ダイハツ・タントがマイナーチェンジ。アウトドア志向の新シリーズ「ファンクロス」を追加設定

ダイハツが軽スーパーハイトワゴンのタントを商品改良。楽しさとアクティブさを表現した新シリーズの「ファンクロス」を新規にラインアップ。カスタム・シリーズはより上質で迫力のあるスタイルに進化

 ダイハツは2022年10月3日、軽スーパーハイトワゴンのタントを商品改良し、同日より発売した。

▲ダイハツ・タント・ファンクロスターボ(2WD) 価格:CVT180万9500円 全長3395×全幅1475×全高1785mm ホイールベース2460mm 車重940kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費20.6km/リットル 写真のボディカラーはブラックマイカメタリック×サンドベーシュメタリック

▲ダイハツ・タント・ファンクロスターボ(2WD) 価格:CVT180万9500円 全長3395×全幅1475×全高1785mm ホイールベース2460mm 車重940kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費20.6km/リットル 写真のボディカラーはブラックマイカメタリック×サンドベーシュメタリック

▲ダイハツ・タント・ファンクロス (2WD) 価格:CVT172万1500円 全長3395×全幅1475×全高1785mm ホイールベース2460mm 車重920kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.9km/リットル 写真のボディカラーはブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリック

▲ダイハツ・タント・ファンクロス (2WD) 価格:CVT172万1500円 全長3395×全幅1475×全高1785mm ホイールベース2460mm 車重920kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.9km/リットル 写真のボディカラーはブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリック

 

車種展開は以下の通り。

■タント

L:2WD138万6000円/4WD151万2500円

X:2WD154万円/4WD166万1000円

Xターボ:2WD165万円/4WD177万1000円

■タント カスタム

カスタムX:2WD178万2000円/4WD190万3000円

カスタムRS:2WD187万円/4WD199万1000円

■タント ファンクロス

ファンクロス:2WD172万1500円/4WD184万2500円

ファンクロスターボ:2WD180万9500円/4WD193万500円

▲ダイハツ・タント・カスタムRS (2WD) 価格:CVT187万円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重930kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.2km/リットル 写真のボディカラーはクールバイオレットクリスタルシャイン

▲ダイハツ・タント・カスタムRS (2WD) 価格:CVT187万円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重930kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.2km/リットル 写真のボディカラーはクールバイオレットクリスタルシャイン

▲ダイハツ・タント・カスタムX(2WD) 価格:CVT178万2000円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重920kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.9km/リットル 写真のボディカラーはクロムグレーメタリック

▲ダイハツ・タント・カスタムX(2WD) 価格:CVT178万2000円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重920kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.9km/リットル 写真のボディカラーはクロムグレーメタリック

▲ダイハツ・タント・Xターボ(2WD) 価格:CVT165万円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重920kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.2km/リットル 写真のボディカラーはホワイト×アイスグリーン

▲ダイハツ・タント・Xターボ(2WD) 価格:CVT165万円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重920kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.2km/リットル 写真のボディカラーはホワイト×アイスグリーン

▲ダイハツ・タント・X (2WD) 価格:CVT154万円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重910kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費22.7km/リットル 写真のボディカラーはサンドベージュメタリック

▲ダイハツ・タント・X (2WD) 価格:CVT154万円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重910kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費22.7km/リットル 写真のボディカラーはサンドベージュメタリック

▲ダイハツ・タント・L(2WD) 価格:CVT138万6000円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重880kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費22.7km/リットル 写真のボディカラーはレーザーブルークリスタルシャイン

▲ダイハツ・タント・L(2WD) 価格:CVT138万6000円 全長3395×全幅1475×全高1755mm ホイールベース2460mm 車重880kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費22.7km/リットル 写真のボディカラーはレーザーブルークリスタルシャイン

 

 今回の改良では、楽しさとアクティブさを表現したアウトドア志向の新シリーズ「ファンクロス(FUN CROSS)」を追加設定したほか、カスタム・シリーズのフロントフェイスの刷新や全シリーズでの機能装備の拡充、新ボディカラーの追加、燃費性能の向上などを果たしたことが特徴である。

▲ファンクロスはブラック基調の専用フロントグリルやアウトドア志向ウォッチのカバーのような造形のバンパーガーニッシュ、力強い造形のヘッドライトなどを専用装備

▲ファンクロスはブラック基調の専用フロントグリルやアウトドア志向ウォッチのカバーのような造形のバンパーガーニッシュ、力強い造形のヘッドライトなどを専用装備

▲シルバー塗装のアンダーガーニッシュや幅広のサイドモール、レジャーシーンで活躍するルーフレール、専用デザインのアルミホイールなどを採用してアクティブなスタイリングを創出

▲シルバー塗装のアンダーガーニッシュや幅広のサイドモール、レジャーシーンで活躍するルーフレール、専用デザインのアルミホイールなどを採用してアクティブなスタイリングを創出

 

 まずは新シリーズのファンクロスから解説していこう。

 拡大するアクティブ系スーパーハイトワゴン市場に向けて、日常を越えて、楽しい時間を過ごせるアクティブなクルマとして開発したファンクロスは、ターボエンジン搭載車のファンクロスターボと、自然吸気エンジンを搭載するファンクロスでシリーズを展開する。エクステリアはブラック基調の専用フロントグリルや、アウトドア志向ウォッチのカバーのような造形の前後バンパーガーニッシュ、力強い造形のヘッドライト、シルバー塗装の前後アンダーガーニッシュ、幅広のサイドモール、レジャーシーンで活躍するルーフレール、6本の太スポークまたは8本の細スポークでアレンジしたアルミホイールなどを採用して、自然の風景によく馴染む、アクティブなスタイリングを創出。既存モデルと同様、Bピラーを省いた大開口のミラクルオープンドアも採用する。ボディカラーはモノトーンのサンドベージュメタリック/レイクブルーメタリック/コンパーノレッド/シャイニングホワイトパール/クロムグレーメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/ブラックマイカメタリック/フォレストカーキメタリックの8色、2トーンのブラックマイカメタリック×サンドベージュメタリック/ブラックマイカメタリック×レイクブルーメタリック/ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド/ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール/ブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリックの5タイプを設定した。

▲ボディカラーはモノトーンを8色、2トーンを5タイプ設定

▲ボディカラーはモノトーンを8色、2トーンを5タイプ設定

 

 インテリアに関しては、オレンジ系のアクセントパネルや専用デザインのシート表皮などを配備して遊び心あふれる室内空間を演出。また、シート表皮に撥水加工、後席シートバックに防水加工を施したうえで、上下2段調節式デッキボードやデッキサイド右側/天井ラゲッジルームランプ、後席右側USBソケット(1口)などを採用し、機能性を大きく向上させる。デッキボードは取り外しができ、テーブルとして使うことも可能だ。

▲オレンジ系のアクセントパネルや専用デザインのシート表皮などを配して遊び心あふれる室内空間を創出する

▲オレンジ系のアクセントパネルや専用デザインのシート表皮などを配して遊び心あふれる室内空間を創出する

▲シート表皮に撥水加工を施す

▲シート表皮に撥水加工を施す

▲後席シートバックには防水加工を施す

▲後席シートバックには防水加工を施す

▲デッキサイド右側および天井にラゲッジルームランプを装備

▲デッキサイド右側および天井にラゲッジルームランプを装備

▲後席右側にUSBソケットを1口配する

▲後席右側にUSBソケットを1口配する

 

 デザインの変更を図ったカスタム・シリーズに話を移そう。

 最大のトピックはフロントマスクの刷新で、シャープな造形のヘッドライトと一体感を持たせた横長のグリルに、横桟を組み込んだブラックの台形大型インテークをメッキ枠で囲ったバンパー、三角形の樹脂の中にフォグランプを配したサイド部などを採用して、立体感とワイド感を強調したアグレッシブな顔つきに仕立てる。リアセクションでは、バンパーのサイド部のアレンジなどを変更した。ボディカラーはモノトーンで新色のクロムグレーメタリックとクールバイオレットクリスタルシャインのほか、シャイニングホワイトパール/ブラックマイカメタリック/ターコイズブルーマイカメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/ファイアークォーツレッドメタリックの計7色、2トーンのブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール/ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリックの2タイプをラインアップ。グレードはターボエンジン搭載車のカスタムRSと、自然吸気エンジンを搭載するカスタムXを設定した。

▲タント・カスタム・シリーズはフロントマスクを刷新。押し出し感を強めたアグレッシブな顔つきを演出する。写真はカスタムRS

▲タント・カスタム・シリーズはフロントマスクを刷新。押し出し感を強めたアグレッシブな顔つきを演出する。写真はカスタムRS

 

 インテリアについては、ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色し、さらにレザー面積を増やしたファブリック×ソフトレザー調のシート表皮やメッキ加飾などを採用して、シャープかつ緻密な印象のキャビン空間を演出。ファンクロスと同じく、ラゲッジルームには上下2段調節式デッキボードを配備し、さらにラゲッジ側からも後席のシートスライドが可能なレバーを新設する。従来モデルと同様、Bピラーを省いた大開口のミラクルオープンドアも採用した。

▲ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色

▲ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色

▲レザー面積を増やしたファブリック×ソフトレザー調のシート表皮を採用

▲レザー面積を増やしたファブリック×ソフトレザー調のシート表皮を採用

▲ラゲッジフロアに上下2段調節式デッキボードを配備

▲ラゲッジフロアに上下2段調節式デッキボードを配備

▲デッキボードは取り外しができ、テーブルとして使うことが可能

▲デッキボードは取り外しができ、テーブルとして使うことが可能

▲ラゲッジ側からも後席のシートスライドが可能なレバーを新設

▲ラゲッジ側からも後席のシートスライドが可能なレバーを新設

 

 標準モデルのタントに関しては、従来と同じくターボエンジン搭載車のXターボと、自然吸気エンジンを搭載するXおよびLグレードを設定。ボディカラーはモノトーンの新色のサンドベージュメタリックのほか、アイスグリーン/シャイニングホワイトパール/ホワイト/ブラックマイカメタリック/ブライトシルバーメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/ファイアークォーツレッドメタリック/プラムブラウンクリスタルマイカの計9色、2トーンの新色のホワイト×アイスグリーンとホワイト×サンドベージュメタリックの2タイプを用意する。一方でインテリアは、内装パーツの一部デザインなどを変更。また、全シリーズでディスプレイオーディオや高精細化した9インチHDディスプレイ、ワイヤレス接続対応のApple CarPlay、HDMIソケットを設定した。

▲標準モデルのタントはボディカラーにモノトーンの新色のサンドベージュメタリック、2トーンの新色のホワイト×アイスグリーンとホワイト×サンドベージュメタリック(写真)を追加

▲標準モデルのタントはボディカラーにモノトーンの新色のサンドベージュメタリック、2トーンの新色のホワイト×アイスグリーンとホワイト×サンドベージュメタリック(写真)を追加

▲全シリーズにディスプレイオーディオや高精細化した9インチHDディスプレイを設定

▲全シリーズにディスプレイオーディオや高精細化した9インチHDディスプレイを設定

 

 パワートレインは基本的に従来と共通で、KF型658cc直列3気筒DOHC12Vの自然吸気(最高出力52ps/6900rpm、最大トルク6.1kg・m/3600rpm)とインタークーラー付ターボ(最高出力64ps/6400rpm、最大トルク10.2kg・m/3600rpm)の2機種を設定するが、エンジン制御の最適化などにより燃費性能をアップ。自然吸気の2WD(X/Lグレード)ではWLTCモードで従来比1.7km/リットル向上の22.7km/リットル、ターボの2WD(カスタムRS/Xターボグレード)ではWLTCモードで従来比1.2km/リットル向上の21.2km/リットルを実現している。

▲エンジン制御の最適化により燃費性能を向上させる

▲エンジン制御の最適化により燃費性能を向上させる

 

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