日本で発売。車両価格は639万8000円~652万5000円に設定

 フォルクスワーゲン ジャパンは2022年10月4日、人気ハッチバック&ワゴンのゴルフ/ゴルフ・ヴァリアントにシリーズの旗艦モデルで高性能バージョンの「ゴルフR」および「ゴルフRヴァリアント」をラインアップし、同日より発売した。

▲フォルクスワーゲン・ゴルフR 価格:7DSG639万8000円 全長4295×全幅1790×全高1460mm ホイールベース2620mm 車重1540kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.3km/リットル 写真のボディカラーはラピスブルーメタリック

▲フォルクスワーゲン・ゴルフR 価格:7DSG639万8000円 全長4295×全幅1790×全高1460mm ホイールベース2620mm 車重1540kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.3km/リットル 写真のボディカラーはラピスブルーメタリック

 

車両価格は以下の通り。

ゴルフR:639万8000円

ゴルフRヴァリアント:652万5000円

▲フォルクスワーゲン・ゴルフRヴァリアント 価格:7DSG652万5000円 全長4650×全幅1790×全高1465mm ホイールベース2670mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.2m/リットル 写真のボディカラーはピュアホワイト

▲フォルクスワーゲン・ゴルフRヴァリアント 価格:7DSG652万5000円 全長4650×全幅1790×全高1465mm ホイールベース2670mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.2m/リットル 写真のボディカラーはピュアホワイト

 

 新設定のRモデルは、パワーユニットに改良版の“2.0TSI”1984cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボエンジンを搭載。排出ガスのクリーン化や燃料消費率の向上を果たしたうえで、ターボチャージャーに送り込む水冷式の排気ガス経路をシリンダーヘッドと一体化するなどエンジン特性の高性能化を図り、先代のRに比べて10ps/20Nmアップの最高出力320ps/5350~6500rpm、最大トルク420Nm/2100~5350rpmと、ゴルフ史上最もパワフルな性能を実現する。トランスミッションには専用セッティングの7速DSGを組み合わせ、駆動機構には車速、エンジン出力、ステアリング角度、横加速度、ヨーレートなどの情報をもとに2つのマルチプレートクラッチが後輪左右のトルク配分を最適にコントロールしてトルクを可変的に配分するRパフォーマンストルクベクタリングを配した進化版の4MOTIONシステムを採用。また、足回りには電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”とアダプティブシャシーコントロール“DCC”(オプション)を統合制御するだけではなく、4MOTIONと高度に連携したビークルダイナミクスマネージャーを、操舵機構には最新世代のプログレッシブステアリングを組み込んだ。さらに、ドライビングプロファイル機能には通常のコンフォート/スポーツ/カスタムに加えて、R専用のレースモードを追加している。

▲パワーユニットには改良版の“2.0TSI”1984cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボエンジンを搭載。最高出力は320ps/5350~6500rpm、最大トルクは420Nm/2100~5350rpmを発生する

▲パワーユニットには改良版の“2.0TSI”1984cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボエンジンを搭載。最高出力は320ps/5350~6500rpm、最大トルクは420Nm/2100~5350rpmを発生する

▲車速、エンジン出力、ステアリング角度、横加速度、ヨーレートなどの情報をもとに2つのマルチプレートクラッチが後輪左右のトルク配分を最適にコントロールしてトルクを可変的に配分するRパフォーマンストルクベクタリングを配備

▲車速、エンジン出力、ステアリング角度、横加速度、ヨーレートなどの情報をもとに2つのマルチプレートクラッチが後輪左右のトルク配分を最適にコントロールしてトルクを可変的に配分するRパフォーマンストルクベクタリングを配備

▲電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”とアダプティブシャシーコントロール“DCC”を統合制御するのみではなく、4MOTIONと高度に連携したビークルダイナミクスマネージャーを採用

▲電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”とアダプティブシャシーコントロール“DCC”を統合制御するのみではなく、4MOTIONと高度に連携したビークルダイナミクスマネージャーを採用

▲ドライビングプロファイル機能には通常のコンフォート/スポーツ/カスタムに加えて、R専用のレースモードを追加

▲ドライビングプロファイル機能には通常のコンフォート/スポーツ/カスタムに加えて、R専用のレースモードを追加

▲ステアリングに配したRボタンを押すことで、瞬時にレースモードに切り替わる

▲ステアリングに配したRボタンを押すことで、瞬時にレースモードに切り替わる

 

 前マクファーソンストラット式/後4リンク式で構成する懸架機構は、ノーマルモデルより車高を15mm低くして、ワイド&ローのスタンスを構築。合わせてスプリングレートとスタビライザーレートを先代から約10%高め、同時にフロントアクスルを約3kg軽量化するなど、緻密かつ入念なセットアップを施したR専用スポーツサスペンションを組み込む。一方、制動機構には先代から1インチ拡大してより強力なストッピングパワーと正確な制御を実現した18インチブレーキシステムを採用。ブレーキポッドなどにアルミニウム材を使用して約600gの軽量化を図り、合わせて専用のRロゴ入りブルーブレーキキャリパーを配したことも、新制動システムの特徴だ。シューズに関しては7.5J×18・5スポークアルミホイール+225/40R18タイヤを標準で装着し、オプションで8J×19・5ダブルスポークアルミホイール+235/35R19タイヤを用意している。

▲スプリングレートとスタビライザーレートを先代から約10%高め、同時にフロントアクスルを約3kg軽量化するなど、緻密かつ入念なセットアップを施したR専用スポーツサスペンションを装備

▲スプリングレートとスタビライザーレートを先代から約10%高め、同時にフロントアクスルを約3kg軽量化するなど、緻密かつ入念なセットアップを施したR専用スポーツサスペンションを装備

▲シューズには7.5J×18・5スポークアルミホイール+225/40R18タイヤを標準で装着

▲シューズには7.5J×18・5スポークアルミホイール+225/40R18タイヤを標準で装着

▲オプションとして8J×19・5ダブルスポークアルミホイール+235/35R19タイヤを設定

▲オプションとして8J×19・5ダブルスポークアルミホイール+235/35R19タイヤを設定

 

 エクステリアに関しては、R専用のアレンジを随所に採用する。フロントグリルや前後バンパーはシャープな造形でアレンジし、グリルとリアゲートには印象的な“R”ロゴを配備。サイドシルはボディ同色で仕立てる。また、ライト類にはLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”とLEDリアコンビネーションランプ(ダイナミックターンインジケーター付)を装着。さらに、ルーフ後端に配したスポイラーやグロスブラックのディフューザーおよびそこから左右から突き出たクローム仕上げのデュアルツインエキゾーストパイプなどを装備して、スポーティかつ印象的な後ろ姿を創出した。ボディカラーはラピスブルーメタリック(オプション)、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクトという全3色をラインアップしている。

▲フロントグリルやバンパーはシャープな造形でアレンジし、グリルには印象的な“R”ロゴを配備。ヘッドライトにはLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”を採用する

▲フロントグリルやバンパーはシャープな造形でアレンジし、グリルには印象的な“R”ロゴを配備。ヘッドライトにはLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”を採用する

▲ルーフ後端に配したスポイラーやグロスブラックのディフューザーおよびそこから左右から突き出たクローム仕上げのデュアルツインエキゾーストパイプなどを装備して、スポーティかつ印象的な後ろ姿を演出

▲ルーフ後端に配したスポイラーやグロスブラックのディフューザーおよびそこから左右から突き出たクローム仕上げのデュアルツインエキゾーストパイプなどを装備して、スポーティかつ印象的な後ろ姿を演出

 

 内包するインテリアは、カーボン調のデコラティブパネルやR専用レザーマルチファンクションステアリングホイール、アルミ調ペダルクラスター(アクセル/ブレーキ)、シルバー仕上げのエンジンスタート/ストップボタン、鮮やかなブルーの“R”ロゴをあしらったファブリック&マイクロフリース表皮のR専用ヘッドレスト一体型トップスポーツシートなどを標準で装備。また、タコメーターを中央に配置したR専用グラフィックの10.25インチTFT液晶ディスプレイを採用するデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”や、フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、モバイルオンラインサービス“We Connect Plus”、スマートフォンワイヤレスチャージングといった先進機構を組み込んでいる。

▲内装にはカーボン調のデコラティブパネルやR専用レザーマルチファンクションステアリングホイールを標準装備

▲内装にはカーボン調のデコラティブパネルやR専用レザーマルチファンクションステアリングホイールを標準装備

▲タコメーターを中央に配置したR専用グラフィックの10.25インチTFT液晶ディスプレイを採用するデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を配備

▲タコメーターを中央に配置したR専用グラフィックの10.25インチTFT液晶ディスプレイを採用するデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を配備

▲フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”を標準で採用

▲フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”を標準で採用

▲鮮やかなブルーの“R”ロゴをあしらったファブリック&マイクロフリース表皮のR専用ヘッドレスト一体型トップスポーツシートを装着

▲鮮やかなブルーの“R”ロゴをあしらったファブリック&マイクロフリース表皮のR専用ヘッドレスト一体型トップスポーツシートを装着

▲ゴルフRおよびゴルフRヴァリアントの追加により、ゴルフ・シリーズは全15グレードの展開となる

▲ゴルフRおよびゴルフRヴァリアントの追加により、ゴルフ・シリーズは全15グレードの展開となる

 

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