GMがキャデラックの最高級EVセダン「セレスティック」のショーカーを披露

これが近未来キャデラックのラグジュアリーセダンの姿! 最新デザインとテクノロジーをハンドクラフトで具現化したフラッグシップセダンのコンセプトモデル「セレスティック」が公開

 米国GMは2022年7月22日(現地時間)、キャデラックブランドの最高級EVセダン「セレスティック(CELESTIQ)」のショーモデルを発表した。

▲キャデラックの近未来ラグジュアリーEVセダンのコンセプトモデルである「セレスティック」ショーカーが公開

▲キャデラックの近未来ラグジュアリーEVセダンのコンセプトモデルである「セレスティック」ショーカーが公開

 

 近未来におけるキャデラックのラグジュアリーEVの方向性を示すセレスティックのコンセプトモデルは、全電動化を果たすためのテクノロジーとともに、キャデラックブランドの120年の伝統からインスピレーションを受けたデザインや、カスタムメイドのクラフトマンシップを存分に取り入れたことが特徴である。

▲全電動化を果たすためのテクノロジーとともに、キャデラックブランドの120年の伝統からインスピレーションを受けたデザインを採用

▲全電動化を果たすためのテクノロジーとともに、キャデラックブランドの120年の伝統からインスピレーションを受けたデザインを採用

 

 まずデザイン面では、V型16気筒エンジンを搭載する戦前の特注セダンや、1957年に製造されたハンドメイドのコンセプトカーのエルドラド・ブロアムなど、初期のキャデラックセダンを特徴づけた職人たちの技術やカスタマイズを重視。さらに、名建築家のエーロ・サーリネンによるミッドセンチュリーの建築をはじめとするアイコニックなアメリカンデザインなどからもインスピレーションを得て、瀟洒で存在感あふれる最高級の先進セダンスタイルを具現化した。

▲照明点灯時にはフロントグリルに配したキャデラック・エンブレムが鮮やかに光る

▲照明点灯時にはフロントグリルに配したキャデラック・エンブレムが鮮やかに光る

 

 機構面については、「アルティウム(Ultium)」プラットフォームをベースとするEVアーキテクチャーを採用。ワイヤレスバッテリー管理システムによりバッテリーモジュールを分配配置し、キャビンの広さと静粛性を最適化する。また、進化したハンズフリー運転支援技術のウルトラクルーズを組み込み、自律走行モビリティとしての先進性を高めた。

▲アルティウム(Ultium)プラットフォームをベースとする最新のEVアーキテクチャーを採用

▲アルティウム(Ultium)プラットフォームをベースとする最新のEVアーキテクチャーを採用

 

 インテリアに関しては、キャデラックの近未来へのビジョンを表現した技術やエンターテインメント性、そしてサステイナブルな素材を内包したことがトピック。キャビンは後席にセパレートシートを配した4名掛けのレイアウトで構成し、装備面として対角55インチのLEDディスプレイを含む5つの高解像度LEDインタラクティブディスプレイのほか、座席位置に合わせた4つのゾーンで別々に明るさが変えられるSPD(Suspended Particle Device/浮遊粒子デバイス)技術を内蔵した可変透過型のスマートガラスルーフなどを採用する。鮮やかなレッドのカラーリングで内装全体を華やかに仕立てことも、キャデラックならではの演出だ。

▲インテリアにはキャデラックの近未来へのビジョンを表現した技術やエンターテインメント性、そしてサステイナブルな素材を導入。インパネに対角55インチのLEDディスプレイを装備

▲インテリアにはキャデラックの近未来へのビジョンを表現した技術やエンターテインメント性、そしてサステイナブルな素材を導入。インパネに対角55インチのLEDディスプレイを装備

▲後席にセパレートシートを配した4名掛けのキャビンレイアウトで構成

▲後席にセパレートシートを配した4名掛けのキャビンレイアウトで構成

▲前席シートバックに後席乗員用のLEDディスプレイを配備

▲前席シートバックに後席乗員用のLEDディスプレイを配備

▲鮮やかなレッドのカラーリングで内装全体を華やかに仕立てる

▲鮮やかなレッドのカラーリングで内装全体を華やかに仕立てる

 

 なお、GMはセレスティックのプロダクションモデルを後日発表すると予告。また、前述のエーロ・サーリネンが設計を担い1956年に設立されたグローバル・テクニカル・センターにおいてセレスティックを生産し、そのために8100万ドル(約110億8000万円)の投資を行うと発表している。

 

 

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